察度、誕生の次第はこうであった
母親は羽衣伝説の天女で
父親は奥間大親との間に誕生したと伝えられている
羽衣伝説
それに類似するストーリは世界各地域に存在する
日本にも数えきれないほどあり
近江型と言われる昇天型と
丹後型(難題型)に大きく分ける事が出来る
察度は近江型(昇天型)である
琉球にも、奄美群島から本島先島諸島に
十一以上在ると言われている
察度の誕生は現在の宜野湾市真志喜森川にある
森川公園内に、ムイヌカー(森の川)と呼ばれる
透明度の高い水が湧き出る、このカー(泉)で
沐浴していた天女と奥間大親と出会い一男一女が誕生した
この男の子が後に察度と名付けられた
ムイヌカーは現在御願所となっている
近くには西森御嶽があり公園一帯は神聖な場所と成っている
成人になった察度は当時隆盛を誇っていた
勝連按司(地方の領主)の娘を妻に娶った
この結婚により察度は大きな転機となる