雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

コンポジション

2013-10-22 00:08:56 | 凄い
写真のグラスは「抽象絵画」の巨匠
「ピエト・モンドリアン=Piet Mondorian」の代表作である
「コンポジション=composition」という作品が描き込まれている
「モンドリアン・グラス」さん。
とてもお気にい入り。
コイツで真っ白なミルクを飲むとですね、
いつも何だか!?



「やったったわ!( ̄▽ ̄)ノ ワーハッハッ...」



......的な気持ちが溢れて来るのです。
それでもってアイスコーヒーやコーラなどは
このグラスで飲んでもマッタクもって美味しくありません。
黒が絶対的に合わないグラス。
全く合わない。
美味しくない......何だか不思議でございまふ。



「芸術において真実なるものは、
生活においてもまた真実である」



......モンドリアンさんの言葉。
僕の敬愛する画家さんの一人で、
このブログでも時折出て来る
僕が神と崇める!?
ミッフィー」のことを語るにしても絶対に外せない人。
ミッフィーの作者「ディック・ブルーナ=Dick Bruna」さんと同じ
オランダ出身の画家さんです。
つい先日、
その敬愛するモンドリアンさんの絵画が沢山来日している!
......というので、
仲の良いアーティストさんもお誘いしてイソイソと東京、
六本木にある国立新東京美術館にお出掛けして来ました。
いやーー、、、大ファンだけにちょっと緊張......(@。@)
モネの「日傘を差す女性」をパトロールに行った時以来の緊張か......



ドキドキ......



エントリーすると、ちょっと驚いたのは
「新印象派=点描主義=分割主義」
の流れからモンドリアンを解き明かしていた展示の仕方。
「点描主義=分割主義=DIVISIONISM」というのは、
僕的な言葉で超簡単に言えば、デジタルの概念ソノモノ。
目に見える世界を全て小さな「点=ドット」や「色」に分割して、
再構築し、表現していく。
そんな手法で描かれた絵画のことです。
大きな絵画が細かな「筆点」の集合体で描かれています。
ゴッホの傑作達もこの主義の研鑽が無ければ
決して生まれ来ることはなかったでしょう。
やや飛躍した表現で言えば、
デジタルカメラの概念もここがスタートだったのかもしれません。
光を捉え、描こうとした、
モネに代表される「印象派」の流れから生まれたものでもあり、
本来、ピカソに代表される
「キュビスム=Cubism=多点透視法=わけわからん!」
の手法から語られることの多いモンドリアンが、
この「分割主義」の視点から語られていることには
少しばかりの新鮮さを覚えました。

しかし、この
「印象派を超えて ――点描の画家たち」
という展覧会。
そんな余計な知識など無くてもとても楽しめる素晴らしい!
圧倒的な力を持った作品が沢山!超良いっ!です。(^^)
最近の展覧会の中ではピカイチ!
一点一点の絵画が放つ力が本当に強い。
だからなのか、見終わると疲れる。
ゴッホの絵は勿論、
それすらも薄まるような力を持った作品が数多く展示されていて驚かされます。
特に個人的にインパクトの大きかった新たな出会いは
「テオ・ファン・レイセルベルヘ」という画家さん。
まったく知らなかった......けど、スバラすぃ。
分割主義では「スーラ」や「シニャック」より全然好きかもしれない。
この展覧会のソースとなったオランダの
「クレラー=ミュラー美術館」というのは、
ナニヤラとても凄い美術館だと思います。



俄然!



オランダ行きたし!(><)/



ミッフィー公園にも行きたし!(゜O゜)/



と、まぁ、そんな感じでチロチロと見ていると、
当然ですがゴッホさんの絵の前は大人気で......
でも、モンドリアンの前は......かなーり少なめ。
でも、わたくし......予想通り、
モンドリアンの前では......



一歩も動けず。。



我、ただ唖然と立ち尽くすのみ。。。



(@゜o゜)ホゲー 。。。



な・ん・じゃ・コ・レ。。。ホゲー



特にこの「コンポジション」と、



「コンポジション No.2」が......



我、時を失う。。。



(゜¬゜*)ヨダレー。。。



ワケ分からん!という人も居ると思いますが、
この「リンゴの樹」と呼ばれる作品群から見てみて下さい。
画像を貼付けておきます......
「赤い樹」と呼ばれるコレが......



こうなって......



「灰色の樹」と呼ばれるこんな感じになって、



「花盛りの林檎の樹」というタイトルになって......



「コンポジション No.2」となります。。



(゜¬゜*)ヨダレー。。。



「コンポジション」の方......
正確には「プラスとマイナスのための習作」の方は、
画像はネット上にも全く無いので、
持っている本の写真を載せましたが、
元絵の方は見つかりましてですね......
実はコチラも原点は「」であってですね......



この絵があんな感じになっていくイメージ......で......



「美の感動は、いつも “対象” の特有な外観によって妨げられる。
だから、
あらゆる具象表現から対象を抽象化する必要があるのだ」



......そう、モンドリアンは言っています。が、
ここまで対象の「真(芯)を保ったまま」の抽象化が出来て......
そこにドコまでも奥深い色彩とその濃淡までもが加わったりしていると......
僕はもはやこの絵の中に宇宙を感じてしまうのです。
それは「樹」の中にある宇宙の摂理だけを抽出して見せられているような感覚。



「女性の本質は海や砂丘の横たわった線に見いだすことができる」



きっと、僕等が幾つも手掛けて来たCDジャケットや、
あらゆるポスターや広告、パッケージ。
日々生活の中で囲まれているありとあらゆるモノにも
入り込んでいるであろうデザイン。
美術における「デッサン」から生まれた、
この「デザイン」という言葉。
この言葉と概念が入り込んでいる全てのものの中には、
家具や建築物も含めた「デザイン的創造物」というものの中には、
このモンドリアンが捉え、
描いた「何か」が脈々と息づいているのではないか......
と、僕には思えてしまいます。

絵画やデザインの奥にある「色彩と構造を凝縮」したアート。

デッサンのデッサン。

それがモンドリアン。

モダン・アートやポップ・アート、
グラフィック・アートの源流の一つ。

それがモンドリアン。

時に創っている人自身も気付いていないというコトが多々あるのかもしれませんが、
ミッフィーしかり、バウハウスしかり、
モンドリアンの作品というのは、
全ての人々の潜在意識の中に綺麗に分けられ、
記憶もされているであろう偉大なるアートの痕跡であると、
僕はそんなふうに思っています。
僕等の遺伝子の中には「スーラ」も「ゴッホ」も「モンドリアン」も
ちゃんと居るのだと思います。
その遺伝子を眼前に大ぉーーーきく広げて見せられている感嘆。



(゜¬゜*)ヨダレー。。。



今日は......



牛乳のも!



お家の書棚に永久保存されている絵本
「うさこちゃんびじゅつかんにいく」
の中にある最早、伝説的な1ページ。
この日の僕と、
忙しい中一緒に行ってくれたとあるアーティストさんの姿ソノモノですな。
この絵と台詞を見るにミッフィーもブルーナさんも、きっと......

「 (゜¬゜*)ヨダレー。。。」

......な感じで見てたのですな。きっと。

しかし......

聖書しかり、ニュートンしかり。
スティーブ・ジョブスやビートルズのアップルしかり......
西欧の革新には何故?
こんなに「りんご」が絡むのだ!?(* ̄- ̄) ンンーーーー......


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