「これ、だれかなぁ。。鳥居もピカピカに光ってるなぁ。
後でねーさんに正確な言葉で聞いてもらおうかね、、、
女神、、さんだな。。」
僕はそんなことを思いながら、ねーさんと「つぶて浦」を後にして。
そのすぐそばにある目的地、荒熊神社さんに到着しました。
珍道中「南知多徒然」のポンチキ話は、もう少しだけ、続きます(^^)
行ってみると、
荒熊神社(あらくまじんじゃ)さんは海に面した小高い山の上にあって、
下からだとかなりの角度で見上げるような感じ。
真っ青な空の下、
こんもりと茂った濃い緑の山の尾根には沢山の赤い鳥居や看板が並んでいて、
とても雰囲気のある神社さんでした。
本殿までは170段以上の階段を登り参拝するようです。
悪い感じは全くしません(^^)
「ねーさんや。」
「?」
「狐さんでございますな。でも、悪い狐ではないですな。
正神のお使いさんで。ちょー頑張ってる。
伏見の稲荷さんみたいな感じ。
荒熊さんを護ってるのかな......」
「そぉう?」
駐車場は山の麓にあるようなのですが、そこに行く途中、
チラリと見えた近道的な横道に僕は車をスルリと滑り込ませました。
入ってみるとそこは道ではなく、小さな神社の境内で、その瞬間、
僕は、どーもその神社さんに呼ばれた様な気がしました。
その山の麓にあった小さな神社さんは、
荒熊さんの本殿に行く前に必ず挨拶をしないといけない社(やしろ)
のようにも感じました。なので僕らは
「導かれたんじゃね!?」
......なんてノリで車を境内の隅に停め、
そのまま小さな拝殿に参拝をすることにしました。
小さな拝殿に向き合ってみると、
そこには「豊受比賣=とようけひめ」とあります。
「なるほど。。狐さんだしな。。ナルホド」
ここでまた、
僕の頭にはちょっとしたイメージが浮かんできました。
先に記した様に、
この荒熊神社さんのある地というのは海を挟んだ伊勢神宮の対面(といめん)。
その地にある伊勢、外宮と同じ豊受大神(とようけのおおかみ)さん。
伊勢神宮の正式参拝における決まりゴトは内宮より先に外宮から。
その外宮のイメージが湧いてきます......
「ねーさんや。
ここも妙福寺と一緒ですの。
順番としては先ずはここから挨拶せねばいかんですな」
「そうぉ?」
「そうでございますのよ。でわわ。いきますよー......
......本日はこちらまでお導き頂きありがとうございます。
ここに車をしばし置かせて頂きますが、どうぞお許しください。
この後、荒熊さんの本殿の方に伺わせて頂きます。
何卒、良き参拝となる様、お力添えをよろしくお願いします。
心ばかしのお酒をお持ち致しました。
どうか、境内にいらっしゃいます全ての神々の皆さんと、
眷属の皆さんでお召し上がりください」
朝イチの熱田神宮から妙福寺、つぶて浦、
そして豊受さんのいる小さな神社......
それは乃野神社という名前でしたが、
やっと、これで、荒熊神社さんに登れます(^^)
僕らはテクテクと山を登り、頂上の本殿前に立ちました。
「イヤ〜......景色サイコーでんな。ココ(^^)
だーれもいませんし」
「綺麗だね」
頂上の社(やしろ)はまだ最近立て替えられたばかりのようで、
ピカピカと美しく、白木の良い匂いが漂っていました。
拝殿の前からは、海を挟み、遥か伊勢神宮の港、二見浦が見えます。
ここは、古代、伊勢湾入口の関所の一つで、
湾内に出入りするモノモノを伊勢側の社(やしろ)と共に
鋭くチェックしていた要所なのだとも実感できます。
きっとチカラのある人......神が居たに違いありません。
「中、入れちゃいますな。自由に。行っちゃう!?でしょ。とーぜん」
「そーだね」
「でわ、失礼して......」
僕らは誰もいない、
真新しい綺麗な拝殿の中に靴を脱いであがりこみました。
そして祭壇の前に佇むと、そこで、ちょっと驚くものを目にします。
それは、まさに、数日前、
「ここに来るべし!」
と僕らに言ってきた神様が最初に話してくれていた、アノ!
