——————これ......
カフェをやっていた父が私に遺してくれた、
父が自分で焙煎した珈琲です。
父が亡くなってから、
もうずっと長いこと取っておいたのですが......
これが最後の一つで......
uzmetさんがコーヒー好きで、
美味しいコーヒーを飲んでるってことも知っているので、
ちょっと失礼な話かもしれないのですけど、コレ、
なんだか、ずっとuzmetさんに飲んで欲しくて。
父がそう言っているようで。
幾つか残ってたのですけど、
この最後の一つだけはずっと取っておいたんです。
いつかお会いした時に渡したいと思っていて。
あと、この父の店のマッチも。
デザインがライオンなんですよ。店の名前も。
なんでライオン?なのか?
意味とかわかんないんですけど......
これも、一緒にお渡ししたくて。
だから、
もしよければ受け取ってもらえませんか—————————
Eriさんはそんなことを言って、
僕にその貴重な珈琲を渡してくれました。
彼女はこのブログにも時たま登場する不思議ちゃん筆頭
「プリリンねーさん」の友人で、
岩手県の八幡平(はちまんたい)に住んでいます。
なんでも、
八幡平にある父親のやっていた喫茶店を娘の彼女が受け継ぎ、
現在も懸命に営業をしているとのこと。
このポンポンチキな「雲完ブログ」も
いつも読んでくれているとのことで。
そして、つい最近。3月。
所用あって僕やねーさんを含むポンチキーズ4人組が
岩手県に行っていた時に、
彼女は地元東北の友人達三人と、
遥々「一関」という駅まで僕らに会いに来てくれました。
彼女達は皆ねーさんのお友達ということで、
やはり少々の「不思議力」を持っている様な方々でもあって。
そんな僕ら7人はそのまま二日間、
共にマニアックな不思議旅をすることとなりました。
僕は初めてお会いするEriさんのことは殆ど何も知らず。
それでもって彼女達のチームは男性1人を含む3人だったこともあり、
旅行中に移動する車なども別々。
彼女が話す時も自然と良く知った者同士や、
ねーさんなどと話すことも多くなるわけで。
彼女と僕とはほとんどまともな会話はしないままに
二日間のプラリ旅をしていました。
そして、僕が東京へ帰ろうと、
最初に出会った一関駅のロータリーで
皆とお別れの挨拶をしていた時。
彼女は僕のそばに寄って来てくれて
「この珈琲を......」
と、ちょっと話しにくそうな表情と言葉と共に
ソノ貴重なコーヒー豆を僕に渡してくれたのでした。
いただいたパッケージを見ると、半透明のビニールに、
いかにも個人オーダーといった風情のデザインが入っていて。
そして、そのパッケージの奥には
ミディアムよりちょっと深めのローストで仕上げられた
丸々としたビーンズが200グラムほど入っていました。
一緒に渡されたライオンのマッチはシルバーの小箱で。
少し気難しそーなライオンさんが印刷されていました。
「そんな貴重なコーヒー豆なんか頂いちゃっていいんですか?
本当に!?
なんかめっちゃ恐縮しちゃうけど......!?」
と、彼女に答えた時、僕にはふと、
そのコーヒー豆から声が聞こえて来ました。
その時の僕は彼女にその話は一言も言わず、
彼女の目を見て、その気持ちが本当なのだということを確かめ、
それ故に、
とても真摯な気持ちでそのコーヒー豆を受け取りました。
東京駅について、皆、解散し、
それぞれの帰りの道すがら、
僕は同行していたメンバーに
「ちょいとワケあって、
Eriさんのラインを教えてほしい、、」
というラインをしました。
そして家について、一息つき、
心身もゆったりと落ち着いた後、
僕は教えてもらったラインに、なるべく率直に、
頂いたコーヒー豆さんから聞こえて来た言葉を書き起こして
Eriさんに送りました。
「ハロハロ。
コーヒー豆をいただいた人でございまする」
「はっ。
ありがとうございます」
「コーヒー豆をいただいた時に、
豆さんから声が聞こえて来たのでラインを教えてもらいましたのです。
すいません(^^;)
コーヒー豆さんは言っていました。
家族のため。
友のため。
誰かのため。
何かのため。
もっと自分のためでいいよ。
自分を喜ばせるために力を使えばいいよ。
もっともっと好きな生き方をしていいのだから。
もう十分人の為に尽くしてる。
だから大丈夫。
全然大丈夫だから。
できうる限りでいいから、自分を大切にして、
自分の思うことを自在にやっていって欲しい。
応援するからね
、、、みたいな、、感じ。
おいらには意味合いはよく分からないけど、、、
コーヒー豆さんから聞こえて来ました。
お父さん?かな(^^)
素晴らしいコーヒーなんだろーね。楽しみっす!
