雨宮日記 2014年1月1日(水)元旦 新年の始まりです、門松たーてて…
あけましておめでとうございます。新年の始まりです。
なぜか戦後生まれなのに、戦前の「小学唱歌」を覚えていて歌えます。
年の始めの例(ためし)とて
終わりなき世のめでたさを
松竹(まつたけ)たてて門(かど)ごとに
祝う今日こそ楽しけれ
つまり「門松」ですが、これは「鳥居」と同じ機能を持っていて、「門松」の場合は家の玄関の両側に立てて、お正月に家に迎える「年神さま」の門になるのです。
これがなければ年神さまは、家に入ることができません。
「年神」さまは、別の漢字では「歳神」さまで、そのトップがわが家の近くの東区天王町にある「大歳神社」なのだと思います。
「歳神」と書くと、訓読みでは「としがみ」ですが、音読みでは「さいかみ」となります。つまり「幸」の神です。
「さ」は日本古来の稔りの神で、さち(幸)となると、「さ」神よりもっと旧い「ち」神と融合した由緒ある名詞です。
「さ」+「ち」ですね。
「ち」は、「おろち」「かぐつち」、出雲神話の「おおなもち」「てなづち」などのように旧い神の系統です。
☆
今日は、中区十軒町から、則子さんの実家の北区初生町まで車で行ったので、その途中、助手席の則子さんに沿道でどれくらい「門松」が立てているか観察してもらいました。
結果は、車で約20分ほどの行程で、住宅街も商店街もありましたが、門松を立てていたのを確認できたのは、民間住宅1軒だけでした。
「罰当たり!」と非難しているのではないですよ。雨宮家も、いつから門松を立てなくなったのか、そもそも門松を立てたことはないのか、記憶にありません。
ミカンとワラを玄関に飾っている家は、かなりありました。数割、それも、2割か1割でしょうか。
☆
今日は、朝、ぼくと則子の年賀状「初春新報 35号」の原案を打ち出して、則子さんに赤ペンで校正してもらい、その修正で、プリンターでプリントしました。当面100枚弱。