どこか食事にでも出かけようかと大衆点評でお得な割引がないか調べていたら、
西京湾田園餐庁という初めて目にする店を見つけました。
天気も良いので久しぶりに太湖までぶらっと出かけてみることに。
食事の前に西京湾に立ち寄ってみたのですが、
いつもなら馬鞭草(クマツヅラ)や菊の花などが植えられて賑やかな場所には、
今年はもう何も植えていないようです。(なのに駐車場は有料になっています)
早々に退散して、西京湾から車で10分ほどの場所にある西京湾田園餐庁へ。
どうやら太湖の西京湾に新しくできた農家料理のお店のようです。
お店の人に聞くと、1か月ほど前にオープンしたとのことでした。
環太湖大道から細い農道を入って行くと、新しい公園のようなものができています。
店はそこを通り過ぎて更に細い道を進んだ先にあります。
案内看板がなければ先に進むのを躊躇してしまうぐらいの道です。
店の前には畑があるだけです。
でも、新しい道を造っているようにも見えるので、
この辺りもこれから別荘地や観光地の開発が始まるのかもしれません。
中は1階から3階まで席があり、かなりゆったりした感じに配置されています。
円卓の席やテーブル席など、いろいろな種類があるようです。
できたばかり店ということもあるのでしょうが、
農家料理店によくある客を詰め込むだけ詰め込む感がなくて、ちょっと好感が持てます。
屋外には1階にテラス席のような感じの場所と、屋上にも数卓のテーブルがあります。
外で食べる機会はさすがに今年はもう最後だろうからと、遠くに太湖が見える屋上の席を選びました。
大衆点評で買ったのは、2人用310元が188元になる割引が、
そこから更にタイムセールで118元になるというかなりお得感があるセットです。
料理が3品、スープが1品に、白ごはん、飲み物がついています。
特色糖醋肋排(スペアリブの甘酢餡)。
江南の料理らしくかなり甘めの味付けですが、白ご飯に合う味です。
車で来ていなければ、ビールのお供にしたい。。
清蒸咸草魚(塩漬け草魚の蒸しもの)。
咸は塩漬け。清蒸とは調味料を加えずにそのまま蒸すという意味です。
普段、中国で淡水魚はあまり食べませんが、小骨も少なく、臭みもなくて全然大丈夫でした。
紅焼萝卜(大根の醤油煮込み)。
家庭料理としてもよく作られる大根の煮込み。
豚肉の醤油煮込みを作ったあとのスープを利用して作ることが多いです。
なので少し脂っぽいですが、これもご飯によく合います。
西湖牛肉羹。
杭州の伝統料理のひとつです。でも食べたのはたぶん初めてだと思います。
羹は、濃いとろみのあるスープの意味です。
見た目は濃厚ですが味はさっぱりしていて、締めにご飯にかけて頂くのもありかと。
金桔檸檬茶(金柑レモン茶)。
ポットに入った暖かい紅茶は無料で、金柑レモン茶はセットに付いていました。
この日は11月とは思えないほど暑かったのからでしょうか、
中国では珍しいよく冷えた金柑レモン茶はとてもありがたかったです。
どちらのお茶も脂っこい料理には必須?の飲み物です。
先週の蘇州は日中の気温が30℃近くまで上がり、日中は半袖1枚でも大丈夫なぐらいでした。
日本でも同じように気温が高かったようですね。
今年の蘇州は秋がなく、夏から冬になりそうな感じです。
店の前に泊まっている車を見ると上海ナンバーも多かったです。
私は偶然見つけただけですが、こんな場所は事前に知らなければ誰も来られません。
みなさんどうやって調べているのでしょうか。