本と映像の森52 松岡正剛さん『白川静 漢字の世界観』平凡社新書、2008年11月14日初版第1刷、269ページ、定価780円+消費税
このところ「ゲド戦記」の世界に入り込んでいて、ようやくそこから出てきたところですが、「ゲド戦記」の魔法の世界と、あまり変わりないような「呪術の世界」が、この現実世界であったことをほとんどの方は知らないと思います。
白川静さんは、男性の漢字研究者です。
中国古代の漢字を意味論ではなく、中国古代社会の呪術との関係で、解明した方です。
古代人は、本気でほんとうに「神との交流」をしていたのです。
白川さんは日本の古代史とでも、『万葉集』に同じ意味があることを解明しました。
人間は、現代も古代も、同じ人間という固定観念は大きな嘘です。
目次は以下の通りです。
第1章 文字が世界を憶えている
第2章 呪能をもつ漢字
第3章 古代中国を呼吸する
第4章 古代歌謡と興の方法
第5章 巫祝王のための民俗学
第6章 狂字から遊字におよぶ
第7章 漢字という国語
このところ「ゲド戦記」の世界に入り込んでいて、ようやくそこから出てきたところですが、「ゲド戦記」の魔法の世界と、あまり変わりないような「呪術の世界」が、この現実世界であったことをほとんどの方は知らないと思います。
白川静さんは、男性の漢字研究者です。
中国古代の漢字を意味論ではなく、中国古代社会の呪術との関係で、解明した方です。
古代人は、本気でほんとうに「神との交流」をしていたのです。
白川さんは日本の古代史とでも、『万葉集』に同じ意味があることを解明しました。
人間は、現代も古代も、同じ人間という固定観念は大きな嘘です。
目次は以下の通りです。
第1章 文字が世界を憶えている
第2章 呪能をもつ漢字
第3章 古代中国を呼吸する
第4章 古代歌謡と興の方法
第5章 巫祝王のための民俗学
第6章 狂字から遊字におよぶ
第7章 漢字という国語