「ふるべの鈴」なるもの?が!本当に!
目の前にあったのでございます......
「うぇぇーーーっ!?!?ま、マジか!?Σ(゜ロ゜;)!!」
その鈴を見た瞬間、
僕らは驚きのあまり一緒に大きな声をあげてしまいました。
神様からはいつも、あまりに突飛なことを言われるので、
自分達でも言われたコトを実際に目にしたり、
情報として知るまではナカナカ信じられないのでございます。
常に自らの感覚の正誤を半分疑い、半分試しながら、
自らを審神者(さにわ)しながら動くということもありますし、
故にネットなどの情報も極力見ず、調べず。
調べても分からないことの方が殆どだったりもします。
それで言われた通りのことごとが目の前に展開されたりなんかすると、
毎度のことながらも、やはり、かなりの衝撃があるのでございます。
「ほ、ホントにあった......な......鈴。しかも、、ふ、二つ。並んで。。」
「すごいねー」
「マジあったんだ......すず......」
「......」
「イキナリ言われた神社がホントにあっただけでも驚くのにな......」
「そーだね」
「ねーさんやっ!」
「ん?」
「でかした!」
「そぉう?」
「でわわ!この鈴を!イザ!..................どーすんのさ!?(*・ω・*)?」
そこで改めて、万全には万全を期すべく、
この後はどーしたらベストなのか?を、
ここまで導いてくれた神様にその場で、
人格的思考を極力排除できる必殺のフリコ・トークでもって
ねーさんに聞いてもらいました。実のところ、
「次はココに行くのだ〜!」
と僕らに話してくれていた神様というのは荒熊神社の神様というわけではなく、
また別のとても格の高い神様で、
僕は数ヶ月前の富士山の上でも言われていたコトなのです。
その時もねーさんや一部の人達にはそのことを話してはいたのですが、
面白いのは、
「長〜〜いこと封印されているよーっ!」
という荒熊の神様とは、ここ迄、
ねーさんでも話すことは全く出来ませんでした。
この辺がやっぱりオネエ様の素敵な感じで、正確な感じ。
ホント、感心しちゃいます。
「神様なんて言ってる?」
「えーーっと......この鈴を二人で頭の上に掲げて振って欲しいんだって。
それで、その後、祝詞とフルのコトを挙げて欲しいんだって」
「鈴を!?頭の上に?」
「そーみたい」
「インド人みたいにか!?(・Д・)?」
僕は、つぶて岩、豊受さんと繋いできた同じお酒を、
荒熊さん用に持ってきた紙コップに注ぎ、祭壇前の台の上に差し上げ、
残りも全て酒瓶ごと捧げ、
そして導きの神様に言われるがまま、大きな宝珠型の鈴を僕が、
小さな鈴をねーさんが両手でそっと包むようにして持ち上げて、
祭壇の前に2人して立ち並びました。
二つの鈴はそのままそれぞれの頭上高くに、
まるで武道館のタマネギの様に掲げられ、
僕らはインドのダンサーが首を左右にクイクイと動かす時の様なポーズで、
フリフリと頭上の鈴をしばらく振ってみました。
二つの鈴は
「カラカラカラ〜〜ン♪」
と、乾いた、いかにもセトモノと言った風合いの音を、
音程の高低差を持って奏でました。
もし、この時の姿を外から見た人がいたならば、きっと、大至急!
救急車を呼んだに違いありません。ええ。
山の上で、誰もいなくて、ホントーに良かったのでございまつ。
ええ。ええ。
そして僕らは、鳴らし終えた鈴を二つとも元の敷物の上に戻し。
改めて祭壇に向かい直し。
姿勢を整え。
フーーーーッと、深い息を吐きました。
僕はさらにユックリとお腹の深い所で呼吸を整えて、
神様から言われた通り、
アマテラスさんから降ろされた秘伝の!祝詞と、
物部の「フルノコト」を捧げました。
全てを唱え終わり、拍手と礼をすると、
僕らには自然と神様の言葉が降りてきました。
例によってねーさんがそれを正確にトレースすると......
