夏霖九天銀瀑風景区は安徽省寧国市の山の中、中渓鎮夏林村にあります。
山間を流れる川には小さな滝がいくつもあって夏場に行くにはもってこいの場所です。
水東老街と同じように、蘇州から車で3時間以内に行けそうな場所を地図上で探している時に見つけました。
ここもマイナーな観光地のようで、地図にもネットにもあまり詳しい情報はありません。
夏霖九天銀瀑風景区の中は、龍潭景区、石門景区、臥龍谷景区の3つのエリアに分かれています。
入り口に最も近いのが龍潭景区です。
入園料は、3つ景区に入るだけなら60元ぐらい、石門景区に行く乗り合いカート付きで90元。
他にも渓流下りなどアトラクション付きのチケットもあります。
龍潭景区は山の麓にある場所なので滝の数は少ないです。
山から流れてきた2つ川の水が集まってできた湖が明珠湖です。ボート遊びもできるようです。
川の上流に峡谷と瀑布群(という言い方はちょっと大げさかも)があります。
石門景区側から流れてきた川に沿って、情人谷という峡谷が続いています。
情人谷には川をせき止めるかのように巨石がいくつも転がっています。
大きな石にはそれぞれ名前も付けられているようです。
峡谷の岩の割れ目を通り抜けると。
大龍潭が現れます。なかなか見ごたえのある景観です。
水の流れによって岩がくり抜かれ、自然の橋ができています。
龍潭景区にある滝は大龍潭だけですが、
代わり?に峡谷には子供向けのアトラクションや中国人大好きのガラス橋があります。
入園料+ガラス橋、滑り台、峡谷の対岸へ渡るベルトコンベアに乗れるチケットが、
ネットでは97元だったので、これを買ってみました。
(それぞれのアトラクションには名前が付いていましたが忘れました。。)
ガラス橋からは峡谷や大龍潭が見下ろせます。まあ、ただそれだけです。
最近、少し高くて崖のある山には、どこに行ってもガラス橋と滑り台があります。
滑り台は子供たちの歓声が上がっています。
渋滞がなければ、けっこうなスピードが出せるぐらいの傾斜があります。
大龍潭と反対方向にある臥龍谷に沿って流れる沢は渓流下り用の水路になっています。
行った時は、まだ渓流下りは営業していませんでした。
渓流の大半がコンクリートで固められているので、歩いていてもあまり風情はありませんが、
真夏に水を浴びながらここで川を下ると確かに気持ちよさげな感じです。
こちら側の上流にあるのが臥龍谷景区になります。
夏霖九天銀瀑風景区の中にある龍潭景区、石門景区、臥龍谷景区の3つのエリアは、
それぞれ結構離れていますので、全て徒歩で周るつもりだとかなりの距離を歩くことになります。
石門景区に行く乗り合いカート付きで90元のチケットにすればよかったと後から後悔したのでした。