花筏(はないかだ)は学士街にあります。
たまたま通りかかった時、店構えに惹かれて入ってみました。
店員さん(オーナー?)も絵にかいたような居酒屋の大将風。
物腰がとても柔らかい接客でした。
2人でやっているそうです。
とても小さなお店ですが、この雰囲気は日本で見かけるような居酒屋風。
表の提灯に偽りはなく、本当に炭を使って焼いてます。
カウンターの他に、店の奥に2畳ほどの座敷というより小上がりがあって、
そこには6人ぐらい、つめれば8人ぐらいは座れるかも。
この店でとても気に入ったのが手書きメニューの数々。
ちょっとした間違いもありますが、そこはご愛敬レベル。
すごいねぇ。これって自分で書いたの?
と聞いてみたら、友人(中国人)に書いてもらったんだよと。
スケッチブックに書かれた原紙を見せてくれました。
お店に出しているメニューは、これをコピーしたものに表紙をつけています。
お酒はビール、日本酒、焼酎、梅酒などがあります。
冷たいビールは生ビールだけ、瓶ビールは冷えてません(夏場は冷やすかも)
こんなメニューがあるので、日本語で注文してみたら全く通じませんでした。
普通、日本料理屋さんならメニュー名ぐらいは日本語が通じる店がほとんどなんですけどね。
温泉卵サラダ。
量たっぷり、普通にサラダです。卵もちゃんと温泉卵になってます。
ネギま。
焼き加減はばっちり。
塩味でもタレ味でもなく甘い。。ゴマはいらない。
どちらかと言うとネギがメインになってる。。
あっ、もしかしてこれスーパーの惣菜コーナーに置いてある焼き鳥の姿と味?
鳥唐揚げ。
中国の唐揚げって小振りなものが多いです。
カラッと揚がってサクサクして美味しいですが、甘いマヨネーズはいらない。
焼き餃子。
うん、大丈夫。皮の薄い日本で食べる焼き餃子と同じ感じ。
大将は黒ゴマ好きなようです。
できれば酢(白酢)と醤油とラー油のタレで頂きたいところですが、
タレを頼んだら、中国らしく黒酢とラー油でした。
キムチ豆腐汁。
きっとキムチチゲか豆腐チゲという食べ物かと思われます。
辛いですが、普通に頂けるお味です。
うな丼。
これは値段から考えるとハズレ。
小さな鰻がきざみ海苔に隠れています。。鰹節と紅しょうがはいらない。
甘い料理の数々、おそらくオーナーは地元の人に違いありません。
お味の方は日式レベルで日本料理とはまだまだ言えませんが、
もし誰かがここに通って味を教えてあげたら、
美味しい日本料理屋さんに化けるかも、という気もします。
一応お断りしておきますが、私が記事にしている日本料理屋さんは、
日本人の店であったり、本格的な日本料理屋さんではありません。
明かに日本人以外が経営している中華風?日式料理屋さんです。
中国の大都市には本当に美味しい日本料理屋さんもたくさんあります。
でも、こういうお店もたまには楽しいですよ。