小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

断捨離

2013-12-21 12:15:25 | 日記
                          
          断 捨 離       NO.267
 老夫婦2人きりの世帯なのに、こどもが出て行ってかなりの余裕空間ができたハズなのに、なんだか家が狭い感じがする。
部屋の中には無駄なものが何一つない、旅館のような落ち着いた和室が一つ欲しいなどと思う。
どうしたって考えるまでもなく、使わなくなった道具類や着ることもなくなった洋服や見ることもない写真のアルバム・便利なようで便利でない電化製品などなどが、所狭しと空間を占拠しているからです。
でも、高齢者のお宅を訪問するとおおむね皆さんもそうなっていますし、もっとひどいお宅もある。
台所などカニのように横になって歩かなければ通れないほど、ワケの解らないモノが山積されていて、こんなことでは部屋の中に風も空気も光も入らず、空気が淀んで湿っぽくなっています。
こんな部屋の中で一日中住んでいると気分も暗くなるし、健康にも良くありません。   地震が来れば逃げようもない。
そんな環境におられる人に限って、外出はしないし近隣関係も希薄になっている。   万一の孤独死だって発見されないでしょう。
人様のことは言えませんし、自分は少しはマシと思っていると、遠からずゴミ屋敷みたいになってしまう恐ろしさがあります。
要らないものは「捨てる」・・・これ「捨」
家屋に入ってくるものを玄関先で「断つ」・・・これ「断」
使ってないものを手離す・・・これ「離」
一時注目された「断・捨・離」は今でも必要。
来年こそ「断・捨・離」を実現したい。

  
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Kさんへの手紙

2013-12-20 08:33:16 | 日記
                         
          K さ ん へ    NO.266
 このたびは最愛の奥様をなくされまして誠にご愁傷さまでございます。
美人薄明と申しますから、美人の奥様と連れ添われたKさんとしては、神のいたずらに翻弄されたということになりますが、物事には例外があってもいいものを、冷酷な仕打ちを恨まないわけには行きかねるとこでしょう。
気を落とされずに、早世された奥様のあるべき余命の分もしっかりと取戻し、Kさんの寿命として長寿を全うされることを期待いたします。
さて、高齢者にとって連れ合いをなくすということは、どれだけ悲しく寂しいことではないかと思いますが、人間に命というものが限りあるかぎり、ある面では仕方がない宿命であると割り切って考えるほかないのではないかと思います。 気持をしっかりとお持ちいただいて、この先力強く生きていただきたいと願わずにはおれません。
連れ合いをなくすと心にぽっかりと空洞ができて、何をする気力もなく急速に老化する人がいます。
でも、高齢者にとって「きょういく」と「きょうよう」は不可欠と申します。「きょうよう」とは「今日用」があるということで「きょういく」ということは「今日行く」という意味です。
今日も明日も「用」がなく、今日も明日も「行く」ところがなくなると、高齢者は「元気」がなりなります。
Kさんも一段落なさったら「今日の用」としてはマジックをすることで、今日行く所は公民館として、「きょういく・きょうよう」の機会を積極的に作っていただきたいと思います。
また、高槻市では「寝たきり」になったり「身体の機能が低下して自活できなくなること」を予防するために、市が補助金を出して「介護予防を図るための施設」が設置されています。
私はこのうちの一つでありますNPO法人「なごみの家」のボランテイアとして活動しています。 Kさんのお近くにもそういう施設があります。
こういう施設をご利用いただけば、老後を豊かに有意義に過ごせるのではないかと思います。
明ければ、奥様のいらっしゃらない寂しい新年になろうかと思いますが、しっかりなさったKさんのことですから、きっとこの試練を乗り越えられるものと確信しております。
時節柄御身大切になさいまして、風邪などお召にならないようお過ごしいただくことを祈念いたします。
失礼します。
                       平成25年12月20日
                           中 岡   章
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原発訴訟

