思考ノート 9 「『資本論』を学ぶ」の2 谷野勝明さんの論文 20220324
連作「『資本論』を学ぶ」では第1部からの学習シリーズとは別に、『資本論』に関係したこともいろいろ書いていくつもりです。
今日はその第1回。
3月12日に「新・本と映像の森 5」として、次の文章を書きました。
「新・本と映像の森 5 川上則道『マルクスは書いたのか、エンゲルスは見落としたのか ー 不破哲三氏の論考「再生産と恐慌」の批判的検討 ー』本の泉社、2022年 20220312
3月12日初版第1刷、A5判、253ページ、定価2500円
つい数日前の「中日新聞」(1)面の本の広告に掲載されました。「うわあ、本の泉社さん、大胆だなあ」とボクは思いました。
だって、副題が「不破哲三氏の論考「再生産と恐慌」の批判的検討」ですから。
ボクは、それより数日前に、ネット情報で直接、本の泉社に電話して注文して、それが到着したばかりでした。
一読した感想は、これは社会主義やマルクス主義に興味ある人がみんな読むべき価値のある本だということです。
資本論の事実を探究している本であって、不破哲三さんを批判しているからといって毛嫌いして読まなければ、その人は科学的社会主義者でもマルクス主義者でもなくなってしまうと思います。
詳しい感想は、いま忙しいので長い文章は書けません。今週の資本論学習会のレポーターが終わるまで待ってください。」
「今週の資本論学習会のレポーター」終わったけど、1つには川上則道さんの本は不破哲三さんの3巻本とさらにマルクスの『資本論』『資本論草稿集』も参照して読まないといけないので、非常に時間がかかります。
第2に、いまボクがウクライナ戦争反対運動で頭を使っている(身体は使っていない)ので、精神的余裕がない。
まだまだかかります。このための「川上ー不破」索引まで作っているので。その代わりに、1つだけ新しい発見を書いておきます。
「川上則道『マルクスは書いたのか、エンゲルスは見落としたのか ー 不破哲三氏の論考「再生産と恐慌」の批判的検討 ー』本の泉社、2022年」の252ページに「不破氏の『資本論』解釈を批判する論文が刊行されていることを本書の執筆中に知りました」とあります。
そして谷野勝明さん(関東学院大学教授)の2論文が上げられています。
その論文を読みたいなあと思い、数日前にネットで「谷野勝明」で検索するといくつもヒットします。その中の数個は谷野勝明さんの論文をPDFファイルになっていてダウンロードできます。
興味のある方は、検索してダウンロードしてみてください。