「ありがとう。ツカは開いた。
下に “ふるべの鈴” があるから求めるといい」
拝殿の空気が一変したので、僕はなんとなく、
「荒熊の神様は出れたのかなぁ......」
と、感じていましたが、
イザ、神様から言葉をもらうとやはり安心します。
しかし、
「あれ?下に社務所なんてあったけ?」
「なかった気がする」
「そーだよね。。何処にあるんだろー。。」
「ココ出たすぐ横の所に、
閉まってる小さな小屋があったから見てみようか。
何か張り紙があったと思うよ」
ねーさんはそう言うと、本殿の外に出て、
本殿の入口側にあった小さな、
もう閉まっている社務所を覗き込みました。
「社務所の地図が貼ってあるよー。
下に降りてちょっと行ったとこにあるみたい」
そうして僕達は山を降り、
そのまま地図に書かれていた場所まで歩いて行きました。
途中。強い力を感じて本殿とその山の方を振り返って見てみると、
雲も無く晴れわたっていた神社の上の空に、
山の頂上からモクモクと湧き上がって来た不思議な雲達が放射状に、
青い空に向かって大きく広がり出ていました。
その姿は、
山の頂上から空に向かって何かが飛び出して行っているようにも、
何かが僕らに手を振ってくれているようにも感じられて。
僕はその美しい風景を見ながら確信しました。
「ねーさん。色々と出て来てるね。よかったな(^^)」
「そーね(^^)」
山を降り、数分歩いた僕らは、張り紙にあった場所に着きました。
着いてみるとそこは社務所というより、
ごく一般的な木造二階建ての民家で。
広い庭にはいくつかの物置や車が置かれていました。
色々な植木もあちこちに植えられています。
何処からどーみても普通の家。
それでもソコを
「ココだな、きっと、、」
と思えたわけは、家の庭先に
「ぽっくり弘法大師」
という大きな看板が掲げられていたからです。
「なんか、神社だか寺だかわからん打ち出しやな。
不思議じゃ、、」
僕はそんなことを呟きながら、
ねーさんとその家の玄関に向かいました。
玄関のスライドドアの前に立った僕は、
ドア横にあるピンポンボタンを
「ピンポコリーーーーーン♪」
と鳴らしました。
すると、ドアがガラガラ......と開き。
奥から白と薄水色の巫女装束に身を包んだ
神職の中年の女性の方が怪訝そうに顔を覗かせ。
そのまま僕を足元から頭頂までジジジッ......っと、
スキャンするようにして見ていました。
「こんにちわぁ。。
あの、上の神社さんを参拝させてもらった者なのですが、
こちらで鈴がいただけると聞きまして、、、ココで良いのでしょうか?」
この後僕らは、この家のような社務所で、
荒熊神社の宮司さんからちょっと驚く話を聞かされることとなるのです……
つづく
後でねーさんに正確な言葉で聞いてもらおうかね、、、
女神、、さんだな。。」
僕はそんなことを思いながら、ねーさんと「つぶて浦」を後にして。
そのすぐそばにある目的地、荒熊神社さんに到着しました。
珍道中「南知多徒然」のポンチキ話は、もう少しだけ、続きます(^^)
行ってみると、
荒熊神社(あらくまじんじゃ)さんは海に面した小高い山の上にあって、
下からだとかなりの角度で見上げるような感じ。
真っ青な空の下、
こんもりと茂った濃い緑の山の尾根には沢山の赤い鳥居や看板が並んでいて、
とても雰囲気のある神社さんでした。
本殿までは170段以上の階段を登り参拝するようです。
悪い感じは全くしません(^^)
「ねーさんや。」
「?」
「狐さんでございますな。でも、悪い狐ではないですな。
正神のお使いさんで。ちょー頑張ってる。
伏見の稲荷さんみたいな感じ。
荒熊さんを護ってるのかな......」
「そぉう?」
駐車場は山の麓にあるようなのですが、そこに行く途中、
チラリと見えた近道的な横道に僕は車をスルリと滑り込ませました。
入ってみるとそこは道ではなく、小さな神社の境内で、その瞬間、
僕は、どーもその神社さんに呼ばれた様な気がしました。
その山の麓にあった小さな神社さんは、
荒熊さんの本殿に行く前に必ず挨拶をしないといけない社(やしろ)
のようにも感じました。なので僕らは
「導かれたんじゃね!?」
......なんてノリで車を境内の隅に停め、
そのまま小さな拝殿に参拝をすることにしました。
小さな拝殿に向き合ってみると、
そこには「豊受比賣=とようけひめ」とあります。
「なるほど。。狐さんだしな。。ナルホド」
ここでまた、
僕の頭にはちょっとしたイメージが浮かんできました。
先に記した様に、
この荒熊神社さんのある地というのは海を挟んだ伊勢神宮の対面(といめん)。
その地にある伊勢、外宮と同じ豊受大神(とようけのおおかみ)さん。
伊勢神宮の正式参拝における決まりゴトは内宮より先に外宮から。
その外宮のイメージが湧いてきます......
