英祖王は瞬天王統三代目義本王より
1259年王位を禅譲受け
初代英祖王、二代大成、三代英慈、四代玉城、五代西威と
五代で90年続いた王統は1349年に滅びた
英祖王統は琉球の正史である
羽地朝秀著書中山世鑑 1650年
蔡鐸、蔡温親子の中山世譜1697~1724年に編纂
球陽(琉球国編年史)は鄭乗哲が1743~1876年に編纂
などに記されている
英祖王が実在したか、どうかについて
歴史家の間でも意見が異なっている
否定的に述べる懐疑派は琉球の歴史書は
不明な点が多く史実として適否出来ないと
また歴史書は時の政治的背景に影響受け
都合よく書かれたものであるから史実とは言えない
これに対して実在派は、英祖王は琉球最古の
「おもろさうし」(1531~1623年の間に編纂された)に謡われ
彼が造ったと伝えられている「浦添ようどれ」が現存している
また仏教の導入、寺の建築などあることから
実在性を全く否定する事は出来ないとしている