なので、
ここで終わるとチョット物足りないでしょうから......
物部氏を語る最後は.......
「鉄」の話となるのでしょうか。
テツ。
物部氏の話の最後は次回、
その「鉄」の話でまとめたく思います(^^)
古代日本を席巻していた武器、青銅の剣は、
この鉄の剣に合わさってはもろくも敗れ去ります。
記紀神話に、
「スサノオが退治したヤマタノオロチの尻尾を剣で切り裂いた時に、
オロチの中に入っていた大刀に当り、刃が欠けてしまった......」
と記されているのは、
鉄の剣の技術が伝来した事も含まれているとも思われるわけです。
この話は、その新しい強力な剣をスサノオが手にした......
とも読めて来ます。
勿論、ダブルやトリプルミーニングも多い記紀の物語です。
他にも幾つかの意味を被せられているかもしれません......が、
鉄以上の剣なんかも!?
あったかも!?
しれませんし。
ただ、太平洋戦争で原子爆弾が勝敗を決定づけた様に、
戦国時代に織田信長が鉄砲を使って諸国を制していったように、
明治維新で坂本龍馬率いる海援隊が
大陸の先進武器の輸入代理業者となって力を持っていった様に、
太古の時代において鉄製の武器の登場は、
やはり、
この国にとって大きな時代の転換点となったハズなのです。
そんな鉄や様々な武器を調達したり、
製造する技術を代々司っていたのが物部氏である、と。
そうも考えられます。
では、少なくとも二千年以上前の時代。
スサノオやニギハヤヒや原初物部氏の時代。
その鉄製武器の製造技術というのはこの国で生まれたものなのでしょうか?
それとも、他のどこかからこの国へもたらされたもの?
なのでしょうか。
既にこの頃の大陸では先進の鉄製武器が数多く使われていました。
当然、その製造技術もありました。
前回も記しましたが、そんな技術を有していたであろう物部氏には、
大陸から渡ってきた技術者の集団が含まれていたであろうことは
誰でも容易に想像できます。
渡り鳥の「鶴」がデザインされている物部神社の独特の神紋
「ひおい紋」にもその意が含まれている様にも思えます。
そして、その大陸の、イヤ、
人類の製鉄の起源を辿れば、
現在の考古学的には紀元前1680年頃の現トルコ国、
地中海にせり出たアナトリア半島を支配していた一大王国
「ヒッタイト」に辿り着きます。
アナトリア半島とは、地中海と黒海に挟まれ、
ギリシャやエジプト、
イスラエルやメソポタミア地域とも非常に近く、
密接に絡んだ文化を持つ場所です。
そして、後に「シルクロード」と名付けられた、
東西の物流や文化が行き交う交易道の西端地の一つでもあります。
そんなシルクロードの東端とは?
どこか。
その「絹の道」は、
ユーラシア大陸のカラカラに乾いたステップ気候の辺縁を通り、
モンゴルから
中国、朝鮮半島へと連なり。
そこからは、今度は海を越え、対馬や隠岐などの島を渡り。
糸島や北九州の地へ。
北九州からは関門海峡を回りこんで、
大分県、国後半島や宗像(ムナカタ)の地を通って瀬戸内海へと入ります。
その瀬戸内海の東の突き当たりがシルクロードの東端。
そこは勿論、現在の大阪。
住吉大社などが位置する河内国であったとされています。
河内に辿り着いた国内外からの様々な物品は、
そのまま船で淀川、もしくは大和川を内陸へと運ばれていき。
その先にある奈良、ヤマトの地へと辿り着きました。
その地には、
物部氏の氏神である石上神宮(いそのかみじんぐう)もあります。
物部氏の始祖とされる「ウマシマジノミコト」の父である
「大物主 ≒ ニギハヤヒ」を祀る
「大神神社=おおみわじんじゃ」もあります。
以前記した全国の?長谷川さんの故郷!
「初瀬=ハセ」の地だってあります。
「初瀬」とは、国内外の貴重な荷物が初めて陸揚げされる川の瀬です。
奈良の正倉院には古代オリエントの宝物が沢山保管されていますし、
この時代、既に大阪、河内国がシルクロードの東端であったことは
学問的にも証明されています。
その道を辿ってきた物品や知識、技術......
時に人などに至るまでを独占していた勢力が大和朝廷であり、
物部氏でもあるわけです。
モノモノを伸べ造り、調達する氏族。
政府における「部」。
そのモノのルーツを辿れば、
古代オリエントから地中海、エジプトまでもが見えてきます。
シルクロードとは「鉄の道」でもあったわけです。
でもって、その時代。
古代オリエントで花盛りだった文化、宗教と言えば......
