本と映像の森55 ゆうきまさみさん『鉄腕バーディー 1』<ヤングサンデーコミックス>、小学館、2003年7月5日初版第1刷、203ページ、定価505円+消費税
廃墟マニアのふつうの(「廃墟マニア」は、普通じゃないって!)中学三年生の、千川(せんかわ)つとむが主人公です。
つとむは、同級生と廃墟探検に行った先で、銀河系規模の、宇宙人同士の抗争に巻き込まれて、もう一人のメイン主人公「連邦捜査官」バーディーの誤射で射殺されてしまい、責任を感じたバーディーの身体に心と人格をコピーされて同居するはめになります。
身体は、地球人・千川つとむと宇宙人・バーディーの両方にスイッチできて、心はつねに両者が存在する「二重心理」状態で、2人の共同の探索が、はじまります。
目的は、バーディーにとっては、アルタ帝国復活をたくらむ重犯罪人「クリステラ・レビ」の逮捕です。
でも、つとむにとっては?
問題なのはバーディーは若い女性で、つとむは若い男性です。、
おもしろいのは、レビ側の宇宙人である中年男性「ゴメス」でしょうか。
「レビ」も「ゴメス」も、たんなる悪役ではなく、
存在に意味のある、ある意味、魅力的な人格として描かれていると思います。
それでなければ、彼らが異星の地球に根付けるわけがありません。
おすすめは巻末の「らくがきまんが」です。バーディーを俳優にして同じ設定で映画を撮るという設定で、撮影所の3ページ。
いちばん好きなのは、撮影終わって、夕方、魚屋で「シャケの切り身ください」「今日はサバがうまいよ!」「えーと、じゃあサバ」という会話!
同じような設定で、違う意図で、一色登希彦さんがマンガ『日本沈没』の最終巻で、映画の登場俳優、全員集合飲み会みたいなネタで盛り上がっていましたね。
いま現在、第1部は20巻で、第2部に以降。
第2部もおもしろいです。
また紹介したいです。
廃墟マニアのふつうの(「廃墟マニア」は、普通じゃないって!)中学三年生の、千川(せんかわ)つとむが主人公です。
つとむは、同級生と廃墟探検に行った先で、銀河系規模の、宇宙人同士の抗争に巻き込まれて、もう一人のメイン主人公「連邦捜査官」バーディーの誤射で射殺されてしまい、責任を感じたバーディーの身体に心と人格をコピーされて同居するはめになります。
身体は、地球人・千川つとむと宇宙人・バーディーの両方にスイッチできて、心はつねに両者が存在する「二重心理」状態で、2人の共同の探索が、はじまります。
目的は、バーディーにとっては、アルタ帝国復活をたくらむ重犯罪人「クリステラ・レビ」の逮捕です。
でも、つとむにとっては?
問題なのはバーディーは若い女性で、つとむは若い男性です。、
おもしろいのは、レビ側の宇宙人である中年男性「ゴメス」でしょうか。
「レビ」も「ゴメス」も、たんなる悪役ではなく、
存在に意味のある、ある意味、魅力的な人格として描かれていると思います。
それでなければ、彼らが異星の地球に根付けるわけがありません。
おすすめは巻末の「らくがきまんが」です。バーディーを俳優にして同じ設定で映画を撮るという設定で、撮影所の3ページ。
いちばん好きなのは、撮影終わって、夕方、魚屋で「シャケの切り身ください」「今日はサバがうまいよ!」「えーと、じゃあサバ」という会話!
同じような設定で、違う意図で、一色登希彦さんがマンガ『日本沈没』の最終巻で、映画の登場俳優、全員集合飲み会みたいなネタで盛り上がっていましたね。
いま現在、第1部は20巻で、第2部に以降。
第2部もおもしろいです。
また紹介したいです。