「エリジウム=Elysium」という
「マット・デイモン=Matt Damon」主演のSF映画が公開されていました。
まだ上映してるのかな?どうなんだろ。
僕は少し前に観に行ってみたのですが、
物語的には、荒廃した未来の地球と、
そこから飛び出した人々が宇宙空間で豊かに暮らしている
「エリジウム」と呼ばれる
「巨大建造物=スペース・コロニー」を舞台にしたお話でした。
そんなスペースコロニー的なものが出て来る話しを
見たり聞いたりなんかすると、
どうも僕の場合、ついつい誰もが知るアニメ
「機動戦士ガンンダム」の事を思い浮かべてしまいます。
僕にとって「ガンダム」というのはヤッパリ相当な!?
インパクトがあった作品なのでしょうか......
改めてそんなコトも感じたりなんかしました。
そんなインパクトを僕に残した「ガンダム」の劇中では、
その「スペースコロニー」が浮かんでいる宇宙空間のことを確か
「L1」とか「L2」とか言っていた様に思います。
「L1宙域にあるサイド4が、、」
とか、
「L2にある◯◯◯コロニーが、、、」
とか、そんな?感じの?記憶ですが......
その「L」という言葉が表しているものというのが実は、
天文力学用語の
「Lagrangian Point = ラグランジュポイント」
というもので、
その頭文字を取った「L」になります。
「ラグランジュポイント」というのは、
ラグランジュさんとオイラーさんという二人の偉大な学者さんが示した
宇宙空間における「特定の地点=場所」のことで、
例えば地球と月の関係の様に、
双方で重心を取り合って回り動いている2つの天体間において、
その両方の天体の位置関係を全く変えないまま
一緒になって動き続けられるという、
そんな貴重な場所のことを言います。
それは2つの天体の重力と遠心力が釣り合っている貴重な所......
穴場!
と言ったようなもの。
そしてこのポイントというのは、
地球の重力圏においては計算上、全部で「5つ」あるようなのです。
「たった5つしかない!」
と言ってもいいのかもしれません。
誰かに怒られる!?ほど、超!簡単!
に記してしまいましたが、
@2つの天体に対して無視出来るほど小さい質量のものであれば......
@計算された「アル」スピードでその場所に置くことが出来れば......
@あくまで2つの天体に対し相対的な位置関係であるということ......
といった詳細な条件もあります。
ただ、確かなことは、
この「ラグランジュポイント」以外の場所に物体を置いたりなんかすると、
普通は夜空で見かける「流れ星」の様に、
天体の引力に引っぱられてソレゾレの星=地球や月、に落ちてしまったり、
永遠と宇宙空間に彷徨い出て行ってしまう......
なんてことになってしまったり、と、
そんなことになっちゃったりします。
だからもし本当に人類が将来スペースコロニーなるものを置くとしたら、
物理的にはこのポイントに置くしかないというそんなポイントになります。
既にアメリカのNASAは、
このポイントに幾つかの宇宙観測用の人工衛星を送り込んだこともあって、
長期にわたって安定した宇宙観測を実現させていたりもします。
冒頭に記した映画「エリジウム」のスペースコロニーも
「きっとココに置かれているという設定なんだろうなぁ......」
などと思いながら見てましたが......やっぱり......
「ガンダム」というのは改めてスゲーなと思うのです。
現実的、物理学的な考証もしっかり入れ込んだ緻密な脚本。
お見事!((*゜θ゜)ノ スゴッ!
この5つのラグランジュポイントを分かりやすくシンプルな図で示すと、
ガンダムの中に出て来る呼称と同様に、
以下の「L1~L5」と記された赤いポイントとなります。
真ん中の黄色い丸が地球。
右端にある青い小さい丸が月となります。
この図で面白いのは、
地球(中央の黄丸)からは絶対に見えないラグランジュポイントというのがあって。
それが図中の「L2」の「赤丸」になります。
ここは地球から見てまさに
「月の裏側!」
になります。
地球からは絶対に見えない場所!