旧約聖書......ユダヤ教です。
日本では原初物部氏が勢力を振るっていた時代や、
神話の時代とほぼ同時期だったとも思われますが、
そんな旧約聖書の文化や書物も、様々な物品や人と一緒に
シルクロードを通ってこの国にも入ってきているハズなのです。
そう考える方が自然です。
後の、聖徳太子が活躍していた頃であれば、
それら同様に伝わり来ていたものは新約聖書......
キリスト教へと進化もしているハズです。
物部氏はアニミズムをベースにした、
この国固有の古代神道(しんとう)の基礎を築き、
護ってもきた氏族です。
彼らの創り上げた神道の中には、
これらの文化や考えが入っている可能性は非常に高いとも思えます。
日本文化とはアレンジメントカルチャー。
オリエントの神々の教えの中から真理と思える部分や、
良き事に思える部分だけを取り出し。
高度に融合し。
また違うものに作り変えていく。
物部氏はこの国特有の「神道」を創り行く過程で、
そんな事もしてきたのかもしれません。
物部氏を辿るとこんなことまで見えてきたりもします。
日本神道にはユダヤ教もキリスト教も含まれている.......のかも!?
しれません( ̄+ー ̄)
「ヒッタイト」とは「hattie=ハッティ」とも書きます。
旧約聖書では「ヘテ」......ハタ!?とも言えそうですが......
その「ヒッタイト帝国」の首都遺跡
「ハットゥシャ」に残るメインゲートにはライオンが二頭います。
通称「ライオンの門」......狛犬!?(wikipediaより)

さて、記紀神話には「火」から生まれた様々な神々が描かれていますが、
それらも、この「鉄」、
もしくは「製鉄」「刀鍛冶」ということを念頭において読んでみると、
トテモ興味深い理解ができることに気づきます。
神話に描かれる「火の神」とは
「カグツチ=火之迦具土=ヒノカグツチ」です。
神産みの女神「イザナミ」は沢山の神々を生んだ最後に
「火の神」カグツチを産み、
その時に負った陰部の火傷が元で亡くなった......と記されています。
怒った夫のイザナギはこの時「十拳剣=とつかのつるぎ」で
妻の死因となった「カグツチ」の首をはね、
その切られたカグツチの体からほとばしる血からまた様々な神々が生まれた......
と記されています。
女神イザナミの陰部から生まれる火の神......
これは溶鉱炉から流れ出る、
真っ赤なドロドロとした精製される前の銑鉄(せんてつ)、
「溶鉄=ようてつ」とも思えます。
記紀の作者は女性の生理現象と溶鉱炉のイメージを
重ねているのかもしれません。
この後の記述は古事記と日本書紀で多少の違いがありますが、
大体は以下の様になります。
カグツチを切ったイザナギの剣の切っ先から滴り落ちた血から
生まれたのは「イワサク」「ネサク」「イワツツノヲ」の神。
サクとは「析」と書きますが、石や根を切る神でしょうか。
どちらにしても明らかに刃物。
剣のこと。
剣の切っ先から生まれた......と描かれる神々とは、
武器における「刃」の部分のことではないでしょうか。
三柱となっているのは刀や斧、槍......
もしかしたら鍬や鎌など農耕具も含め、
そんな刃物の種類を表してもいるのでしょうか。
そして、その次に生まれたのは、
剣の「根元」についた血が岩に飛び散ったトコロから
生まれたとされる三柱の神々。
これはそれぞれの刀の「つば=鐔」に当たる部分でしょうか。
「ツバ」とは、剣などの刃の「根元部分」に仕込まれる、
持手を保護する為のパーツのことで。
「持ち手=つか=柄」部分と刃との間に挟まれている
丸や楕円や四角の形をしたもの。
時に独自の装飾なども入っているパーツです。
その次は剣の手上(たがみ)から滴る血から生まれた三柱の神
「クラオカミ」「クラヤマツミ」「クラミツハ」
勿論これは、武器の「取っ手=柄=つか」の部分ではないか
というイメージも出来ます。
もしくは、鍛えた熱い鉄を冷やし固める為の水や水桶のことかもしれません。
その水は暗い工房や納屋の中に張ってある水であり、
冷やす時に剥がれ落ちる黒い鉄片が混じった水のことかもしれません。
物語に記されている「血」とは、
職人が真っ赤な熱い鉄を鍛える(きたえる)時に飛び散る、
アノ火花の描写の様にも思えるのです。
火の神々が生まれ出る描写は、そのまんま、
製鉄から武器を作っていく「鍛冶=かじ」における
諸段階の描写にも読めるわけです。
それぞれの神はその工程を管理する、
持ち場持ち場の責任者の様にも思え。
また、パーツ、パーツの製作者のようにも思えます。
それは鉄工場の描写にも思えるのです。
「イザナミ」が陰部に火傷を負い、苦しんでいる時に吐いたゲロ!
