雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

ニコニコ(^^)BAR 15

2016-07-02 00:01:17 | 不思議
「キチ◯イだよね!?」


「ですね(^^)ニコニコ」


「そこ、フォローだろ、hikiさん。。。」


「いよいよ大島ですか(^^)ニコニコ」


「会話拾おうよ、もっと。hikiさん。。」


<......つづく>




「ま、確かに、やっとその大島なんだけどさ。
大室山の後は、
そんなイワナガさん(石長姫=磐長姫=いわながひめ)の
力添えがあったんだよ。
でも忘れちゃいけないのは、
他にも影でちゃんと支えてくれている神様達も沢山いるってことなんだ。
妹さんの木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)さんも当然だし、
お父さんの大山祇神(おおやまつみのかみ)さんも勿論そう。
最初にしたプレート境界の話があるじゃん?
フォッサマグナの話。
3つのプレートの要でもある富士山や、
境界が日本海に抜けるところの富山の雄山
いつもプレートの境目をしっかりと見てくれてると思うんだ。

諏訪の時と全く同じでさ、
ありがたいことに俺達の周りにはそんなコノハナさんや
オオヤマズミさんが信頼してる人達もちゃんといてくれてね。
イロイロなところで力を注いでくれてるんだよね。
KUさんとか、tunaさんとか......知ってる?hikiさん?
ねーさん達も言ってたでしょ?ここで。
そんな人達の力って有るんだよ。やっぱ。
神様はさ、
そんな信頼できる人達を通して世に力を落としてくれてるのよ。
助かるよ。ほんとに。

それで、いざ、大島に行く日。当日。
俺は車でみんなんとの待ち合わせ場所の熱海港に向かってたの。
一人、巫女力があるからmikoちゃんて呼んでる
ねーさんの女子友さんを乗せて。
彼女はこの店にも来てると思うけど。
それで、行く途中の車でさ、また一つ奇妙な事が起こったんだよ。
今回ばかりは色々と起こるんだよ。
最後の最後まで......

東京から熱海港に行くまでの間さ......ズット......
左の下腹が異常に痛いわけ。
もうギギギーーッ!!て。
何かで刺される様な痛み。ズッキリと。
でさ、その痛みは、深海の底でうずくまってる、
今日祈りを捧げようと思ってる女神さんの痛みなんだなって、
そう思ったの。

いてーのよ。

物凄くいてーの。。

ほんと、当日まで色々あるな......って。

で、俺がイタタ、イタタ、、って言いながら運転してるもんだから、
横に乗ってるmikoちゃんもちょっと心配しちゃってね。
それがさ、熱海も近くなって、伊豆山神社の神域に入ったらね、
痛みが和らぐんだよ。不思議と。
ま、それもあって確信したんだけどね。
その痛みがその海の底の女神さんの痛みなんだって。
伊豆山神社の神様さん達はちゃんとわかっていて、
俺が神域に入った時、それを和らげてくれたんだよね。
その女神さんの、悲痛な、魂の叫びの様な痛みを。
でも、神話にはさ、
その女神さんのことは決してそんなふうには書かれてはいないわけ。
だから俺もその痛みには......ちょっと驚いたんだけどね......」


「どんな痛みだったのですか?(^^)」


「......どうも......自殺なんだよね」


「......」


「そんなこと記紀(きき=古事記&日本書紀)には書かれてないけど......
割腹自殺。ハラキリ......ってヤツ。
女神さんが!だよ!?
男じゃなくて。こんな悲惨なことなんてあるの?マジで!?
戦国時代でもねーのに?
とんでもなく悲しい事じゃん。
なんだよ!?この下腹の痛みは!ええ!?
なんなんだよ!?って、さ」


「......」


「さすがのhikiさんも、これはニコニコとはいかないよね。。」


「ええ。確かに。。キツイですね......」


「hikiさんはさ、さっき、もう、
その深海の底に沈んでいる女神様の事がわかった、、、って言ってたけど、
約束通り、俺もここでチャントその女神様の事を話すよ。
その女神様ってさ、
数千年もの長い時を海の底で悲しみに暮れながら過ごしていた女神様ってさ......

スセリ姫さん。

須世理姫=須勢理姫さん。

記紀神話では、大国主(オオクニヌシ)の正妻......イヤ、
オオナムチの命を助けた奥さん。
この国を最初に創った大王 “スサノオ” さんが最愛の正妻、
クシナダヒメ(櫛名田比売)さんとの間に授かった愛娘。
この国を継ぐ資格を持っていた尊い女神様」


「......」


「旦那さんのオオクニヌシ=オオナムチ(大己貴)さんはさ、
出雲大社の祭神としても有名だけど、色男でも有名じゃん。神話では。
奥さんが沢山いた神様として。
それで日本一の縁結びの神様......なんてなってるわけだし。
国を合併する時に相手国の王の娘や姫君を奥さんに迎えてさ、
それで平和理に国を拡大していった男神で。
いわば沢山の政略婚をしていった神様なわけだ。

でも、その正妻であったスセリ姫さんの気持ちって......
どうだったんだろう......
神話には怒って故郷に帰ってしまった、、、なんて書かれているけど、
スセリさんて、国一番の巫女でもあったわけだ。
国の祭祀の中心人物。
しかも霊能も強くてさ。だから見えちゃう。
見たくなくても見えちゃう。
オオナムチがどこで何をしてるのかも。全部。
キツかったと思うよ。
自分の能力も呪ったろうね。。

