「AP通信によると、
自由シリア軍の民兵は周辺地域からアレッポに進入し、
20日から市中心部を含む複数の地区で断続的に戦闘が起きた。
死傷者の有無などは不明。
戦闘地区からは住民が脱出している。
商業の中心地で、
首都ダマスカスと並ぶ政権支持者の牙城である
アレッポでの本格的な戦闘は初めて。
これで主要都市すべてに戦闘が拡大したことになる」
昨日、
こんなニュースが色々なメディアから伝わって来ました。
シリアは地中海東沿岸にある国で、
アレッポはその中心都市の一つ。
そんな遥か遠い中東の都市と僕とを繋ぐモノが......
「石鹸」です。
遥か古代のメソポタミア時代から続く
5000年以上の歴史を持つこの都市は、
オリーブの木の原産地と言われています。
その豊かなオリーブの木々から取れるオイルと、
同じく、
この地域に古来から原生するローレル(月桂樹)から取れる
オイルとをブレンドして作られる独特の天然素材石鹸。
それがアレッポの石鹸です。
古代文明の遺跡には世界最古の石鹸製造の記録もあり、
シリアは「石鹸発祥の地」とも言われているようです。
現在、世界中で愛されているアレッポの石鹸の製法自体は、
だいたい1000年ぐらい前には確立されていて、
ヨーロッパ世界は勿論、
シルクロードを通して中国や朝鮮、
日本にまで届いていたようです。
値段は少し前までは一個千円前後だったらしく。
かなり高価だったようなのですが、
ここ数年は円高などの影響もあって、
それが一個300円程度!
で手に入るほどに安くなりました。
この石鹸に出会うまでは、
僕は仕事現場のヘアメイクさんから勧められた、
「マジックソープ」
というリキッドタイプの天然素材石鹸を使っていました。
この石鹸はアメリカのDrブロナー社が造っているもので、
数年前からテレビなどで
オネエマン系オサレ人種のプッシュを受けたりもして。
それで、大きなお店でも扱う様になり。
種類も増えて。
最早、定番の感もありますが、
流石にプロの方々の推しをもらうだけあって、
すこぶる良い感じでした。
ところが、二年ぐらい前のある日。
またまた知りあいのメイクさんにそそのかされて!?
このアレッポの石鹸に出会います。
もちろん!100パーセント天然素材。
使われているオイルも高温圧搾され、
クロロフィルがたっぷりと溶け出した
深いグリーンのピュア・オリーブオイル。
使ってみたら......
それはもう衝撃的な心地よさ!
100%!体が微塵も拒絶していないような感覚。感動!
泡立ちや洗浄力も豊かで、
お肌のつるつる感も今まで感じた事の無いレベル。
オリーブオイルを主たる原料としているので、
顔は勿論、その気になれば問題なく髪まで洗えます。
赤ちゃんの肌にもやさしくて、
アトピーなどの皮膚炎にも効果があるらしく、
アマゾンなどのレビューを見ると
この石鹸を使い始めたら治ってしまった......
という人までいるようで。
今やもう、僕に関してはずーーーっと、この石鹸一筋。
もうコレ以外に変えるような気配は我が家にはありません。
中でも「アデル・ファンサ」という会社は350年以上に渡り、
そんな伝統ある石鹸を作って来た代表的メーカーさんで。
石鹸は、年一回だけ、オリーブが収穫される10月に
「釜炊き」という作業で原料が仕込まれるのだそうです。
原料は大きな釜で三昼夜もの間、
熱を加えながらじっくりと練り上げられ、
オリーブとローレルのオイルは
ゆっくりと石鹸へと変化していくそうです。
そして、最後にはなんと!
社長さん自らが炊き込まれた原料を口に入れて味見!
をして原料確認をするそうで。
そこからまたさらに2年の歳月をかけて熟成し、
室内で自然乾燥をさせて作られます。
そりゃもう、良い石鹸が出来るわけです。
この石鹸に関して、
個人的にもう一つ気に入っているところは、
乾燥させられた表面は、
最初は茶褐色の土の様な色をしているのですが、
使っていくうちに中からオリーブオイルの緑色が
出て来るというところ。
色合いが変化していくその感じも、
何やら有機的で神秘的。
とても重厚な雰囲気もあります。
......で、ですね。
なぜこんなに「妙に」詳しいのかと言うと......
商品にもよりますが、この石鹸を買うとこーんな!
情熱溢れる!
解説書が付いてくるのです。
ごくまれにローレル・アレルギーの方がいるとのことなので、
もしアレルギー反応が出たら使用は止めた方が良いと思います。
今まで幾人かの友人に勧めて来ましたが、
僕の周りにも一人だけそんな人がいました。念のため。
とにかく、その様な繋がりもあって
「アレッポが内戦!」
なんてニュースにはとても敏感に反応してしまうのです。
アレッポに暮らす多くの人々の事は勿論、石鹸工場のことも、
オリーブやローレルの木々のこともとても心配になります......
この石鹸を使っていて感じるのは、
この土地のカラッとした空気と、
ふくよかで大らかなエネルギー。
同様に、きっと、
そんな雰囲気を持っているであろう作っている人達の心。
素晴らしい人々や土地が、
愚かな行為に踏み躙られない様に祈るばかりです......
あっ!?
石鹸の出荷なんかも止まっちゃうのだろうか......