から生まれたと描かれている金属の神「金山毘古=かなやまひこ」の神とは、
暗く、熱く、息苦しい劣悪な労働環境の中、
体に鞭を打ちながら武器造りをしていた工場の労働者や
鍛冶職人さん達のことの様にも感じられるのです。
日本神話。神道。鉄。武器。シルクロード。砂漠の国。
聖書。物部氏。この国の起源......
僕にはとても興味深い世界に見えてくるのです。
あまりにマニアックな話になってしまい、
申し訳なさで鼻水が出てきてしまうのです。
ちなみに、紀元前2000年頃。今から4000年ほど前。
ヒッタイト人は何処からやって来たのか?
ユーラシア大陸の東の方から......という説もありつつ......
未だ分かっていません(^^)

前回記した「物部神社」に僕が最初に訪れた時、
少々不思議なコトが起きたのを憶えています。
神社にいる時、
僕の左足に何か?が入り込んできたような感覚があったのですが、
でも、まぁ、そんなコト気にしていてもしょうがないので、
その違和感を抱えたまま数日を過ごしていました。
そして、家に戻って5日ぐらいたったある日、
「ヤバし......チョット痩せるべし!」
ナドトと思い立ち、夕方、家の裏の河川敷に僕はランニングに出かけました。
しばらく走っていると、日もかなり暮れてきて月も輝いてきました。
それがすごく綺麗だったので、
僕はそのまま河原に寝そべって、息を
「ハァハァ......」
と弾ませながら
「ボーーッ」
と空を見つめていたのですが、その時、
寝ている僕の左足首から膝にかけて何かがサワサワサワ......
と動き出し、走り、
そのまま左膝の上ぐらいからスーーーッ......と、
雲のようなモノとなって空に抜け出していったのです。
それはそのまま天空へと登って行き、なんとなく.......
空に輝いているお月様に吸われていった......ような......
なぁーーんて!ヾ(*・ω・)ノ
そんな感じがしたのです。
ハッキリと。ええ。
変態じゃ無いのですが。ええ。
それで後日、この話を信頼している北陸の気功師のYさんに話すと
「ああ、わかります。
それ、物欲ですよ。UZMETさんの。
以前より物欲がなくなったでしょ?違います?(^^)」
「ああっ!? た、確かに。。
あの日から色々とコダワッテいたアレやコレやのモノに対する気持ちが
確かにかなり変わってる気はしてたんですよ......確かに。。
ああ、そーか。そーだったのか。。」
「物部ですから、モノへの執着も正されたのでしょうね(^^)」
面白いのはこの時、
物欲には「月」という存在も強く関係していることもよくわかって......
どーも、月というのは人の欲や感情、
時に「モノの精」みたいなモノを
よく吸い取ってくれる存在のようにも思えています。
きっと、そういう力「も」持っているのではないかと。
そんなことも思っていたりします。
ここで終わるとチョット物足りないでしょうから......
物部氏を語る最後は.......
「鉄」の話となるのでしょうか。
テツ。
物部氏の話の最後は次回、
その「鉄」の話でまとめたく思います(^^)
古代日本を席巻していた武器、青銅の剣は、
この鉄の剣に合わさってはもろくも敗れ去ります。
記紀神話に、
「スサノオが退治したヤマタノオロチの尻尾を剣で切り裂いた時に、
オロチの中に入っていた大刀に当り、刃が欠けてしまった......」
と記されているのは、
鉄の剣の技術が伝来した事も含まれているとも思われるわけです。
この話は、その新しい強力な剣をスサノオが手にした......
とも読めて来ます。
勿論、ダブルやトリプルミーニングも多い記紀の物語です。
他にも幾つかの意味を被せられているかもしれません......が、
鉄以上の剣なんかも!?
あったかも!?
