少 子 化 NO.414
認知症という病気はありません。 物事の認知ができないという「症状」
でして、その原因はアルツハイマー病とか脳血管障害とか薬物の副作用な
どの「原因」があるのです。
太陽が地球の上に昇るのではなくて、地球が太陽の周りをまわっていて、
あたかも太陽が昇っているように見える「現象」だということは、小学生
だって知っています。
少子化というものも、子供が人さらいにさらわたり・神隠しに遭っていな
くなるなどと云うものではなく、若者が結婚できない社会になっているか
らであって、それは新自由主義という名の強欲資本主義が多くの若者の生
存権すらも破壊するほどに搾取しているからであって、小手先の対策を講
じても、とても解決するようなものではありません。
500年前に封建制度が崩壊したのと同じような、制度疲労現象がいま顕
現しており、アメのリカ型資本主義は瀕死の危機に直面している。
根本のところを正さない限り、少子化は止まらない。
*水野 和夫著 「資本主義の終焉と歴史の危機」より引用しました。