2013-12-19 09:18:27 | 日記
      原 発 訴 訟   NO.265
「日本の原発を全部止めて国を破滅から救いたい」との悲願を達成するために東電の歴代経営陣に対して「地震や津波への対策を怠った」ための人災として現・元取締役27人を相手取って、5兆5045億円の訴訟を起こしている弁護士がいます。
ビジネス弁護士として時には激しく戦いすぎて、懲戒処分を受けるなど悪名弁護士として名をはせた人「河合 弘之」氏です。
でも、その主張は筋が通っています。
巨大地震や大津波の危険性はこれまで東電内部で何度も指摘されてきた。
そうしたデータをすべて役員が握り潰してきた。
耐震性の強化もせず・防潮壁を1センチも高くしなかった。 
要するに何もしなかったということだ。
これは重大な怠慢である。地震大国において原発政策を漫然と放置したために、10数万人という被害者が塗炭の苦しみの中にいる。
東電の歴代役員は定年退職すると何億という退職金を受けとっている。
その後、さらに2度3度と転職してそのたびに退職金を手にしている。
「加害者天国・被害者地獄」だ。
こんなことでいいのか! 個人の財産で弁済せよ! これが河井の主張です。
この非民主主義の国の裁判所でのこの種の戦いはどうなるのか?予断は許せないが、エールを送りたい。
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ポイズンウエル2

2013-12-18 10:29:41 | 日記
      ポイズン・ウエル2     NO.264

 ただ同然の安値で仕入れた汚染米を食料用として売却して、濡れ手に粟のボロ儲けをしていた会社の不正が発覚して、会社が破産したという事例がありました。
でも、その汚染米を材料として二次製品・三次製品を製造していた会社の損害は、濡れ手に粟のもうけをした会社の金額と比較にならない10倍~100倍もの計算すらできないほどの損害になりました。
アメリカの金融業界が「発明したサブプライムローン」は借金の返済能力のない人にお金を貸つけて家を買わせ、その貸金債権を証券化して高利回りの投資として販売したものでした。
でも、そんなシステムは破綻するのは当然で、貸付総額は100兆円でしたが、証券化した金額はテコの応用原理で500倍ほどの資金として流通していましたから、総額で5京円(けい・・・1000兆円の50倍)という天文学的な金額になった。
その証券を買っていた、経済的な規模の小さな北欧の小国は破滅的な被害を受けました。
今、世界中が不況なの、価値のない紙切れ(証券)を価値があるものと偽装して販売したことと、さらにその中には不良債権という「毒」が組み込まれていた、そういうカラクリが露見したからにほかなりません。
井戸のなかに「毒」を投入する行為を「ポイズウエル」と言います。
そんなことをすれば、どれだけの人がどれだけの被害を蒙るかもしれません。
アメリカの金融業界が世界の経済に投げ入れた「毒」(サブプライムローン問題・・・リーマンショックが)が世界を苦しめているのです。
「革新政党」もただアメリカの言いなりになるな・・・などと言ってないで、実はこういうことなんだ、・・・ということをもっと国民に知らせないとだめじゃんか!
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しわよせ

2013-12-17 09:51:06 | 日記
        し わ 寄 せ  NO.263
 先日紹介しました強者が弱者を搾取する「ストロー現象」に類似した現象として「しわ寄せ現象」があります。
古い家に新しい部屋を新築してくっつけますと、地震が来れば古い家は新しい家に支えられるのではなくて、新しい家が受ける振動を古い方の家がモロに受けて振動幅は倍加し壊れてしまいます。
神戸市役所は新館と旧館をくっつけていたために、阪神大震災の時に古い庁舎の被害が大きくなりました。 
くっついていなければあれだけの被害にはならなかったでしょう。
金や白金加金を装着している口腔に、パラジウムなどの非貴金属を装着すると、非貴金属の方は劣化してボロボロになってしまいます。
非貴金属だけ装着している場合にはそうはなりません。
戦争や災害・貧困などの自然現象や社会現象だって同じこと、幼児・子供・高齢者・障がい者などの社会的弱者を直撃します。
つまり、しわ寄せは弱いところに集中するのです。
大企業などの強者の経済活動が強くなればなるほど、矛盾は社会的弱者へしわよせが押し寄せるのです。
大企業の税金を安くして強くすれば国力が強くなるというのはウソ。
富が集中すればするほど経済的な困窮者が増えるのです。
社会主義が良いとは言いません。 資本の過度の集中がいけないのです。
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