雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

FOMO

2022-11-16 00:00:49 | 面白い
イーロン・マスクさんが買収したツイッター(twitter)社が
従業員を半分解雇したそうです。
最近メタ(Meta)と名前を変えた
フェイスブック(Facebook)も
全従業員の1割に当たる11000人を解雇したとのこと。
アマゾン(Amazon)は雇用を数か月凍結すると発表。
近く1万人規模のレイオフの予定もあるとか。
栄華を極めていたアメリカのビッグテック企業は、
今、一つの節目を迎えているのでしょうか。
少し思い出したのは、数年前に
「ニューヨークタイムズ(The New York Times)」
に出ていた記事。
日本では東洋経済新報社が翻訳ニュース配信をしていました。
記事のタイトルは



「フェイスブックを止めた私にリアルに起きた事。
アカウント削除5カ月間で何が変わったか」



普通にソーシャルを使っていた記者さんが、ある日、
フェイスブックアカウントを永久に削除したら
どのように生活が変化したか?
ということがレポート的な記事となっていました。
以下はその記事の抜粋。
ソーシャル疲れ的なコトも乗り越えた後、
ソーシャル慣れになっていた人がどんなことを思ったか。
今見てもなかなか興味深い部分があるように思います。



==========================
(前略)

私はそんな暮らしがどんなものか、詳しく知っている。
5カ月前に、
フェイスブックのアカウントを永久に削除したからだ。
では、その後の私に何が起きたか。

(中略)

昨年10月にフェイスブックをやめた私は、
人とのつながりが希薄になることはなく、
自分のニュースフィードで
誰かの近況や写真の投稿を見なくても
ソーシャルライフに悪影響はないと感じている。

友人たちとは
メールやメッセージアプリを介して計画を立てているし、
家族ともそう。
これまでどおりだ。

しかし、いくつか変化もあった。
そのひとつがオンライン広告をめぐる奇妙な体験だ。
フェイスブックはユーザーの情報を元に
ターゲティング広告を配信しているが、
私がフェイスブックを退会して数カ月後、
フェイスブック傘下のインスタグラムなどのアプリに
無作為の広告が表示されるようになった。
なかには女性向けのシェービング用品やバッグ、
入浴グッズの広告もあった。

インスタグラムは男性である私を
女性と認識し始めたようだが、
財布にはいいことが起きた。
フェイスブックの広告で
散財をあおる広告を見なくなったことで、
オンラインで服や調理道具を購入するという、
うしろめたい喜びに費やす金額が大幅に減ったのだ。
この5カ月でオンラインショッピングでの購入額は
43%も減少した。

では、「FOMO」についてはどうか。
FOMOとは
「fear of missing out(見逃してしまうことの恐れ)」
の略で、一般的にソーシャルメディアに起因する。
人々がフェイスブックをやめることをためらう
最大の理由のひとつだ。
遠方の友人と会う約束についての投稿や、
ソーシャルメディアで共有されている
パーティーの招待を見逃してしまったら、
と不安になるのだ。

私の場合、フェイスブックがなくても
見逃したものはほとんどなかった。
ターゲティング広告以外では。
では、フェイスブックのない生活について
私が発見したことをお教えしたい。

友達が500人いても頻繁に会うのは20人ほど。

フェイスブックを使い始めてから14年間で、
私の「友達」は約500人に達した。
大半は連絡が途絶えていた同級生だ。

現実の世界では、
定期的に会う友人は20人ほどなので、
フェイスブックのアカウントを削除しても影響は少なかった。

それらの友人とはiMessageや
メッセージアプリの「シグナル」、
メールなどでやり取りし、
以前と同じように一緒にディナーや映画に行っている。
コミュニケーションツールはもっぱらフェイスブックの
メッセンジャーという友人が1人いるが、
今はメールでやり取りしており、
話す機会は減っても直接会えば親しい仲は変わらない。

フェイスブック上で招待されたイベントに
最後に出席したのはいつだったのか覚えてもおらず、
FOMOの問題もない。

フェイスブックに関して、
恋しく思わないものがほかにもある。
友人たちが頻繁に投稿するクイズや政治ニュース、
もしくは時事問題についての意見などだ。
時にはおもしろく興味深い投稿もあるが、
ほとんどは時間の無駄だった。

最近では読書の時間も増えた。
それもフェイスブックの投稿を読むのに
エネルギーを消費しなくなったからだろうか?

(中略)

広告主がクッキーなどを利用できないように設定。
私はフェイスブックのアカウントを削除したとき、
ターゲティング広告をすべてなくしたかったので、
さらにトラッカーブロッカーをコンピューターの
ブラウザとモバイル機器にインストールし、
広告主がクッキーやフェイスブックピクセルなどを
利用できないようにした。
それが功を奏し、
オンラインのおびただしいターゲティング広告は
配信されなくなった。

(中略)

1年ほど前に私は、
男性ファッションを扱う
「テイラー・スティッチ」のサイトを閲覧していた。
あるコートに目が止まったが、
買わないと決めてブラウザのウィンドウを閉じた。
それから1週間、
そのコートの広告がフェイスブックやインスタグラム、
その他のウェブサイト上に現れ、
なんと私はそのコートを買ってしまった。
フェイスブックのアカウントを削除してからは、

「本当にこのシャツやフライパン、
カクテルシェーカーが必要だろうか?」

と自問し、購入を見送ることが増えた。
その質問の答えはいつも「ノー」だったからだ。

家計簿管理アプリの「ミント」を使い、
どれだけ節約できたか具体的に調べてみると、
昨年10月から3月中旬まで、
洋服の購入に341ドル、
アマゾンでの買い物に1100ドル支出していた。
これはフェイスブックのアカウントを削除する前と比べ
劇的な減少だ。
2017年10月から2018年3月中旬には洋服に1008ドル、
アマゾンに1542ドル支出していたのだ。

私のインスタグラムのアカウントには、
何年にもわたって男性用のブーツやブリーフケース、
ビデオゲームなどの広告が配信されていた。
それが今は女性用のカミソリやブラジャーなどの広告だ。
私が思うに、
フェイスブックのアカウントがないと
インスタグラムは私が何者でどんな嗜好を持つのかという
付随情報の重要な部分が欠けており、
的確な広告を配信することができないのだろう。
さらに、婚約者と私は、
それぞれ自分たちの犬名義の
インスタグラムのアカウントを持っていて、
個人アカウントや各々のデバイスから
犬のアカウントにアクセスしている。
そのため、何らかの情報が交錯して
インスタグラムは私が女性だと思っているようだ
(インスタグラムはアカウント作成時に
性別の設定を求めていない)。

やや奇妙ではあるが、不快にはならない。
それどころか、自分に無関係な広告は面白い。
少なくともそれらの広告は、
人にプレゼントを買うときのヒントをくれている。

text by:Brian X. Chen。翻訳:中丸碧。
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この記事は
「コーヒーは自分で淹れなはれ!」
なんていうスノーピーク(Snow Peak)さんのカフェで
書いていたのですが。

知るべきことと、
知らなくても良いこと。
知らなくても良いことをそのままにできる意志力。
お気楽さ。

ソーシャルの時代。
上手く生きていけたらなぁ、と。
ええ。(^^)


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