雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 7(推理1) エラリー・クイーン『Xの悲劇』創元推理文庫

2017年02月28日 06時40分02秒 | 本と映像の森
 新・本と映像の森 7(推理1) エラリー・クイーン『Xの悲劇』創元推理文庫、東京創元社

 1960年2月12日初版~2014年3月14日107版、429ページ、定価本体720円+税

 アメリカの推理小説作家エラリー・クイーンの俳優探偵ドルリー・レーンの第1作。

 1932年作。4部連作の第1作です。

 ボクははるか昔に読んだだけなので、今回、再購入して読みました。

 ニュー・ヨークの中心街の電車のなかで白昼、殺人事件が起きる。雨のなか、満員電車でコートのポケットに毒針の玉を入れられた男性が中毒死したのだ。

 殺されたのは、婚約披露をすませたばかりの株式仲買人ハリー・ロングストリートだった。

 サム警部とブルーノ検事は、名探偵と評判の髙いシェイクスピア俳優ドルリー・レーン宅に事件解決の依頼に行く。

 レーンは2人に言う。
 「犯罪とはですな、激情からおこる凶悪犯罪のことですが、人間の悲劇の極致ですよ。殺人は、その特別最高のものです。」
 
 犯人はだれか?

 被害者が残した指の印・X(えっくす)は、なにか? 

   ☆

 面白いのは、ドルリー・レーンがサム警部に変装して捜査するシーン。

 謎の「X」は、4分の3くらいのところで出てきて、最終ページで解決されます。



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