27.09.15 斉 藤 隆 夫 NO.918
斉藤隆夫という国会議員がいました。 戦前の昭和15年2月帝国議会で「反軍演説」をしたために、
警察・軍部に監視され暗殺の危機に瀕しながらも反戦を貫き、議会で除名処分を受けても聖戦美化・
国民の犠牲閑却・虚言妄言(国際正義・共存共栄・世界平和など)を糾弾し続けました。
選挙民もこの斉藤を支援し、翼賛体制の中で非翼賛の彼をトップ当選させるなど、選挙民もおろかで
はありませんでした。 それでも、時流の流れの中で種々の抑圧をうけて存在感が色あせて行き、
同時に日本はあの愚かな戦争へと傾斜して行ったのです。
以来75年、いまほど斉藤隆夫のような熱血政治家の出現が望まれるときはありません。
そして、言うまでもなく、そういう政治家を選ぶべき選挙民たらんことを求められる時代はありません。