お疲れ様です」
「びぇぇぇ(;_;)」
「EriさんにはEriさんのブレンドが、コーヒー豆が、
オリジナルのコーヒーの味があるんだろーね。
この豆がこーしてあるのは、そーいう意味かな。
ライオンのマッチは勇気のシルシかな。
そーいう感じ(^^)」
「店の今後について、ずっとうじうじしてたんス。
もう辞めたいが、ゼロになる覚悟もつかないしで、
ダラダラダラダラ。
勇気が無いんっス。ビビリなんス。ライオンありがとっス。
ありがたくて涙が止まらないっス。
泣きのEriでした(;_;)」
「胸を張って、自分の道を歩んでください。
勇気とは、自ら思い、憧れる道を行く力です。
Eriさんは “ひのもとのまなか=日本中央” の霊脈に立つ誇り高き人。
ゆっくりと、マイペースで。
しかし誰のためでもない、
自分の心が求める道を進んでくださいね(^^)」
そして、つい最近。
僕は、それまで飲んでいた珈琲豆が終わったので、早速、
いただいていたEriさんのお父さんのコーヒー豆を開けてみました。
ユックリと淹れてみると、決して香りは強くは無いのですが、
味はなんだかとても真っ直ぐで、折り目正しい感じがしました。
そしてまた、ちょっと、色々な想いが僕に湧き降りて来ました。
僕はまた、彼女に久々のラインを入れてみることにしました。
「uzmetですー。夜分すいません。
ちょっとお伺いします。
ふと、Eriさんのコーヒー豆の話をブログに書こうか、、?
と、思ったのですが、いかがでしょうか......
ご一考ください......
すいません。夜分に......」
「おもしろいですね。
今、自宅で、母と、父の古い写真を見ていたのだ〜。
そんなわけですから、煮るなり焼くなり、
美味しく料理して頂きたく思います」
そー言って彼女は、
そのお父さんの写真をラインで送ってくれました。
僕はそのお父さんの写真をジッと見つめながら、
お父さんのコーヒーを飲みました。
やっぱり、とても真っ直ぐで、折り目正しい感じで。
でも、ちょっと内気な感じで......
僕は返信で、今、目の前にあるお父さんのコーヒーが注がれた
マグカップの写真を送りました。
「真っ直ぐな味っす(^^)」
「父はuzmetさんに飲んでいただけて、
喜んでると思います。
娘はこんなんなので、
あまり懐き(なつき)ませんでしたから」
「そんなことないよ、、、、って。言ってます。
おとーさん。なう」
「おもさげながんす」
「このコーヒーみたいな味、、、
に育って欲しかったみたいよ(^^)
真っ直ぐで折り目正しい味だよ。
Eriさんブレンドやな。
右肘が少し痛むな。
なんか傷?炎症?があったのかな。。
良い人だねー(^^)」
「右肘!?」
「うん。かすかに。
隠してたかもしれないけどね。家族には」
「私、最近ずっと右肘の激痛で、夜中に目がさめるんですよ。
ちょーいたいの。何かな。。」
「おとーさんだよ」
「わー。。」
「お線香あげてね。たまには。
毎日とは言わないけど、月曜とか火曜とか。
一週間に一度ぐらいは。
コーヒー淹れてあげたら尚良いよ。
コーヒー、、だな。うん。
コーヒー飲みたいみたいよ。
よろしく〜(^^)」
「ばーれーてーるー。
お線香さぼってるの、ばーれーてーるー。
はい。コーヒー淹れます!」
「何があっても、父は父だから。
両親にキチンと誇りを持ってね。
未来は過去の上に成り立つのだよ。
過去を否定したら未来も否定される。
過去を理解したら、未来も見えてくる。
コーヒー頼むよー(^^)
肘痛くなくなったよー。
ごちそうさまー」
「本当ですね。
本当にそうだ。
なんだか最近、淀みきって、澱みが......
変わってしまった自分もわかっていたのに。あーー
エイプリルフールネタじゃない事を祈って眠ります。えぇえぇ」
「お茶どうぞ(^^)」
岩手県と秋田県にまたがり、
青森県の十和田まで連なりゆく雄大な高原。
僕らスキーヤーにはおなじみの「八幡平=はちまんたい」には、
とても素敵なカフェがあるようです。
☆この記事はEriさんの許諾を頂き、書いてます。何卒☆
カフェをやっていた父が私に遺してくれた、
父が自分で焙煎した珈琲です。
父が亡くなってから、
もうずっと長いこと取っておいたのですが......
これが最後の一つで......
uzmetさんがコーヒー好きで、
美味しいコーヒーを飲んでるってことも知っているので、
ちょっと失礼な話かもしれないのですけど、コレ、
なんだか、ずっとuzmetさんに飲んで欲しくて。
父がそう言っているようで。
幾つか残ってたのですけど、
この最後の一つだけはずっと取っておいたんです。
いつかお会いした時に渡したいと思っていて。
あと、この父の店のマッチも。
デザインがライオンなんですよ。店の名前も。
なんでライオン?なのか?
