蘇州ではなかなか手軽にお寿司は食べられなかったのですが、
はま寿司ができたおかげで、今日はちょっとお寿司みたいな感じで行けるようになりました。
注文は日本と同様にタッチパネルで、注文したもの以外はレーンには流れていません。
はま寿司が中国に初めて出店したのは2014年、上海に1号店がオープンしました。
蘇州新区イオンのはま寿司が開店したのは確か2020年だったと思います。
基本は1皿(2個)10元で、1個で15元~20元ほどのちょっと高めのネタもあります。
10元を日本円換算すると、今は円安が進んでいるので現在のレートで180円ほどと、
日本と比べると少々割高にはなりますが。
それでも開店当初はお世辞にも繁盛している感じではなく、食事時に行っても必ず席は空いていました。
今ではすっかり認知されて順番待ちの行列ができるほどになっています。
はま寿司は、牛丼チェーンのすき家などを手掛けるゼンショーホールディングスの傘下です。
中国店舗はひらがなを使わずに”濱寿司”の店名になっています。
中国でもすき家はゼンショーさんらしく低価格路線で順調に店舗数を増やしているだけあって、
マーケティングもしっかりされているようで中国の方が好みそうなサイドメニューや、
生魚が食べられない人でも楽しめるように工夫されています。
私自身は肉系やフォアグラ寿司のような変わりネタはほとんど注文しないですが、
中国の方と一緒に行く時には生もの以外のネタを選んであげます。
最近はサイドメニューが更に充実してきた感があります。
店内で周りを見渡すと、お寿司を頼まずにサイドメニューのみで食事をしている人達も結構います。
お寿司が食べられる人も食べられない人も一緒に来て食事できるというのは、
お年寄りも含めて家族で食事が多い中国での集客には大事だと思います。
逆に一人でも食べやすいようにカウンター席も用意されています。
実際に一人で食べに来ている若い方も結構見かけますし、この席があることで店の回転もかなり速いです。
ちなみにこの写真は開店当初のもの、人は少なくカウンター席を使う必要もなかったです。
値段は店内飲食と同じでお持ち帰りもできます。
まだコロナが落ち着いていなかった頃やお酒のつまみにしたい時にはよくお持ち帰りしていました。
写真の持ち帰り容器はプラスチックですが、
今は中国でもプラごみの削減に取り組んでいますので、紙容器に変わっています。
上海の超高級お寿司屋さんにでも行けば、当然日本の高級店と同じ美味しいものが頂けるのでしょうが、
庶民の私にとっては夢のようなお話。
中国にいて旬のサンマ握りが1皿10元で食べられるようになるなんて、本当にありがたいことです。
中国ローカル系(ホテルや日本料理店も含めて)では、輸送や保存も含めて、
おそらくマグロの扱い方のノウハウがないので、
高い金を払っても水っぽいまずいマグロしか食べられませんが、
ここでは安いマグロの部位でもローカル系で食べるトロより美味しいと思います。
(あくまでも個人的な感想です)
栄養のバランスはさておき、私のお昼の定番組み合わせは、
鉄火巻、うなきゅう巻、肉うどんで合計30元、肉うどんは安心のお味で美味しいです。
もう少し食べたいと思ったら、一皿追加かサイドメニュー一品で40元と、
日本料理屋さんの定食より安くてもうおなかいっぱいです。
本物の生ビールも中ジョッキ1杯で15元、ちょい飲み宴会だってお安くできます。
ずっと以前からがってん(合点)寿司さんは蘇州にもありましたが、
お値段は少々お高めの割に当たり外れも。。で頻繁に足を運ぶことはありませんでした。
最近はスシローさんも広州に出店したようですし、ローカル系の回転ずしも増えてきました。
所詮回転ずしなので美味しいとか美味しくないとか言うな、と叱られそうですが。。
日系回転ずしチェーンの中国進出はうれしいかぎりです。