雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

キネマの翔んで2丁拳銃

2021-08-25 00:02:19 | 面白い...映画/音楽
「ここは君が作った世界だけど、
君はここには住めないってこともわかってる」



確か、そんな感じのセリフだったと思いますが。
あまり期待しないで観に行った映画
「フリー・ガイ(Free Guy)」
がとてもよかったのです。(^^)
ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)主演、
アダム・レヴィ(Adam Levy)監督作品。
ポップでカラフルなエンタメの中に神知的な知見や考察も
さりげなく織り込まれている感じで。

「神様って何?」
「この世界はどうやってできたの?」
「人間てどうやって生まれたの?進化論とは違うの?」
「僕って、私って、なにもの?」

的な質疑にも答えているのではなかろうか!?という、
一見浅そうで、しかし深くもある懐のある仕上がり。
所々に散りばめられているセリフも意味に多重性があって、
よくよく練られた見事な脚本。
スピルバーグ(Steven Spielberg)製作総指揮の
「メン・イン・ブラック(Men in Black)」
のあまりに有名な!?ラストシーン
「神様のビー玉」なんかも思い出したりして。
全体的には
「トゥルーマン・ショー(The Truman Show)」

レディ・プレイヤー1(Ready Player One)
を足して割った感じでしょうか。
その辺のコンセプトに特段の新しさはありませんが、
ヒューマニティに溢れている脚本には自然とホロリ......
とさせられてしまう部分もあり、好印象。
意外にも二丁拳銃アクションなんかもあって、
良き作品ではないかと。(^^)
それとコチラも、
作風やコンセプトにコレといった新しさは特に無いものの、
とても心に染み込んだ作品。



「キネマの神様」。山田洋次監督。
山田監督さんですから、勿論の「寅さん」フレーバー。
さりげなく、じんわりと、しみじみと、
温かい涙を溢れさせてくれます。
巨匠、小津安二郎さん的な雰囲気もチラりホラり。
本来は「志村けん」さんが主演予定だった作品。
その役を盟友の沢田研二さんが見事に引き受けてくれていて、
志村さんへの深い友愛がフィルムのあちこちから滲み出ていました。
ラッドウインプス(RADWIMPS)の野田洋次郎さんが
俳優として出ている......という点はかなりドキドキだったのですが、
いやはや、見事にハマっていて。
何の違和感もなかったです。
すげーっす。野田さん。(^^)ええ。
テーマ曲も勿論!の野田楽曲。

「うたかた歌/RADWIMPS feat. 菅田将暉」

♪——————夢も歌も賽の目もいつも僕には冷たくて
まるで暖をとるかのようにから笑いを繰り返す
そんな日々だけど君のその笑顔は僕を温めた 
身体の芯から優しく———————♪



そんな心配系の話としたら、あの!
翔んで埼玉」の続編の制作が決定したコトでしょうか。
アチキわ埼玉県人でしす。ええ。
GACKTさんも

「不安しかありません」

なんていうコメントを出していましたし。ええ。
よくわかります。ええ。
しかし、そんな翔んだハチャメチャ感がもっと心配になっていたのが
「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(The Suicide Squad)」



問題発言だらけでしばらく謹慎?
していたジェームズ・ガン(James Gunn)監督作品。
しかし、それぐらいの人でないとこんなもの撮れません。
素晴らしい出来。
グロイ映像もてんこ盛りなので見る人を選ぶとは思いますが、
観ていると監督さんの才覚をあちこちで感じちゃいます。
MARVELDCのライバル2社の作品を両方手掛けた監督は初めて?
ではないでしょうか。
禁断のブリッジ。
それを許されてしまうぐらいの才能があることが
とてもよくわかります。
すごいっす。好きっす。
homiさんも見習ってほちいものでちゅ。
特に二丁拳銃の扱いやアクション。
スローの使い方。
アクションの中に「美」を入れ込むようなカット感覚も大好き。
僕さんのツボ。

感じられるルーツとしては、
クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)
ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)
ジョン・ウー(呉 宇森、John Woo)、
マシュー・ヴォーン(Matthew Bourne)、
監督さんあたりでしょうか。

作品としては、
今に繋がる二丁拳銃アクションの元祖である香港映画
「男たちの挽歌(A Better Tomorrow)」
「男たちの挽歌 Ⅱ(A Better Tomorrow II)」
と、それをハリウッドに持ち込んだ
「フェイス/オフ(Face/Off)」

そんな二丁拳銃アクションをさらに進化させた
「ガン=カタ」の「リベリオン(REBELLION、Equilibrium)」
「ガン=フー」の「ジョン・ウィック(John Wick)



アメリカ目線のメキシカン・テイストや、
ラテンな色味と表現手法に大きな影響を与えた
「デスペラード(Desperado)」
「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(Once Upon A Time In Mexico)」
「フロム・ダスク・ティル・ドーン(From Dusk Till Dawn)」

そのフレーバーに独自のエグさとB級表現の突き詰めを図った
「グラインドハウス(Grindhouse)」シリーズの伝説的作品さん達。
「デス・プルーフ in グラインドハウス(Death Proof)」
「プラネット・テラー in グラインドハウス(Planet Terror)」
「マチェーテ(Machete)」
あたり。



アクションにポップさを織り混ぜた
キングスマン(Kingsman: The Secret Service)
ハーレイ・クインの脱出シーンは、
この映画のラストシーンにかなりインスパイアされていた感じも。

他にもアクション映画に初めてスローモーションをとり入れた!
歴史的名作
「ワイルドバンチ(The Wild Bunch)」とか。

俳優のアクションに華麗さや美を加えるヒントとなり、
その後の膨大な数の作品や監督さん達に多大な影響を与え続けてきた
「ウエスト・サイド物語(West Side Story)」とか。

そんな作品群もきっちりと消化している監督さんだということが
今回の作品を見ているとよくわかります。
好きっす。この監督。
今後もとてーも楽しみさん。



「ワイルド・スピード/ジェットブレイク(Fast & Furious 9)」
も期待通りでとても楽しめました。
このシリーズのファンなんす。僕さん。ええ。
なにかと面白かったっす。(^^)


☆映画関連過去記事☆
雲完辞典 作品...映画、映像


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2 コメント

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Unknown (こもりく)
2021-08-26 08:41:52
amenouzmetさんへ

先日、主人が夜遅くの時間帯に
「ワイルド スピード」を観に行ってたようです。

少し前に小さなバイクを買ったので
嬉々として?!
それで行ったのか?と思います。
返信する
こもりくさんへ。 (amenouzmet)
2021-08-26 11:29:53
運転が荒々しくならなければ良いですなぁ、、( ̄∀ ̄)
返信する

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