滄浪亭は、蘇州四大名園の中で最も古く造られた庭園です。
諸説ありますが、宋代に造られたと言われています。
2000年に世界遺産に登録されました。
今、周辺は地下鉄工事でうるさいし、埃だらけ。。
ちょっと行きにくくなっていますが、庭園前のお堀端や中はとても静かです。
滄浪亭といえば竹林。
多くの種類の竹があちこちに植えられています。
ここに行くのは、夏がいいと思っています。
庭園の中は、外と比べて気温が低いのが体感できます。
特に竹林の中は、少し風が吹くだけでとても心地良いです。
滄浪亭は、小山の上にあって、いろんな角度から見ることができます。
もちろん中にも入れます。
ここに座っておしゃべりしたり、庭を眺める人が多いです。
庭園の見どころのひとつが回廊です。
回廊の漏窓や門窓には、いろいろな形が施されています。
漏窓の形は全部でいったいいくつぐらいあるのか。
見ていて飽きません。
庭園の壁の外側にも回廊があるのも特徴です。
外側からも庭園を楽しめるのは、滄浪亭だけだと思います。
もちろん、蘇州の古典園林ならではの庭や太湖石や、
明道堂や清香館などの、江南建築も楽しめます。
(看山楼は工事中のようでした)
明道堂は文人たちが講義を行う場所だったそうです。
庭園の中は涼しいですが、それでも暑さに耐えれなければ、
隣の顔文梁記念館に避難しましょう。
顔文梁は、蘇州の著名な画家で、記念館には絵画などが展示されています。
人も少ないし、エアコンが効いているので一休みするにはちょうどいいです。
最近、人が少ない日や時間帯を狙って、久しぶりに蘇州の有名な園林も覗きに行ってます。
以前、中国語が全く分からなかった時や、蘇州についてあまり知らなかった時とは、
また見え方が違う気がします。