意味とかわかんないんですけど......
これも、一緒にお渡ししたくて。
だから、
もしよければ受け取ってもらえませんか—————————
Eriさんはそんなことを言って、
僕にその貴重な珈琲を渡してくれました。
彼女はこのブログにも時たま登場する不思議ちゃん筆頭
「プリリンねーさん」の友人で、
岩手県の八幡平(はちまんたい)に住んでいます。
なんでも、
八幡平にある父親のやっていた喫茶店を娘の彼女が受け継ぎ、
現在も懸命に営業をしているとのこと。
このポンポンチキな「雲完ブログ」も
いつも読んでくれているとのことで。
そして、つい最近。3月。
所用あって僕やねーさんを含むポンチキーズ4人組が
岩手県に行っていた時に、
彼女は地元東北の友人達三人と、
遥々「一関」という駅まで僕らに会いに来てくれました。
彼女達は皆ねーさんのお友達ということで、
やはり少々の「不思議力」を持っている様な方々でもあって。
そんな僕ら7人はそのまま二日間、
共にマニアックな不思議旅をすることとなりました。
僕は初めてお会いするEriさんのことは殆ど何も知らず。
それでもって彼女達のチームは男性1人を含む3人だったこともあり、
旅行中に移動する車なども別々。
彼女が話す時も自然と良く知った者同士や、
ねーさんなどと話すことも多くなるわけで。
彼女と僕とはほとんどまともな会話はしないままに
二日間のプラリ旅をしていました。
そして、僕が東京へ帰ろうと、
最初に出会った一関駅のロータリーで
皆とお別れの挨拶をしていた時。
彼女は僕のそばに寄って来てくれて
「この珈琲を......」
と、ちょっと話しにくそうな表情と言葉と共に
ソノ貴重なコーヒー豆を僕に渡してくれたのでした。
いただいたパッケージを見ると、半透明のビニールに、
いかにも個人オーダーといった風情のデザインが入っていて。
そして、そのパッケージの奥には
ミディアムよりちょっと深めのローストで仕上げられた
丸々としたビーンズが200グラムほど入っていました。
一緒に渡されたライオンのマッチはシルバーの小箱で。
少し気難しそーなライオンさんが印刷されていました。
「そんな貴重なコーヒー豆なんか頂いちゃっていいんですか?
本当に!?
なんかめっちゃ恐縮しちゃうけど......!?」
と、彼女に答えた時、僕にはふと、
そのコーヒー豆から声が聞こえて来ました。
その時の僕は彼女にその話は一言も言わず、
彼女の目を見て、その気持ちが本当なのだということを確かめ、
それ故に、
とても真摯な気持ちでそのコーヒー豆を受け取りました。
東京駅について、皆、解散し、
それぞれの帰りの道すがら、
僕は同行していたメンバーに
「ちょいとワケあって、
Eriさんのラインを教えてほしい、、」
というラインをしました。
そして家について、一息つき、
心身もゆったりと落ち着いた後、
僕は教えてもらったラインに、なるべく率直に、
頂いたコーヒー豆さんから聞こえて来た言葉を書き起こして
Eriさんに送りました。
「ハロハロ。
コーヒー豆をいただいた人でございまする」
「はっ。
ありがとうございます」
「コーヒー豆をいただいた時に、
豆さんから声が聞こえて来たのでラインを教えてもらいましたのです。
すいません(^^;)
コーヒー豆さんは言っていました。
家族のため。
友のため。
誰かのため。
何かのため。
もっと自分のためでいいよ。
自分を喜ばせるために力を使えばいいよ。
もっともっと好きな生き方をしていいのだから。
もう十分人の為に尽くしてる。
だから大丈夫。
全然大丈夫だから。
できうる限りでいいから、自分を大切にして、
自分の思うことを自在にやっていって欲しい。
応援するからね
、、、みたいな、、感じ。
おいらには意味合いはよく分からないけど、、、
コーヒー豆さんから聞こえて来ました。
お父さん?かな(^^)
素晴らしいコーヒーなんだろーね。楽しみっす!
