小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

花咲か爺さん

2014-05-30 07:30:31 | 日記

       花 咲 か 爺 さ ん              NO.427


 日本昔話にある「花咲か爺さん」のその後のお話です。

昔から身代は3代続かない例えとして「親苦労 息子楽して 孫乞食」と

言われますが、花咲か爺さんもその例外ではありませんでした。

大判小判を一杯授かった初代のじいさんから数えて2代目の爺さんが、放

蕩の限りを尽くしたために、3代目の爺さんのころはもうスッカラカンの

素寒貧になっていました。

そこで3代目の爺さんは、俺もお金持ちになりたいと、ポチを畑に連れて行ってワンワンと鳴かせました。  

ポチがワンワンと鳴いた場所をエンヤコラ・どっこいしょと掘りましたが、何も出てきませんでした。

次の日もポチを畑に連れて行きましてワンワンと鳴かせました。

そしてポチがワンワンと鳴いた場所をまたまた、エンヤコラ・どっこいしょと堀りましたが、やはり何も出てきませんでした。

3度目の正直を狙って次の日もポチを畑に連れていって、ワンワンと鳴かせて、ポチがワンワンと鳴いた場所をちょっとだけ堀りましたが、やはり何も出てきません。

爺さんすっかり頭に来まして「このろくでなし!」とポチにしっぽをつかんで振り回しました。

そんなことされたポチはたまったものではありません。

ポチは叫びました。  「なにすんねん 痛いやんか!」 

「ハナサカ ジジイ」「ハナサカ ジジイ」・・・とさ。

*「福祉に笑いを!」目指せお笑い福祉士セミナーin大阪で発表された寸劇をアレンジしました。

 

 

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