雨宮日記 11月20日(水) 期待の「アイソン彗星」が急増光!
予測より増光ペースが遅くて「天文マニア」は、やきもきしていたと思いますが、「アイソン彗星」、11月14日に急増光し、15日までに5等級に達した、というニュースが入りました。
やったあ!これで11月29日の太陽への再接近の後、「夜明けの空の大彗星」になるでしょうか。
すみません。「宇宙ファン」以外には、なんのことか、まったくわからない、「オタク記事」でした。
☆
いま午後9時50分です。妻の則子さんは、今日も明日も、勤務先の介護施設が「早番」なので、9時過ぎにはお風呂に入って、本を読んで寝ました。ここ数日は、次女から借りた中世西欧社会の「ハルメンの笛吹き男」の阿部さんの本を読んでいます。
その次女は、勤務先の書店の「遅番」で、バイクでお昼頃に出掛けて、午後10時過ぎに帰って来ます。
わが家は、男性2人と女性2人の4人で構成されているのですが、90才の父と62才のボクは働いていなくて、65才の妻・則子さんと、次女の2人が働いているという、世間的観念からは「変な家」ですね。
なお、父は「年金」月5万円で、ぼくは65才になって「年金5万円」がもらえます。
☆
でもj、今年、春に、「外で働きたい」という則子さんの希望と、「仕事がきつい。家で休みたい」「中途半端になっていた、自分の学問をきちんとしたい」というボクの希望を、2人で、かきまぜて、論議した結果、2人の役割を交代しようという決定をしました。
ぼくが仕事をやめて家のことをして、則子さんは仕事を始めるという決断です。
結果としてはよかったのでは?と思います。半年が経ちましたが。まあ、父は、不満でしょうけど。父の食事の質は落ちましたからね。
☆
いま午後10時過ぎ、1階で音がしたので、アイさんが帰って来ました。2階に来て「お父さん!かぐや姫の物語(高畑勲監督のアニメ映画)のプロローグ、見る?」というので「なに、それ、アニメ映画の宣伝としては前代未聞」と言いました。
ボクとしては、今、勉強中の「日本文化史」にかかわって「中世・日本山水画」の伝統を「よみがえらせ、輝かせ」たアニメのようなのです。全国民、必見と思います。
☆
次女から、何かもらうだけでは、いやなので、ボクからの情報として、ふたりの共通関心として、中山七里さん著の、犯罪推理小説『贖罪の奏鳴曲(そなた)』を今日、昼間、買って、夜までに読んで、「これ、いいよ!」とアイさんに貸しました。
何がいいかというと、本当に、人間は変われるか、本当に、人間は反省するか?という問題を、根源に帰って解決していることですね。