日本古代史を考える お正月の「しめかざり」と太陽信仰
お正月で「門松(つまり松竹梅)」は、ほとんど見られなくなりました。でも、まだ玄関に「注連飾り」を飾っている家やお店は全戸数の5%くらい?あるでしょうか?
お正月の「おかざり」という概念は、家の中の「鏡餅」や玄関の「門松」や玄関の「しめ飾り」も含めた総体的概念と規定しておきます。
ここでいう「しめかざり」は、玄関の上に掲げてある「丸い橙(ミカン類)と、中心からワラなどで放射状に出ている線」で表現されています。
もともと「正月」とは冬至のことで、1年にいちばん太陽が弱くなる日に、太陽の再生を願った日です。
ですから、そこからずれたとしても、この正月のおかざり「しめかざり」が太陽と太陽から出る日の光の表現であることは、かなり確度のある推定ではないでしょうか。
橙には「代々」栄えるという願いの意味もあると書いてあるネットもありました。それは語呂合わせなので、歴史的根拠があるかどうかは、そういう古代文献がないと無理ですね。