になります。
一度置くと物体が安定するポイントですから、
ここにもし誰かが何かを置いた場合、あった場合......
それは地球からは決して見ることが出来ません......
なにかあったら!(@。@)どーーーーーしよ!?
ちなみに初期「ガンダム」において、
敵となった「ジオン公国」のあった場所がマサにココ。
「L2」宙域にあるスペースコロニー。
地球に隠れて秘かに反体制国家を造り上げていった......という設定でした。
こんなところでも流石の緻密さがっ!(((*゜υ゜)ノ ナノダァ~
そしてもう一つ。
このラグランジュポイントで面白いなぁ......と思うことは、
このポイントというのは、
言い方を変えれば「究極のバランス点」だということです。
日々懸命に生きている社会や生活においての「アレ」と「コレ」。
あの人とこの人。
上司と部下。
組織と個人。
理想と現実。
売上と経費。
奥さんと私。
彼氏と仕事......
そんな2点間におけるモノゴトのバランス点を見つけ出すということは、
実は結構難しく、大変で。
それはマサに「ラグランジュポイント」の様に、
広大な宇宙空間の中にポツン......とある、
「僅な点」のように思えることもあったりして。
さらに、
最近になって僕もやっと気付いたことなのですが。
実はこの「ラグランジュポイント」と呼ばれるバランス点は、
上記した様な2つの天体間の重力や重心バランスのみで決まることでは無く。
その前提として
「太陽という巨大天体が及ぼす引力バランスも全体に影響している」
といった事実の上で成り立っている法則だということです。
一見2つの天体間におけるバランスの様に見えますが、
実のところ、本当は、
3つの天体間に働く要素の中で
初めて見出せるバランス点だということになります。
「3」のバランス。
2者間で起きた交通事故の時には、
警察や保険屋さんを挟んだ方が話しが整理出来る様に、
国家が司法、立法、行政と三権に分立している方がバランスが保てる様に、
ジャンケンポン!が便利!?なように、
バランス点というのは2点間よりも3点間で探した方がより良く、
安定的なポイントが見つかるものなのかもしれません。
2点間だけで見いだした点だったりすると、
それはまるで綱引きの中央点のように行ったり来たりする幅があるような......
実はそんな不安定な点だったりするのかもしれません。
振り返ると、
正しい答えを探せなかった時や、
「間違ったなぁ。。」
「失敗したなぁ。。」
と思うような時は、
いつもそんな2点間の情報だけで判断をしていたコトが多かった様な気もしています。
――――でも、
とかく僕らは2点の間でソレを探してしまいがちで......
......それが最近つくづく思うこと。
3点目というのは太陽の引力の様にとても大きくて見えづらいようなもの。
......それがつくづく感じること。
見えづらい3点目を探そうとするならば、
対象の2点とは全く違った角度や上記もした太陽の様に、
より大きく、遠く、見えない様なものなのか......
そんなようなものを考えていった方が見つかりやすいのかもしれません。
自分や相手とも離れている、
しかしドチラとも繋がっている、
そんな大きなものとは何なのか?
そんなコトが3つ目の視点を見つけるヒントなのかも知れません。
三つ目を探せ!
三つ目を見い出せ!
ソレが大事。
三つ目を見極めた後で真ん中を探せ!
ラグランジュ・ポイントを見出せ!
ソレが中道。
ラグランジュポイントを見つけるということは、
ヤハリ少々難しいことの様に思えます。
ラグランジュさんもオイラーさんも大変だったのでしょう。
もし、ちゃんと見つけ出せたとしても、
そこに何かをちゃんと「置く」というようなことがまた難しいことに思えます。
NASAさんも大変だったのでしょう。
そんなコトをやるには感情のコントロールや冷静さも必要なようにも思えます。
なんと言っても、三点のうちの一つは紛れも無い「自分自身」であって、
それなのに探すべき三点目は「自分から離れた点」なのですから。
なんだか......