「ねーさんや。
ここも妙福寺と一緒ですの。
順番としては先ずはここから挨拶せねばいかんですな」
「そうぉ?」
「そうでございますのよ。でわわ。いきますよー......
......本日はこちらまでお導き頂きありがとうございます。
ここに車をしばし置かせて頂きますが、どうぞお許しください。
この後、荒熊さんの本殿の方に伺わせて頂きます。
何卒、良き参拝となる様、お力添えをよろしくお願いします。
心ばかしのお酒をお持ち致しました。
どうか、境内にいらっしゃいます全ての神々の皆さんと、
眷属の皆さんでお召し上がりください」
朝イチの熱田神宮から妙福寺、つぶて浦、
そして豊受さんのいる小さな神社......
それは乃野神社という名前でしたが、
やっと、これで、荒熊神社さんに登れます(^^)
僕らはテクテクと山を登り、頂上の本殿前に立ちました。
「イヤ〜......景色サイコーでんな。ココ(^^)
だーれもいませんし」
「綺麗だね」
頂上の社(やしろ)はまだ最近立て替えられたばかりのようで、
ピカピカと美しく、白木の良い匂いが漂っていました。
拝殿の前からは、海を挟み、遥か伊勢神宮の港、二見浦が見えます。
ここは、古代、伊勢湾入口の関所の一つで、
湾内に出入りするモノモノを伊勢側の社(やしろ)と共に
鋭くチェックしていた要所なのだとも実感できます。
きっとチカラのある人......神が居たに違いありません。
「中、入れちゃいますな。自由に。行っちゃう!?でしょ。とーぜん」
「そーだね」
「でわ、失礼して......」
僕らは誰もいない、
真新しい綺麗な拝殿の中に靴を脱いであがりこみました。
そして祭壇の前に佇むと、そこで、ちょっと驚くものを目にします。
それは、まさに、数日前、
「ここに来るべし!」
と僕らに言ってきた神様が最初に話してくれていた、アノ!
「ふるべの鈴」なるもの?が!本当に!
目の前にあったのでございます......
「うぇぇーーーっ!?!?ま、マジか!?Σ(゜ロ゜;)!!」
その鈴を見た瞬間、
僕らは驚きのあまり一緒に大きな声をあげてしまいました。
神様からはいつも、あまりに突飛なことを言われるので、
自分達でも言われたコトを実際に目にしたり、
情報として知るまではナカナカ信じられないのでございます。
常に自らの感覚の正誤を半分疑い、半分試しながら、
自らを審神者(さにわ)しながら動くということもありますし、
故にネットなどの情報も極力見ず、調べず。
調べても分からないことの方が殆どだったりもします。
それで言われた通りのことごとが目の前に展開されたりなんかすると、
毎度のことながらも、やはり、かなりの衝撃があるのでございます。
「ほ、ホントにあった......な......鈴。しかも、、ふ、二つ。並んで。。」
「すごいねー」
「マジあったんだ......すず......」
「......」
「イキナリ言われた神社がホントにあっただけでも驚くのにな......」
「そーだね」
「ねーさんやっ!」
「ん?」
「でかした!」
「そぉう?」
「でわわ!この鈴を!イザ!..................どーすんのさ!?(*・ω・*)?」
そこで改めて、万全には万全を期すべく、
この後はどーしたらベストなのか?を、
ここまで導いてくれた神様にその場で、
人格的思考を極力排除できる必殺のフリコ・トークでもって
ねーさんに聞いてもらいました。実のところ、
「次はココに行くのだ〜!」
と僕らに話してくれていた神様というのは荒熊神社の神様というわけではなく、
また別のとても格の高い神様で、
僕は数ヶ月前の富士山の上でも言われていたコトなのです。
その時もねーさんや一部の人達にはそのことを話してはいたのですが、
面白いのは、
「長〜〜いこと封印されているよーっ!」
という荒熊の神様とは、ここ迄、
