27.09.04 大 義 NO.907
「大義親をも滅す」という言葉があります。 大義のためには例え親であっても殺さなければならない
・・・という理屈です。 大義のために人の命を奪うのは、死者を天国に遷移・転移させる(オウム真
理教では「ポア」と言いました)崇高な行為であると説く。
16世紀マルチン・ルターは反抗する農民を虐殺し、昭和の田邊 元は言説で若者を(戦争で)名誉の
死にいたらしめ・麻原彰晃によるオウム真理教のサリン事件は無差別殺人を望み・イスラム原理主義
者による爆破無差別テロは大量殺人を狙うもので、それらの底流にはこの「大義」思想が流れている
ことに相違ありません。 殉教者の死を無駄にせず、殉教者に続けと言っています。
でも、そう言ってる本人が率先して死んでゆくということはあり得ません。
大体、人間がどんどん死んで行って、いつかは自分も死んでゆく社会なんて一体何の意味や価値が
存在するのでしょうか? ・・・続く。