しれませんし。
ただ、太平洋戦争で原子爆弾が勝敗を決定づけた様に、
戦国時代に織田信長が鉄砲を使って諸国を制していったように、
明治維新で坂本龍馬率いる海援隊が
大陸の先進武器の輸入代理業者となって力を持っていった様に、
太古の時代において鉄製の武器の登場は、
やはり、
この国にとって大きな時代の転換点となったハズなのです。
そんな鉄や様々な武器を調達したり、
製造する技術を代々司っていたのが物部氏である、と。
そうも考えられます。
では、少なくとも二千年以上前の時代。
スサノオやニギハヤヒや原初物部氏の時代。
その鉄製武器の製造技術というのはこの国で生まれたものなのでしょうか?
それとも、他のどこかからこの国へもたらされたもの?
なのでしょうか。
既にこの頃の大陸では先進の鉄製武器が数多く使われていました。
当然、その製造技術もありました。
前回も記しましたが、そんな技術を有していたであろう物部氏には、
大陸から渡ってきた技術者の集団が含まれていたであろうことは
誰でも容易に想像できます。
渡り鳥の「鶴」がデザインされている物部神社の独特の神紋
「ひおい紋」にもその意が含まれている様にも思えます。
そして、その大陸の、イヤ、
人類の製鉄の起源を辿れば、
現在の考古学的には紀元前1680年頃の現トルコ国、
地中海にせり出たアナトリア半島を支配していた一大王国
「ヒッタイト」に辿り着きます。
アナトリア半島とは、地中海と黒海に挟まれ、
ギリシャやエジプト、
イスラエルやメソポタミア地域とも非常に近く、
密接に絡んだ文化を持つ場所です。
そして、後に「シルクロード」と名付けられた、
東西の物流や文化が行き交う交易道の西端地の一つでもあります。
そんなシルクロードの東端とは?
どこか。
その「絹の道」は、
ユーラシア大陸のカラカラに乾いたステップ気候の辺縁を通り、
モンゴルから
中国、朝鮮半島へと連なり。
そこからは、今度は海を越え、対馬や隠岐などの島を渡り。
糸島や北九州の地へ。
北九州からは関門海峡を回りこんで、
大分県、国後半島や宗像(ムナカタ)の地を通って瀬戸内海へと入ります。
その瀬戸内海の東の突き当たりがシルクロードの東端。
そこは勿論、現在の大阪。
住吉大社などが位置する河内国であったとされています。
河内に辿り着いた国内外からの様々な物品は、
そのまま船で淀川、もしくは大和川を内陸へと運ばれていき。
その先にある奈良、ヤマトの地へと辿り着きました。
その地には、
物部氏の氏神である石上神宮(いそのかみじんぐう)もあります。
物部氏の始祖とされる「ウマシマジノミコト」の父である
「大物主 ≒ ニギハヤヒ」を祀る
「大神神社=おおみわじんじゃ」もあります。
以前記した全国の?長谷川さんの故郷!
「初瀬=ハセ」の地だってあります。
「初瀬」とは、国内外の貴重な荷物が初めて陸揚げされる川の瀬です。
奈良の正倉院には古代オリエントの宝物が沢山保管されていますし、
この時代、既に大阪、河内国がシルクロードの東端であったことは
学問的にも証明されています。
その道を辿ってきた物品や知識、技術......
時に人などに至るまでを独占していた勢力が大和朝廷であり、
物部氏でもあるわけです。
モノモノを伸べ造り、調達する氏族。
政府における「部」。
そのモノのルーツを辿れば、
古代オリエントから地中海、エジプトまでもが見えてきます。
シルクロードとは「鉄の道」でもあったわけです。
でもって、その時代。
古代オリエントで花盛りだった文化、宗教と言えば......
旧約聖書......ユダヤ教です。
日本では原初物部氏が勢力を振るっていた時代や、
神話の時代とほぼ同時期だったとも思われますが、
そんな旧約聖書の文化や書物も、様々な物品や人と一緒に
シルクロードを通ってこの国にも入ってきているハズなのです。
そう考える方が自然です。
後の、聖徳太子が活躍していた頃であれば、
それら同様に伝わり来ていたものは新約聖書......
キリスト教へと進化もしているハズです。
物部氏はアニミズムをベースにした、
この国固有の古代神道(しんとう)の基礎を築き、
護ってもきた氏族です。
彼らの創り上げた神道の中には、
これらの文化や考えが入っている可能性は非常に高いとも思えます。
日本文化とはアレンジメントカルチャー。
オリエントの神々の教えの中から真理と思える部分や、
良き事に思える部分だけを取り出し。
高度に融合し。
また違うものに作り変えていく。
物部氏はこの国特有の「神道」を創り行く過程で、
そんな事もしてきたのかもしれません。
物部氏を辿るとこんなことまで見えてきたりもします。
日本神道にはユダヤ教もキリスト教も含まれている.......のかも!?
