長春の冬も今年で4度目です。
今年は暖冬かなと思っていたら、1月中旬頃から一気に気温が下がりました。
街の小さなスーパーでは、冷凍の魚を軒先で売ってます。
外に置いておけば、絶対に解凍されることがないので。。
普段は薄暗い大通りも春節に向けてイルミネーションが灯り始めました。
暦の上ではもう立春。これから徐々に気温が上がっていくと思われます。
中国の寒い地域では、床暖房が一般的です。
床暖房といっても都市部では個別の家庭で暖房するわけではなく、
発電所やボイラー施設で沸かしたお湯が流れています。
長春では、だいたい10月末ぐらいから4月頃まで暖房供給されます。
詳細は分かりませんが、住宅用は一冬で1平米27元ぐらいの料金らしいです。
各家にこんな感じでお湯の元栓が付いています。
上の段は流入、下の段は排出です。
この状態でバルブが開いています。
温度の微調整はできないので、もし、暑ければ窓を開けるかバルブを閉めるしかありません。
本当にお湯が流れているか確認するには、空気抜きの弁を少し開いてみます。
空気と水が吹き出てきたら問題なしです。
ここから細い管を通して、各部屋へお湯を循環させます。
細い管にもそれぞれ開閉用のバルブが付いています。
暖房の温度は、家からボイラーまでの距離、管の太さ、
家の中を通る配管の数や長さなどによってずいぶんと変わります。
長春市が保証している最低温度は、平均室温18度(どんな状態でか分かりません)で、
16度を下回る場合は改善要求を受け付けるらしいです。
昨年まで住んでいた郊外のアパートは、断熱が悪かったせいもあり、
室温が15度しかなくてとても寒かったのですが、いまのアパートではこうなりました。
どん!
30度って。。
さすがにこれはちょっと。Tシャツ1枚でも汗かくし。。湿度も30%。
外気温も郊外と街中では、やはり少し差があることも分かりました。
郊外の浄月だと、天気予報通りの気温になりますが、
今住んでいる場所だと3度から5度ぐらい高い感じです。
それでもマイナス20度以下の日も。。
室温は、時々28度ぐらいまで下がってほっとするのですが、
逆に32度ぐらいまで上がるときもあります。
室温30度で外気温がマイナス20度の場合、温度差が50度。。
体に負担がかかってるんだろうなぁ。
以前住んでいたアパートも含め、多くの古い(築10年も経ってないけど)アパートは、
昨年の夏に政府負担で外壁の改修工事を行いました。
おそらく、 平均温度が18度に満たない建物だったのかと思います。
もし、長春でアパートを探す必要があるなら、冬に部屋を選ぶことをお勧めします。
だって、年の約半分は暖房期間ですから。。