夏霖九天銀瀑風景区の中は、龍潭景区、臥龍谷景区、石門景区の3つのエリアに分かれています。
龍潭景区の明珠湖から臥龍谷に沿って進んでいくと臥龍谷景区に入ります。
臥龍谷は渓流下りの水路になっていて、
上流にあるボートの乗り場を過ぎると臥龍谷景区の入り口があります。
入り口のすぐ横にあるのは観音瀑です。
落差は30mで、糸のような感じで水が落ちています。
臥龍谷景区は渓流に沿って山を登って行く感じになります。
夏霖九天銀瀑風景区の3つのエリア中で最も人が少ないです。
こちらの景区にある滝は、観音瀑、臥龍瀑、釣魚橋瀑、霊仙瀑の4つです。
近畿圏にお住いの方なら分かると思うのですが、赤目四十八滝のような感じの場所です。
多くの人は入り口から乗り合いカートで繋がっている石門景区に行って、
帰りに龍潭景区で遊んで帰るようで、臥龍谷に向かう人が少ないのだと思います。
臥龍谷景区の一番の見どころ(と思われる)のは、釣魚橋瀑です。
案内板には、釣魚橋瀑は、夏霖では昔から金銀財宝に値する価値のある景観だと伝えられており、
景区の開発によって、一般の人でもこの美しい景色を楽しめるようになりました。
と書かれています。
釣魚橋瀑、裸石を過ぎると長い登りの階段が待っています。
階段を登り切った先には、天湖というダム湖があります。
天湖が臥龍谷景区の折り返し地点になります。
ダムの堰堤を渓流の対岸側に渡って、悬崖桟道を龍潭景区の方向に戻ります。
この先はずっと下りになります。
悬崖桟道の途中には観瀑台、悬空平台などの展望台があり、山の上から滝を眺めることができます。
臥龍谷景区最後の滝は霊仙瀑。滝の横には小さな洞窟もあります。
大昔、洞窟で修業した僧侶がこの滝で水浴びをしたと伝えられています。
歩く距離で考えると滝の数は少ないのですが、
緑がいっぱいの渓流を歩くのは気持ちが良いです。
おそらく渓流下りがオープンすると、こちら側に来る人も増えるのでしょう。
龍潭景区と臥龍谷景区を往復する所要時間は、写真を撮りながら歩いて2時間ぐらいです。