しれません( ̄+ー ̄)
「ヒッタイト」とは「hattie=ハッティ」とも書きます。
旧約聖書では「ヘテ」......ハタ!?とも言えそうですが......
その「ヒッタイト帝国」の首都遺跡
「ハットゥシャ」に残るメインゲートにはライオンが二頭います。
通称「ライオンの門」......狛犬!?(wikipediaより)

さて、記紀神話には「火」から生まれた様々な神々が描かれていますが、
それらも、この「鉄」、
もしくは「製鉄」「刀鍛冶」ということを念頭において読んでみると、
トテモ興味深い理解ができることに気づきます。
神話に描かれる「火の神」とは
「カグツチ=火之迦具土=ヒノカグツチ」です。
神産みの女神「イザナミ」は沢山の神々を生んだ最後に
「火の神」カグツチを産み、
その時に負った陰部の火傷が元で亡くなった......と記されています。
怒った夫のイザナギはこの時「十拳剣=とつかのつるぎ」で
妻の死因となった「カグツチ」の首をはね、
その切られたカグツチの体からほとばしる血からまた様々な神々が生まれた......
と記されています。
女神イザナミの陰部から生まれる火の神......
これは溶鉱炉から流れ出る、
真っ赤なドロドロとした精製される前の銑鉄(せんてつ)、
「溶鉄=ようてつ」とも思えます。
記紀の作者は女性の生理現象と溶鉱炉のイメージを
重ねているのかもしれません。
この後の記述は古事記と日本書紀で多少の違いがありますが、
大体は以下の様になります。
カグツチを切ったイザナギの剣の切っ先から滴り落ちた血から
生まれたのは「イワサク」「ネサク」「イワツツノヲ」の神。
サクとは「析」と書きますが、石や根を切る神でしょうか。
どちらにしても明らかに刃物。
剣のこと。
剣の切っ先から生まれた......と描かれる神々とは、
武器における「刃」の部分のことではないでしょうか。
三柱となっているのは刀や斧、槍......
もしかしたら鍬や鎌など農耕具も含め、
そんな刃物の種類を表してもいるのでしょうか。
そして、その次に生まれたのは、
剣の「根元」についた血が岩に飛び散ったトコロから
生まれたとされる三柱の神々。
これはそれぞれの刀の「つば=鐔」に当たる部分でしょうか。
「ツバ」とは、剣などの刃の「根元部分」に仕込まれる、
持手を保護する為のパーツのことで。
「持ち手=つか=柄」部分と刃との間に挟まれている
丸や楕円や四角の形をしたもの。
時に独自の装飾なども入っているパーツです。
その次は剣の手上(たがみ)から滴る血から生まれた三柱の神
「クラオカミ」「クラヤマツミ」「クラミツハ」
勿論これは、武器の「取っ手=柄=つか」の部分ではないか
というイメージも出来ます。
もしくは、鍛えた熱い鉄を冷やし固める為の水や水桶のことかもしれません。
その水は暗い工房や納屋の中に張ってある水であり、
冷やす時に剥がれ落ちる黒い鉄片が混じった水のことかもしれません。
物語に記されている「血」とは、
職人が真っ赤な熱い鉄を鍛える(きたえる)時に飛び散る、
アノ火花の描写の様にも思えるのです。
火の神々が生まれ出る描写は、そのまんま、
製鉄から武器を作っていく「鍛冶=かじ」における
諸段階の描写にも読めるわけです。
それぞれの神はその工程を管理する、
持ち場持ち場の責任者の様にも思え。
また、パーツ、パーツの製作者のようにも思えます。
それは鉄工場の描写にも思えるのです。
「イザナミ」が陰部に火傷を負い、苦しんでいる時に吐いたゲロ!
から生まれたと描かれている金属の神「金山毘古=かなやまひこ」の神とは、
暗く、熱く、息苦しい劣悪な労働環境の中、
体に鞭を打ちながら武器造りをしていた工場の労働者や
鍛冶職人さん達のことの様にも感じられるのです。
日本神話。神道。鉄。武器。シルクロード。砂漠の国。
聖書。物部氏。この国の起源......