泣けてくるのぉーーー(T。T)ぶぇ。
「マット・デイモン=Matt Damon」主演のSF映画が公開されていました。
まだ上映してるのかな?どうなんだろ。
僕は少し前に観に行ってみたのですが、
物語的には、荒廃した未来の地球と、
そこから飛び出した人々が宇宙空間で豊かに暮らしている
「エリジウム」と呼ばれる
「巨大建造物=スペース・コロニー」を舞台にしたお話でした。
そんなスペースコロニー的なものが出て来る話しを
見たり聞いたりなんかすると、
どうも僕の場合、ついつい誰もが知るアニメ
「機動戦士ガンンダム」の事を思い浮かべてしまいます。
僕にとって「ガンダム」というのはヤッパリ相当な!?
インパクトがあった作品なのでしょうか......
改めてそんなコトも感じたりなんかしました。
そんなインパクトを僕に残した「ガンダム」の劇中では、
その「スペースコロニー」が浮かんでいる宇宙空間のことを確か
「L1」とか「L2」とか言っていた様に思います。
「L1宙域にあるサイド4が、、」
とか、
「L2にある◯◯◯コロニーが、、、」
とか、そんな?感じの?記憶ですが......
その「L」という言葉が表しているものというのが実は、
天文力学用語の
「Lagrangian Point = ラグランジュポイント」
というもので、
その頭文字を取った「L」になります。
「ラグランジュポイント」というのは、
ラグランジュさんとオイラーさんという二人の偉大な学者さんが示した
宇宙空間における「特定の地点=場所」のことで、
例えば地球と月の関係の様に、
双方で重心を取り合って回り動いている2つの天体間において、
その両方の天体の位置関係を全く変えないまま
一緒になって動き続けられるという、
そんな貴重な場所のことを言います。
それは2つの天体の重力と遠心力が釣り合っている貴重な所......
穴場!
と言ったようなもの。
そしてこのポイントというのは、
地球の重力圏においては計算上、全部で「5つ」あるようなのです。
「たった5つしかない!」
と言ってもいいのかもしれません。
誰かに怒られる!?ほど、超!簡単!
に記してしまいましたが、
@2つの天体に対して無視出来るほど小さい質量のものであれば......
@計算された「アル」スピードでその場所に置くことが出来れば......
@あくまで2つの天体に対し相対的な位置関係であるということ......
といった詳細な条件もあります。
ただ、確かなことは、
この「ラグランジュポイント」以外の場所に物体を置いたりなんかすると、
普通は夜空で見かける「流れ星」の様に、
天体の引力に引っぱられてソレゾレの星=地球や月、に落ちてしまったり、
永遠と宇宙空間に彷徨い出て行ってしまう......
なんてことになってしまったり、と、
そんなことになっちゃったりします。
だからもし本当に人類が将来スペースコロニーなるものを置くとしたら、
物理的にはこのポイントに置くしかないというそんなポイントになります。
既にアメリカのNASAは、
このポイントに幾つかの宇宙観測用の人工衛星を送り込んだこともあって、
長期にわたって安定した宇宙観測を実現させていたりもします。
冒頭に記した映画「エリジウム」のスペースコロニーも
「きっとココに置かれているという設定なんだろうなぁ......」
などと思いながら見てましたが......やっぱり......
「ガンダム」というのは改めてスゲーなと思うのです。
現実的、物理学的な考証もしっかり入れ込んだ緻密な脚本。
お見事!((*゜θ゜)ノ スゴッ!
この5つのラグランジュポイントを分かりやすくシンプルな図で示すと、
ガンダムの中に出て来る呼称と同様に、
以下の「L1~L5」と記された赤いポイントとなります。
真ん中の黄色い丸が地球。
右端にある青い小さい丸が月となります。
この図で面白いのは、
地球(中央の黄丸)からは絶対に見えないラグランジュポイントというのがあって。
それが図中の「L2」の「赤丸」になります。
ここは地球から見てまさに
「月の裏側!」
になります。
地球からは絶対に見えない場所!