お疲れ様です」
「びぇぇぇ(;_;)」
「EriさんにはEriさんのブレンドが、コーヒー豆が、
オリジナルのコーヒーの味があるんだろーね。
この豆がこーしてあるのは、そーいう意味かな。
ライオンのマッチは勇気のシルシかな。
そーいう感じ(^^)」
「店の今後について、ずっとうじうじしてたんス。
もう辞めたいが、ゼロになる覚悟もつかないしで、
ダラダラダラダラ。
勇気が無いんっス。ビビリなんス。ライオンありがとっス。
ありがたくて涙が止まらないっス。
泣きのEriでした(;_;)」
「胸を張って、自分の道を歩んでください。
勇気とは、自ら思い、憧れる道を行く力です。
Eriさんは “ひのもとのまなか=日本中央” の霊脈に立つ誇り高き人。
ゆっくりと、マイペースで。
しかし誰のためでもない、
自分の心が求める道を進んでくださいね(^^)」
そして、つい最近。
僕は、それまで飲んでいた珈琲豆が終わったので、早速、
いただいていたEriさんのお父さんのコーヒー豆を開けてみました。
ユックリと淹れてみると、決して香りは強くは無いのですが、
味はなんだかとても真っ直ぐで、折り目正しい感じがしました。
そしてまた、ちょっと、色々な想いが僕に湧き降りて来ました。
僕はまた、彼女に久々のラインを入れてみることにしました。
「uzmetですー。夜分すいません。
ちょっとお伺いします。
ふと、Eriさんのコーヒー豆の話をブログに書こうか、、?
と、思ったのですが、いかがでしょうか......
ご一考ください......
すいません。夜分に......」
「おもしろいですね。
今、自宅で、母と、父の古い写真を見ていたのだ〜。
そんなわけですから、煮るなり焼くなり、
美味しく料理して頂きたく思います」
そー言って彼女は、
そのお父さんの写真をラインで送ってくれました。
僕はそのお父さんの写真をジッと見つめながら、
お父さんのコーヒーを飲みました。
やっぱり、とても真っ直ぐで、折り目正しい感じで。
でも、ちょっと内気な感じで......
僕は返信で、今、目の前にあるお父さんのコーヒーが注がれた
マグカップの写真を送りました。
「真っ直ぐな味っす(^^)」
「父はuzmetさんに飲んでいただけて、
喜んでると思います。
娘はこんなんなので、
あまり懐き(なつき)ませんでしたから」
「そんなことないよ、、、、って。言ってます。
おとーさん。なう」
「おもさげながんす」
「このコーヒーみたいな味、、、
に育って欲しかったみたいよ(^^)
真っ直ぐで折り目正しい味だよ。
Eriさんブレンドやな。
右肘が少し痛むな。
なんか傷?炎症?があったのかな。。
良い人だねー(^^)」
「右肘!?」
「うん。かすかに。
隠してたかもしれないけどね。家族には」
「私、最近ずっと右肘の激痛で、夜中に目がさめるんですよ。
ちょーいたいの。何かな。。」
「おとーさんだよ」
「わー。。」
「お線香あげてね。たまには。
毎日とは言わないけど、月曜とか火曜とか。
一週間に一度ぐらいは。
コーヒー淹れてあげたら尚良いよ。
コーヒー、、だな。うん。
コーヒー飲みたいみたいよ。
よろしく〜(^^)」
「ばーれーてーるー。
お線香さぼってるの、ばーれーてーるー。
はい。コーヒー淹れます!」
「何があっても、父は父だから。
両親にキチンと誇りを持ってね。
未来は過去の上に成り立つのだよ。
過去を否定したら未来も否定される。
過去を理解したら、未来も見えてくる。
コーヒー頼むよー(^^)
肘痛くなくなったよー。
ごちそうさまー」
「本当ですね。
本当にそうだ。
なんだか最近、淀みきって、澱みが......
変わってしまった自分もわかっていたのに。あーー
エイプリルフールネタじゃない事を祈って眠ります。えぇえぇ」
「お茶どうぞ(^^)」
岩手県と秋田県にまたがり、
青森県の十和田まで連なりゆく雄大な高原。
僕らスキーヤーにはおなじみの「八幡平=はちまんたい」には、
とても素敵なカフェがあるようです。
☆この記事はEriさんの許諾を頂き、書いてます。何卒☆
心ぬぐだまる 素敵な話っこでしたじゃ。
Eriさん、けっぱれ~!
お父さん、守ってけへの~!
(ToT)/~~~
ジーンとしました。
Eriさん良かったですね(*^-^*)🎵♪
なんだか嬉しくなる記事でした。
ありがとうございます。
私もお線香・・あげないと(T-T)
家内の故郷が鹿角八幡平(^_^)v 秋田サイドの八幡平です。
今夏も帰ります❗
何か嬉しくて、、突然コメントすみません(^_^;)
八幡平という名前はこの国にとってとても意味深い地ですねー(^_^)
コチラやアチラもですが、
人集う場にはいつも、
奇跡の種や豆がまかれていると思う。
父が作りたかったのはつまり、
そういう土壌だったのかも。
とーちゃん、いがっだなー。
みんなさん、ぽかっとしてけでらよー。
みなさまの、
それぞれの種や豆がすくすく芽吹きますように〜。