僕にはとても興味深い世界に見えてくるのです。
あまりにマニアックな話になってしまい、
申し訳なさで鼻水が出てきてしまうのです。
ちなみに、紀元前2000年頃。今から4000年ほど前。
ヒッタイト人は何処からやって来たのか?
ユーラシア大陸の東の方から......という説もありつつ......
未だ分かっていません(^^)

前回記した「物部神社」に僕が最初に訪れた時、
少々不思議なコトが起きたのを憶えています。
神社にいる時、
僕の左足に何か?が入り込んできたような感覚があったのですが、
でも、まぁ、そんなコト気にしていてもしょうがないので、
その違和感を抱えたまま数日を過ごしていました。
そして、家に戻って5日ぐらいたったある日、
「ヤバし......チョット痩せるべし!」
ナドトと思い立ち、夕方、家の裏の河川敷に僕はランニングに出かけました。
しばらく走っていると、日もかなり暮れてきて月も輝いてきました。
それがすごく綺麗だったので、
僕はそのまま河原に寝そべって、息を
「ハァハァ......」
と弾ませながら
「ボーーッ」
と空を見つめていたのですが、その時、
寝ている僕の左足首から膝にかけて何かがサワサワサワ......
と動き出し、走り、
そのまま左膝の上ぐらいからスーーーッ......と、
雲のようなモノとなって空に抜け出していったのです。
それはそのまま天空へと登って行き、なんとなく.......
空に輝いているお月様に吸われていった......ような......
なぁーーんて!ヾ(*・ω・)ノ
そんな感じがしたのです。
ハッキリと。ええ。
変態じゃ無いのですが。ええ。
それで後日、この話を信頼している北陸の気功師のYさんに話すと
「ああ、わかります。
それ、物欲ですよ。UZMETさんの。
以前より物欲がなくなったでしょ?違います?(^^)」
「ああっ!? た、確かに。。
あの日から色々とコダワッテいたアレやコレやのモノに対する気持ちが
確かにかなり変わってる気はしてたんですよ......確かに。。
ああ、そーか。そーだったのか。。」
「物部ですから、モノへの執着も正されたのでしょうね(^^)」
面白いのはこの時、
物欲には「月」という存在も強く関係していることもよくわかって......
どーも、月というのは人の欲や感情、
時に「モノの精」みたいなモノを
よく吸い取ってくれる存在のようにも思えています。
きっと、そういう力「も」持っているのではないかと。
そんなことも思っていたりします。
稲田の姫を救ったスサノオ様のように。
なーんて。そうだったらいいなー、な感想でした(*^^*)
あぃーティッシュぅ。
ハナタレル
隕鉄の剣ではないでしょうか?
隕鉄(オモイカネ?)は
ものスゴいパワーがあります。
隕鉄を探す時、
渡り鳥(物部神社神紋)を
使ったそうです。
ふぅーむむむ。。深いのですなぁ。。そーですかぁ。。
拝読させていただいて
おります。
長谷寺の虹龍に感動し
コメントしたものです。
このお話にも
たどり着いてしまいました!
びっくりしました。
三輪のお山には
登拝されたことがおありかも
しれませんが
山頂の磐座へ
続く道は龍の背を
歩いているんだと
足が急に軽くなったことを
鮮明に覚えています。
大物主さんは
大いなる物部の主の
ニギハヤヒさんなんだと
ひそかに思っていて
毎月のお朔日に
お供えを持ってご挨拶に
いき
歓迎していただいています。
時々、龍が
境内をぐるぐる
していると思います。
みえませんけれど(*^^*)
桜井市には
有名な刀鍛冶の方も
おられます。
長々と失礼いたしました。
故に、大物主さんにも好かれているようで。
記事中にも書いていますが、ニギハヤヒさんと大物主さんは「≒」=「ニアリーイコール」でしょうか。
三輪山は古く、ニギハヤヒさん以前の大きくて偉大な神様も棲まわれているようで、それで一部融合しているようです。
大物主と名前が変わっている理由もそこにあるでしょうか。
宇宙的スケールの神になっているようでもあります。
正しい感応でしたか!
嬉しいです。
ありがとうございます。
誰かれなしに
話すことでもないし
神さまと時々
おしゃべりできるような?!
娘と
ほとけさまたちに
ご縁深き母に聞いてもらう
だけなので
とても嬉しかったです。
空を飛んでる
龍のことを主人に話しても
?な顔
琵琶湖に行ったとき
主人が連れてきたような
キツネちゃんを
我が家の近くのお山に
返しにいったときも?な顔
の環境なもので
つい、また
長くなりました。
すみません。