本と映像の森53 ル=グウインさん「ダークローズとダイヤモンド」
ル=グウインさんの連作『大地海シリーズ』、日本語訳『ゲド戦記シリーズ』、岩波少年文庫版では、第5巻『ドラゴンフライ ーアースシーの5つの物語ー』は、6巻のうち唯一の短編集です。
「ダークローズとダイヤモンド」は、今までぼくが読んできた限りでは、時代順のどこに入るのかよくわかりません。
何か、ヒントがあるかもしれませんが、まだ読み取っていません。
これは、恋歌です。
ダークローズ(暗い薔薇)という若い女性と、ダイヤモンドという若い男性の恋歌です。
「愛しい人の行くところ ともに私も おもむかん
愛しい人の こぐ方(かた)へ ともに私も こぎゆかん
ともに笑って ともに泣き
ともに生きて ともに死ぬ
愛しい人の行くところ ともに私も おもむかん
愛しい人の こぐ方(かた)へ ともに私も こぎゆかん」
英語の原詩と楽譜が掲載されていたので、意訳ではなく、直訳をしてみました。
「私の恋の行くところへ 私も行こう
彼のボートのこぐところへ 私もこごう
私たち ともに笑って ともに泣き
彼が生きれば 私も生き
彼が死ねば 私も死ぬ」
これはダークローズの歌なので、蛇足ですが、ダイヤモンドの歌も勝手につくってみました。
「ぼくの恋の行くところへ ぼくも行こう
彼女のボートのこぐところへ ぼくもこごう
ぼくたち ともに笑って ともに泣き
彼女が生きれば ぼくも生き
彼女が死ねば ぼくも死ぬ」
1人ひとりが、自分のボートを自分でこいで、二人で、同じ方向にボートをこぐ人生って、好きなイメージです。
「一人ひとりが自分自身の船長」で、おたがいに針路を教え合って相談することはできるけど、その針路を操縦して維持するのは、自分しかいないのですね。
そうですよね?N子さん。
この浜松市内の北区三ヶ日町の「静岡県立三ヶ日青年の家」での、ボート事故がありましたが、だれかが決定したことに言いなりに従って、嵐の海に、ボートを乗り出すのはすごく危険です。
ほんらい「学校教育」は、そういう時の判断基準をもち、判断決定のできる人間を形成するのが目標のはずと想いますが、何かが違ってきているのでしょうね。
ル=グウインさんの連作『大地海シリーズ』、日本語訳『ゲド戦記シリーズ』、岩波少年文庫版では、第5巻『ドラゴンフライ ーアースシーの5つの物語ー』は、6巻のうち唯一の短編集です。
「ダークローズとダイヤモンド」は、今までぼくが読んできた限りでは、時代順のどこに入るのかよくわかりません。
何か、ヒントがあるかもしれませんが、まだ読み取っていません。
これは、恋歌です。
ダークローズ(暗い薔薇)という若い女性と、ダイヤモンドという若い男性の恋歌です。
「愛しい人の行くところ ともに私も おもむかん
愛しい人の こぐ方(かた)へ ともに私も こぎゆかん
ともに笑って ともに泣き
ともに生きて ともに死ぬ
愛しい人の行くところ ともに私も おもむかん
愛しい人の こぐ方(かた)へ ともに私も こぎゆかん」
英語の原詩と楽譜が掲載されていたので、意訳ではなく、直訳をしてみました。
「私の恋の行くところへ 私も行こう
彼のボートのこぐところへ 私もこごう
私たち ともに笑って ともに泣き
彼が生きれば 私も生き
彼が死ねば 私も死ぬ」
これはダークローズの歌なので、蛇足ですが、ダイヤモンドの歌も勝手につくってみました。
「ぼくの恋の行くところへ ぼくも行こう
彼女のボートのこぐところへ ぼくもこごう
ぼくたち ともに笑って ともに泣き
彼女が生きれば ぼくも生き
彼女が死ねば ぼくも死ぬ」
1人ひとりが、自分のボートを自分でこいで、二人で、同じ方向にボートをこぐ人生って、好きなイメージです。
「一人ひとりが自分自身の船長」で、おたがいに針路を教え合って相談することはできるけど、その針路を操縦して維持するのは、自分しかいないのですね。
そうですよね?N子さん。
この浜松市内の北区三ヶ日町の「静岡県立三ヶ日青年の家」での、ボート事故がありましたが、だれかが決定したことに言いなりに従って、嵐の海に、ボートを乗り出すのはすごく危険です。
ほんらい「学校教育」は、そういう時の判断基準をもち、判断決定のできる人間を形成するのが目標のはずと想いますが、何かが違ってきているのでしょうね。