色々と気になるですなぁ......はいぃ( ´_`)
自由シリア軍の民兵は周辺地域からアレッポに進入し、
20日から市中心部を含む複数の地区で断続的に戦闘が起きた。
死傷者の有無などは不明。
戦闘地区からは住民が脱出している。
商業の中心地で、
首都ダマスカスと並ぶ政権支持者の牙城である
アレッポでの本格的な戦闘は初めて。
これで主要都市すべてに戦闘が拡大したことになる」
昨日、
こんなニュースが色々なメディアから伝わって来ました。
シリアは地中海東沿岸にある国で、
アレッポはその中心都市の一つ。
そんな遥か遠い中東の都市と僕とを繋ぐモノが......
「石鹸」です。
遥か古代のメソポタミア時代から続く
5000年以上の歴史を持つこの都市は、
オリーブの木の原産地と言われています。
その豊かなオリーブの木々から取れるオイルと、
同じく、
この地域に古来から原生するローレル(月桂樹)から取れる
オイルとをブレンドして作られる独特の天然素材石鹸。
それがアレッポの石鹸です。
古代文明の遺跡には世界最古の石鹸製造の記録もあり、
シリアは「石鹸発祥の地」とも言われているようです。
現在、世界中で愛されているアレッポの石鹸の製法自体は、
だいたい1000年ぐらい前には確立されていて、
ヨーロッパ世界は勿論、
シルクロードを通して中国や朝鮮、
日本にまで届いていたようです。
値段は少し前までは一個千円前後だったらしく。
かなり高価だったようなのですが、
ここ数年は円高などの影響もあって、
それが一個300円程度!
で手に入るほどに安くなりました。
この石鹸に出会うまでは、
僕は仕事現場のヘアメイクさんから勧められた、
「マジックソープ」
というリキッドタイプの天然素材石鹸を使っていました。
この石鹸はアメリカのDrブロナー社が造っているもので、
数年前からテレビなどで
オネエマン系オサレ人種のプッシュを受けたりもして。
それで、大きなお店でも扱う様になり。
種類も増えて。
最早、定番の感もありますが、
流石にプロの方々の推しをもらうだけあって、
すこぶる良い感じでした。
ところが、二年ぐらい前のある日。
またまた知りあいのメイクさんにそそのかされて!?
このアレッポの石鹸に出会います。
もちろん!100パーセント天然素材。
使われているオイルも高温圧搾され、
クロロフィルがたっぷりと溶け出した
深いグリーンのピュア・オリーブオイル。
使ってみたら......
それはもう衝撃的な心地よさ!
100%!体が微塵も拒絶していないような感覚。感動!
泡立ちや洗浄力も豊かで、
お肌のつるつる感も今まで感じた事の無いレベル。
オリーブオイルを主たる原料としているので、
顔は勿論、その気になれば問題なく髪まで洗えます。
赤ちゃんの肌にもやさしくて、
アトピーなどの皮膚炎にも効果があるらしく、
アマゾンなどのレビューを見ると
この石鹸を使い始めたら治ってしまった......
という人までいるようで。
今やもう、僕に関してはずーーーっと、この石鹸一筋。
もうコレ以外に変えるような気配は我が家にはありません。
中でも「アデル・ファンサ」という会社は350年以上に渡り、
そんな伝統ある石鹸を作って来た代表的メーカーさんで。
石鹸は、年一回だけ、オリーブが収穫される10月に
「釜炊き」という作業で原料が仕込まれるのだそうです。
原料は大きな釜で三昼夜もの間、
熱を加えながらじっくりと練り上げられ、
オリーブとローレルのオイルは
ゆっくりと石鹸へと変化していくそうです。
そして、最後にはなんと!
社長さん自らが炊き込まれた原料を口に入れて味見!
をして原料確認をするそうで。
そこからまたさらに2年の歳月をかけて熟成し、
室内で自然乾燥をさせて作られます。
そりゃもう、良い石鹸が出来るわけです。
この石鹸に関して、
個人的にもう一つ気に入っているところは、
乾燥させられた表面は、
最初は茶褐色の土の様な色をしているのですが、
使っていくうちに中からオリーブオイルの緑色が
出て来るというところ。
色合いが変化していくその感じも、
何やら有機的で神秘的。
とても重厚な雰囲気もあります。
......で、ですね。
なぜこんなに「妙に」詳しいのかと言うと......
商品にもよりますが、この石鹸を買うとこーんな!
情熱溢れる!
解説書が付いてくるのです。
ごくまれにローレル・アレルギーの方がいるとのことなので、
もしアレルギー反応が出たら使用は止めた方が良いと思います。
今まで幾人かの友人に勧めて来ましたが、
僕の周りにも一人だけそんな人がいました。念のため。
とにかく、その様な繋がりもあって
「アレッポが内戦!」
なんてニュースにはとても敏感に反応してしまうのです。
アレッポに暮らす多くの人々の事は勿論、石鹸工場のことも、
オリーブやローレルの木々のこともとても心配になります......
この石鹸を使っていて感じるのは、
この土地のカラッとした空気と、
ふくよかで大らかなエネルギー。
同様に、きっと、
そんな雰囲気を持っているであろう作っている人達の心。
素晴らしい人々や土地が、
愚かな行為に踏み躙られない様に祈るばかりです......
あっ!?
石鹸の出荷なんかも止まっちゃうのだろうか......
色々と気になるですなぁ......はいぃ( ´_`)
内戦は依然収束が見られませんが、石鹸作りが続いていることに感謝です。本当の春を祈ります。
8年どころか、何世紀も前からのスタンダード品ですから。
僕はアデルファンサ社製のものしか使わないのですけど、
アレッポの会社は皆、今はトルコに移って製造を続けているそうです。
なので値段もかなり上がってしまっています。
戦争など、もう、なんとかやめてほしいものですね。