ねーさんでも話すことは全く出来ませんでした。
この辺がやっぱりオネエ様の素敵な感じで、正確な感じ。
ホント、感心しちゃいます。
「神様なんて言ってる?」
「えーーっと......この鈴を二人で頭の上に掲げて振って欲しいんだって。
それで、その後、祝詞とフルのコトを挙げて欲しいんだって」
「鈴を!?頭の上に?」
「そーみたい」
「インド人みたいにか!?(・Д・)?」
僕は、つぶて岩、豊受さんと繋いできた同じお酒を、
荒熊さん用に持ってきた紙コップに注ぎ、祭壇前の台の上に差し上げ、
残りも全て酒瓶ごと捧げ、
そして導きの神様に言われるがまま、大きな宝珠型の鈴を僕が、
小さな鈴をねーさんが両手でそっと包むようにして持ち上げて、
祭壇の前に2人して立ち並びました。
二つの鈴はそのままそれぞれの頭上高くに、
まるで武道館のタマネギの様に掲げられ、
僕らはインドのダンサーが首を左右にクイクイと動かす時の様なポーズで、
フリフリと頭上の鈴をしばらく振ってみました。
二つの鈴は
「カラカラカラ〜〜ン♪」
と、乾いた、いかにもセトモノと言った風合いの音を、
音程の高低差を持って奏でました。
もし、この時の姿を外から見た人がいたならば、きっと、大至急!
救急車を呼んだに違いありません。ええ。
山の上で、誰もいなくて、ホントーに良かったのでございまつ。
ええ。ええ。
そして僕らは、鳴らし終えた鈴を二つとも元の敷物の上に戻し。
改めて祭壇に向かい直し。
姿勢を整え。
フーーーーッと、深い息を吐きました。
僕はさらにユックリとお腹の深い所で呼吸を整えて、
神様から言われた通り、
アマテラスさんから降ろされた秘伝の!祝詞と、
物部の「フルノコト」を捧げました。
全てを唱え終わり、拍手と礼をすると、
僕らには自然と神様の言葉が降りてきました。
例によってねーさんがそれを正確にトレースすると......
「ありがとう。ツカは開いた。
下に “ふるべの鈴” があるから求めるといい」
拝殿の空気が一変したので、僕はなんとなく、
「荒熊の神様は出れたのかなぁ......」
と、感じていましたが、
イザ、神様から言葉をもらうとやはり安心します。
しかし、
「あれ?下に社務所なんてあったけ?」
「なかった気がする」
「そーだよね。。何処にあるんだろー。。」
「ココ出たすぐ横の所に、
閉まってる小さな小屋があったから見てみようか。
何か張り紙があったと思うよ」
ねーさんはそう言うと、本殿の外に出て、
本殿の入口側にあった小さな、
もう閉まっている社務所を覗き込みました。
「社務所の地図が貼ってあるよー。
下に降りてちょっと行ったとこにあるみたい」
そうして僕達は山を降り、
そのまま地図に書かれていた場所まで歩いて行きました。
途中。強い力を感じて本殿とその山の方を振り返って見てみると、
雲も無く晴れわたっていた神社の上の空に、
山の頂上からモクモクと湧き上がって来た不思議な雲達が放射状に、
青い空に向かって大きく広がり出ていました。
その姿は、
山の頂上から空に向かって何かが飛び出して行っているようにも、
何かが僕らに手を振ってくれているようにも感じられて。
僕はその美しい風景を見ながら確信しました。
「ねーさん。色々と出て来てるね。よかったな(^^)」
「そーね(^^)」
山を降り、数分歩いた僕らは、張り紙にあった場所に着きました。
着いてみるとそこは社務所というより、
ごく一般的な木造二階建ての民家で。
広い庭にはいくつかの物置や車が置かれていました。
色々な植木もあちこちに植えられています。
何処からどーみても普通の家。
それでもソコを
「ココだな、きっと、、」
と思えたわけは、家の庭先に
「ぽっくり弘法大師」
という大きな看板が掲げられていたからです。
「なんか、神社だか寺だかわからん打ち出しやな。
不思議じゃ、、」
