雨宮日記 9月7日(土) 第2シリーズ原発学習会の第2回
今日の午後は、浜岡原発裁判静岡県西部の会主催で、第2シリーズ原発学習会の第2回でした。会の副代表の渥美邦夫さん(静岡大学工学部元教授)の「「除染」は幻想、原子力「発電所」は、海洋「熱汚染所」というタイトルです。
朝、タイトルの拡大コピーに近くのセブンイレブンへ。まあ、こんなもんかなあ…
会場は「曳馬協働センター(3月までは曳馬公民館)」で、家から近いので「則子さん、歩いていく?」と聞いたら「智彦くん、ムリよ!歩くだけで智彦くん、疲れて準備できないから車で行こ」と、ハナから拒否されました。
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渥美先生は、パソコン・プロジェクター持ち込みで、図表を駆使して、わかりやすい講演でした。
わかりにくい部分は、やはり、東電・政府が調査しないのか、調査しても公開しないのか、私たちには不明なところなんですね。
原子炉へ流れ込む冷却水が1日360トン、原子炉地下へ流れ込む地下水が1日400トンだそうです。だとすると原子炉から循環している総量が1日760トン無いと、その差が原子炉建屋から地下へ流出していることになります。ところが、その部分があいまいなんですね。
ボクは福島第1の1号機から3号機は、どれも「底の抜けたバケツ」状態になっていないか、疑っていますが、発表はありません。
いま、「汚染水」対策で出されている話は、① 原子炉から離された汚染水タンクの汚染水と、② 原子炉建屋自体の地下水汚染、この2つを両方とも解決する対策が必要だとおもいます。
そんな対策ができるか?できないでしょうね。たぶん。
だからこそ「絶望の国」であり、そこでどうやって「希望の国」を作れるか、ということでしょうね。
いまできる最良の汚染水対策は「未来の」、つまり「福島第1」以外の汚染水対策でしょうね。
いま、すべての原発を止めて、2度と動かさないこと、それが汚染水対策で、まず行うことです。
「再稼働反対」とは,ボクは言いません。漢字ばっかり使う運動は好きではありません。ぼくは「原発を2度と動かさないでください」と言います。
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曳馬協働センターへ行ったときに、リサイクルで,プリンターのインクと、以前に壊れたノートパソコンを所定の箱に入れてきました。
この家電リサイクルで、パソコンやデジカメや時計や、あとなんだっけかな、小さい家電をそこで処理してくれる事業は、非常にありがたいですね。
これは、浜松市をほめてあげたいですね。え?ボクだって、つねに浜松市をけなしているわけではないですよ。変なことをすればけなすし、いいことをすれば褒めます。
ただ、浜松市は、いいことをなかなか…してくれないので…ほめる機会がないんです…もっとほめたいんですけど…
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浜松市中区放射線情報 再開第2回 9月7日(土)午前9時20分、
雨宮家自宅2F屋内 0.038μSv/h
原発問題・放射線問題が「風化」しているという記事もあったので、「風化」しないための、ぼくたちの努力の1つとして、空間線量測定公開を再開します。
午後、原発学習会の曳馬協働センター2F303は、0.071平均でした。やはりコンクリの建物は「高い」です。