になります。
一度置くと物体が安定するポイントですから、
ここにもし誰かが何かを置いた場合、あった場合......
それは地球からは決して見ることが出来ません......
なにかあったら!(@。@)どーーーーーしよ!?
ちなみに初期「ガンダム」において、
敵となった「ジオン公国」のあった場所がマサにココ。
「L2」宙域にあるスペースコロニー。
地球に隠れて秘かに反体制国家を造り上げていった......という設定でした。
こんなところでも流石の緻密さがっ!(((*゜υ゜)ノ ナノダァ~
そしてもう一つ。
このラグランジュポイントで面白いなぁ......と思うことは、
このポイントというのは、
言い方を変えれば「究極のバランス点」だということです。
日々懸命に生きている社会や生活においての「アレ」と「コレ」。
あの人とこの人。
上司と部下。
組織と個人。
理想と現実。
売上と経費。
奥さんと私。
彼氏と仕事......
そんな2点間におけるモノゴトのバランス点を見つけ出すということは、
実は結構難しく、大変で。
それはマサに「ラグランジュポイント」の様に、
広大な宇宙空間の中にポツン......とある、
「僅な点」のように思えることもあったりして。
さらに、
最近になって僕もやっと気付いたことなのですが。
実はこの「ラグランジュポイント」と呼ばれるバランス点は、
上記した様な2つの天体間の重力や重心バランスのみで決まることでは無く。
その前提として
「太陽という巨大天体が及ぼす引力バランスも全体に影響している」
といった事実の上で成り立っている法則だということです。
一見2つの天体間におけるバランスの様に見えますが、
実のところ、本当は、
3つの天体間に働く要素の中で
初めて見出せるバランス点だということになります。
「3」のバランス。
2者間で起きた交通事故の時には、
警察や保険屋さんを挟んだ方が話しが整理出来る様に、
国家が司法、立法、行政と三権に分立している方がバランスが保てる様に、
ジャンケンポン!が便利!?なように、
バランス点というのは2点間よりも3点間で探した方がより良く、
安定的なポイントが見つかるものなのかもしれません。
2点間だけで見いだした点だったりすると、
それはまるで綱引きの中央点のように行ったり来たりする幅があるような......
実はそんな不安定な点だったりするのかもしれません。
振り返ると、
正しい答えを探せなかった時や、
「間違ったなぁ。。」
「失敗したなぁ。。」
と思うような時は、
いつもそんな2点間の情報だけで判断をしていたコトが多かった様な気もしています。
――――でも、
とかく僕らは2点の間でソレを探してしまいがちで......
......それが最近つくづく思うこと。
3点目というのは太陽の引力の様にとても大きくて見えづらいようなもの。
......それがつくづく感じること。
見えづらい3点目を探そうとするならば、
対象の2点とは全く違った角度や上記もした太陽の様に、
より大きく、遠く、見えない様なものなのか......
そんなようなものを考えていった方が見つかりやすいのかもしれません。
自分や相手とも離れている、
しかしドチラとも繋がっている、
そんな大きなものとは何なのか?
そんなコトが3つ目の視点を見つけるヒントなのかも知れません。
三つ目を探せ!
三つ目を見い出せ!
ソレが大事。
三つ目を見極めた後で真ん中を探せ!
ラグランジュ・ポイントを見出せ!
ソレが中道。
ラグランジュポイントを見つけるということは、
ヤハリ少々難しいことの様に思えます。
ラグランジュさんもオイラーさんも大変だったのでしょう。
もし、ちゃんと見つけ出せたとしても、
そこに何かをちゃんと「置く」というようなことがまた難しいことに思えます。
NASAさんも大変だったのでしょう。
そんなコトをやるには感情のコントロールや冷静さも必要なようにも思えます。
なんと言っても、三点のうちの一つは紛れも無い「自分自身」であって、
それなのに探すべき三点目は「自分から離れた点」なのですから。
なんだか......
泣けてくるのぉーーー(T。T)ぶぇ。