僕はそんなことを呟きながら、
ねーさんとその家の玄関に向かいました。
玄関のスライドドアの前に立った僕は、
ドア横にあるピンポンボタンを
「ピンポコリーーーーーン♪」
と鳴らしました。
すると、ドアがガラガラ......と開き。
奥から白と薄水色の巫女装束に身を包んだ
神職の中年の女性の方が怪訝そうに顔を覗かせ。
そのまま僕を足元から頭頂までジジジッ......っと、
スキャンするようにして見ていました。
「こんにちわぁ。。
あの、上の神社さんを参拝させてもらった者なのですが、
こちらで鈴がいただけると聞きまして、、、ココで良いのでしょうか?」
この後僕らは、この家のような社務所で、
荒熊神社の宮司さんからちょっと驚く話を聞かされることとなるのです……
つづく
それにしても、私の言葉が、「そぉー?」くらいしかないのが、本当なので笑えました。
そんなに感じて生きていると、疲れるだろうなぁ。だから、強くならないといけなかったのですね。
雲の写真をよく撮る人は
雲だった頃を懐かしんでいる
のかもしれませんね。
全ての力は両刃のようですねぇ。
そういう意味を雲と表現するのであれば、、そうかもしれませんね(^^)
更新ありがとうございます!!
ワクワク一緒に冒険気分なんて毎回楽しく拝見しておりますが、神様と名のる異星人存在たちに褒めおだてられて、こう、封印とか解いていって大丈夫なんですのん!?とも心の隅では思うこともあります。失礼な言い方ですみません。ほとんどの地球人のルーツは地球ではありませんからお気になさらず。
おふたりの行動があまりにスムーズなものですから。毎度お見事です
映画ロードオブザリングかのように解放された神々が他の解放された神々と戦うんちゃうだろうナ!
なんて妄想してしまいましたよ。
あら神たちでなけりゃ頭上で鈴振ってこうはなりませんよね。続きもよろしくお願いします
でも、そんな事々がわかっていても、いなくても、自らの行動に対しての正誤は僕にはわからないのです。
わかんないので、宇宙というスケールでは正誤など無いのだろーなーとも考えています。
そうなると、この世界はただ必要なことが在り、起こるだけにも思えます。
そう思っちゃうと僕の中に残る判断の物差しはたった一つしかないのです。
「自分がやるべきことだと真っ直ぐに思えるか?どうか」
神様ごとに関しては、僕はただそれだけの事の様に捉えています。
「真っ直ぐとはどういうことか」
「真っ直ぐであるとはどのようなことか」
コレとセットで。
日夜、自分に流れ来る情報や出会い、仕事や風景や出来事の意味することは何なのか?を考え、それらを吟味して、最後に、やるべきかどうかを心奥に在る魂と会話して判断します。
大事なことは、そんなことを自然にできる=真っ直ぐな自分であるか?どうか?だと思っています。
「かんながら」とは、そういうことであり、そういう状態でやることになってしまうことはこれからも躊躇なくやろうと思っています。
そうじゃないことは死んでもやらないと思います。
きっと、アチキの命なんて儚いので。ええ。ええ。
いつでも。ぽーーんと。ええ。ええ。
続きは今夜書きまっちゅ!(^^)
私も内面でそのように捉えたり行動したりというところuzumetさんと同じだなあと思いました。
いつでもぽーんというのもです。
正誤のお話ありましたが、細かくは省き、善悪についてもそう思います。
生まれながらにして小さな頃から宇宙やら神様とおはなちちてたのですか?ってことはブログに書く予定がなければすみません。
ねえさんの始まりはブログ最初から知ってましたから、いつかuzumetさんのお話聞いてみたいです。
uzumetさんがあぶないっ!と気づく前に知らず知らずたくさん守っていそうですね。
おうちに来てるのにスネしか見えないというかつブロのお話には笑いました。