本と映像の森 125 奥泉光さん著『シューマンの指』講談社、2010年7月
「音楽推理小説」です。
前に紹介した「さよなら、ドビュッシー」も最後にどんでん返しの謎解きがありましたが、これも帯には「ラスト20ページに待ち受ける、未体験の衝撃と恍惚-」と書いてあります。
シューマンさんは、ショパンさんと同じ年、1810年の6月8日生まれなので、昨年は「シューマンさん生誕200年」なのですが、ショパンさんほどには騒がれませんでした。
ぼくもショパンさんは、ピアノ曲をほとんど聴きましたが、シューマンさんはこれからなので、この本の最初に「ダヴィッド同盟舞曲集」なんて出てくると、本を置いて、CDを探しに行こうかと思いますね。
もちろん、シューマンさんのピアノ協奏曲は、すごい、すてきで、何回も聴いています。
小説は、主人公・里橋優さんへの旧友・鹿内堅一郎さんの手紙から始まります。
ドイツに留学していた鹿内さんは、里橋優さんと知り合いのピアニスト・永嶺修人さんのコンサートと遭遇します。
手紙は、ピアニストには致命的な、右手中指を切り落とした事故に遭遇した永嶺修人さんの右手が自由に動いているのに驚嘆した鹿内さんが里橋優さんに書いたものです。
ネタバレは、あまりしたくないので、読み終わってから、どう紹介するか?考えますが、いま半分くらい読みましたが、シューマンさんの紹介テキストとしても傑作でもあることは間違い有りません。
だって、音楽本より、「大反響!話題沸騰」の小説の方が、何倍?何十倍?印刷されるか。
「音楽推理小説」です。
前に紹介した「さよなら、ドビュッシー」も最後にどんでん返しの謎解きがありましたが、これも帯には「ラスト20ページに待ち受ける、未体験の衝撃と恍惚-」と書いてあります。
シューマンさんは、ショパンさんと同じ年、1810年の6月8日生まれなので、昨年は「シューマンさん生誕200年」なのですが、ショパンさんほどには騒がれませんでした。
ぼくもショパンさんは、ピアノ曲をほとんど聴きましたが、シューマンさんはこれからなので、この本の最初に「ダヴィッド同盟舞曲集」なんて出てくると、本を置いて、CDを探しに行こうかと思いますね。
もちろん、シューマンさんのピアノ協奏曲は、すごい、すてきで、何回も聴いています。
小説は、主人公・里橋優さんへの旧友・鹿内堅一郎さんの手紙から始まります。
ドイツに留学していた鹿内さんは、里橋優さんと知り合いのピアニスト・永嶺修人さんのコンサートと遭遇します。
手紙は、ピアニストには致命的な、右手中指を切り落とした事故に遭遇した永嶺修人さんの右手が自由に動いているのに驚嘆した鹿内さんが里橋優さんに書いたものです。
ネタバレは、あまりしたくないので、読み終わってから、どう紹介するか?考えますが、いま半分くらい読みましたが、シューマンさんの紹介テキストとしても傑作でもあることは間違い有りません。
だって、音楽本より、「大反響!話題沸騰」の小説の方が、何倍?何十倍?印刷されるか。