雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

オーバーツーリズム

2024-04-15 00:36:19 | セツナイ
京都市内のホテルを押さえようと、
予約サイトをチロチロとみていたのですが......



「......な、なんなんだ、この値段わ......∑(゚□゚;)ガーン!」



少し前までは、というか、
コロナ禍以前は1万円ほどで泊まれていた
ビジネス系ホテルが今や2万円越え。
少しお部屋が広い1万3~5千円程度だったホテルさんなども
軽々と3万円越え。
一泊、、、で。



「どーなっちゃったんだ.....京都
ニセコじゃないんだから......
でも、今、海外はもちろん、
東京も大阪も福岡も異様に高いよな......
大丈夫か?この国......」



その時の僕の頭には2013年1月19日に記した
通貨戦争 破
という記事の内容が浮かんだりもして......
その記事は当時の政権政策に対する疑問を
記したものだったのですが、今見返してみても予言的な!?
記事となっているのではないかと......
特にこの部分——————



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仮に日本が「単なるインフレ政策」というだけで貨幣を沢山発行して
円安狙いに動いた所で、
凄い速度で成長をしている世界の何処かの国のモノやサービスが
「多量」且つ「予想外」の動きをすれば、
日本の狙い通りに国内物価が高くなった上に
「それでも未だ円安!」
なんていう「二重苦」になる可能性すらも有ります。

世界中の国ソレゾレに、
どのくらいの製品やサービスが有って、取り引きされていて。
その内の何%が自国のモノで。
ソレに対して妥当な自国通貨流通量や額とは?どれくらいなのか?
......なーーんて事にまで拡げて考えなければ意味が無いくらい、
今や市場はグローバル且つ巨大で複雑になっているのです。
今やデフレやインフレの施策をするにしても
「為替の要素は不可欠だ!」
ということです。
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中国はそこをわかっていて
社会主義構造を堅持しているという側面もあるわけです。
いくら銀行が為替の自由化を望んでも
「国政判断」として市場開放をさせません。
「自由市場では莫大な資金を持つモノに敵わない」
というコトを彼らは知っているからです。
莫大な資産を持つ欧米の金融モンスターに多くの国......日本......
と同様に、いつの間にか国益が流れてしまう、牛耳られてしまう......
ということをわかっているからです。
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——————やはり、僕さん。
この国は今、この「二重苦」になっていると思われるのです。
自民党の凡庸な政治を合わせると三重苦ともなっているということを
認識しないと大変なことになるのではないかとも思いますが......
加えて近年世界中で問題となってきている
「オーバーツーリズム(Overtourism)」
なるもの。
京都市に関しては日本国内でも、世界でも、
その象徴的な場所の1つとなっているのではないでしょうか。



京都市在住の社会学者中井治郎さんの著作
「パンクする京都」
この本の中から冒頭の言葉を引用させてもらいますと......



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2019年5月。
ちょうどこの本の企画について編集者とのやりとりが始まった頃。
「エベレストでさらに4名死亡」
というニュースが目にとまった。
よくある山岳事故のニュース、ではなかった。
それはとても奇妙な事故だった。
エベレスト山頂付近で続発する死亡事故について
犠牲者のうちのひとりのインド陣登山者の死が報じられていたが、
奇妙なのはその死因である。
その不幸な登山者の死因は、エベレスト山頂付近で
「12時間以上の混雑」
に巻き込まれたことによる極度の疲労だったのである。
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ちなみに、コレが、
ソーシャルで一躍有名になったそんな事態の只中の写真。



狂気の沙汰!?
ちなみに我が国の富士山もこんなですけど......





中井さんの本ではさらにこんな話が続きます......



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2009年8月、モアイ像で有名なチリ領イースター島を訪れた時に
僕が巻き込まれた、ある事件である。
(中略)
そんな島で島民たちが島で唯一の空港に突入し、これを封鎖した。
(中略)
島民たちは怒っていた。
「もう観光はたくさんだ!」
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そして世界中で被害が叫ばれてきたオーバーツーリズムの波が、
ついに日本にも到達する。
その最前線でああり、最たる“被災地”が、
世界で最も人気のある観光都市のひとつであり、
日本を代表する古都、京都なのである。
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それは歴史ある町並みや市場など、
人々の生活の場そのものが
観光の対象になってしまっている場所であるということである。
地域住民と観光客の動線が重なれば重なるほど、バスや道路、
さらに商店など、
あらゆる生活インフラの奪い合いとなってしまうのだ。
また、そもそも観光とは関係なく生活している地域住民の
暮らし自体が「見世物」化していくということの問題や
不満も無視できない。
そして、さらに近年は、
地域住民のクラス住宅地や集合住宅のなかに
深く入り込んでいくことで
コミュニティを破壊しかねない民泊の問題なども、
各地で観光客と地域住民の関係をより厳しく
対立的なものへと変えつつある。
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「人が多すぎて困る」
「町並みどころか人しか見えない」
と観光客が口々に愚痴をこぼすほどの人並みとは裏腹に、
いまこの地域で問題となっているのはなんと人口減少なのである。
(中略)
その大きな原因の一つは「お宿バブル」などの影響による
不動産価格の高騰である。
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お話はもう1話だけ、最近公開された映画
「オッペンハイマー(OPPENHEIMER)」
の物語なども絡めて続かせていただくことにいたしまする。




アチキわチャキチャキの日本人ですので。
作品自体へのリスペクトとは別に、
マインド的には終始気分悪く見ていた作品ではあるのですが......
ええ。ええ。
何卒。


☆関連過去記事☆
通貨戦争 序
通貨戦争 破
通貨戦争 急
通貨戦争 震
通貨戦争 離
通貨戦争 醒


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