イワナガさんがなぜ?
俺達に力を貸してくれたか。
コノハナさんがなぜ?俺達の動きを見守っていてくれたか。
スセリさんと同じような境遇で、
同じような辛い思いをしてきた同情心も有るんだと思うんだよね。
王妃としてのスセリさんの気持ちを、
もしかしたらとてもよくわかっている姫神さん達かもしれない」


「......」


「なんで左腹が痛いのか?って。
熱海港について、待ち合わせてたねーさんにも聞いたわけ。
もしかしてスセリさん左腹を刺されてないか?って。
刀とかで。
そしたらさ、
まだその時はスセリさんとは話せる状態になかったから、
スセリさんを気遣うある神様が、
俺達にスセリさんの悲しみの話を教えてくれたんだよね。
それはさ、ちょっと壮絶すぎて......
胸が詰まる話なんだけどね......」


「......」


「その時、
俺達が聞いた話は神話に有るような話じゃなかったんだよね。
オオナムチの度重なる裏切りと、
沢山の妃(きさき)たちに対する忸怩(じくじ)たる思い。
その苦しみの中でスセリさんが選んだ道は、
怒って実家に帰るなんて、そんな生易しいものじゃなかったんだ。

あのね、スセリさんはね、
無くなった時、お腹に......赤ちゃんがいたんだって。
オオナムチとの子が。既に。
事実上、大王スサノオさんの孫となる子供。
この国の世継ぎの王子となるべく子が。
そのお腹の子供ごと......スセリさん......
自分の腹を切って自害したんだって......」


「......」


「その、あまりの壮絶さに、オオクニヌシは慌ててさ、
それで必死に封印したんだって。
この地に二度と戻ってこれないよう、
この世で最も暗く、深い場所に。
現代の科学をもってしても、
未だその全貌も、底も、全く解明されていない、
宇宙より謎に包まれている地球最大の大地の割れ目......

小笠原諸島のさらに南、グアム島のすぐ先......

フィリピン海プレートの南の端......

マリアナ海溝に。。

そこに、沈めたんだって。
封じたんだって。
スセリさんを......
自分の奥さんを!?だよ。
お腹には子供もいた。それを封じたんだ。
権力を保持するため!?か、どうかはわからないけど。
とにかく、暗く、重い、光も全く届かない深海の底に。
スセリさんはその、
この世の闇の底で何千年も絶望にくれながらジッ......と、
していたんだね。。」


「......言葉が見つかりませんね......確かに。。」


「うん......
俺も絶句したよ。
今話していても涙が出てくる。。
左腹の痛み、、俺が感じていた痛みなんてカユイくらいのもんだ。
そんなの。全く。ひどすぎる。
お腹の子供と一緒に自害するなんてさ、そりゃ......
こんな世界には二度と戻りたくないよな。。」


「そーですね。。」


「でもね!でも!!
だから!
俺はね!俺達はね!
島に行くのよ。
絶対行くんだ!って。さ。
行かなきゃ何も変わんねーじゃん!?
だからさ、絶対に行くの。
だから色んな邪魔されても渡ったのよ。島に。
磐長姫さんをはじめ、沢山の神様の力添えを無駄にできないし。
だから行ったの。
何ができるかとか全くわからなかったけどさ、
本当の話か?どうか?
記紀神話にも何処にも全く載ってない話だけど、でも、きっと、
そーなんだろうっていう確信もあったし。
知ったからにはその事自体に何か意味があるはずで、
だからさ、意地でも!
行ったんだよ。大島に。

一番最初に話したように、大島は熱海と共に、
そのマリアナ海溝のある “フィリピン海プレート” の入り口なんだ。
熱海も伊豆半島も皆そのプレート上にある。
日本列島で唯一、そのプレート上にある場所。
そこにもちゃんと意味はあるんだ。
神々が日本列島に最初に渡ってきたルートの一つでもあるし。

スセリさんはね、絶対に待っていたんだ。

何を?

って。

きっかけ、を。だよ。

何千年も海の底にいたんだ。
そろそろ、あとは、キッカケだ。そういう時だ!......ってね。
そんな感じの気合。ね。俺自身は。
ココ。。そろそろニコニコに戻るとこよ。(^^)ね?hikiさん」


「はい(^^)ニコニコ」


「大島はね。だからスゴかったよ。
あれだけ沢山の神々や龍神さんが集まってる空や山を初めて見た。
いつもさ、そんな場所に行っても、だよ。
その神域や地を守ってる神々や龍神さんたちが来てくれることがあっても
数柱って感じだからさ。
それだってだよ、ソートー感動的な話だし、
とてもスゲーことなのに、それが、、、まぁ、本当に、
入れ替わり立ち代り、沢山。
神様や龍神さん達が。勢ぞろいで。集ってくれて。
その中で神様達と約束していた祈りを捧げたんだ。
頂上の三原神社で。
スセリさんと全ての神々と眷属の皆さんに。
その時の光景は......もう一生忘れないね。大島。
生涯忘れないだろーね。俺。
もう、三原山にいる間じゅうズーーーーット、なんだよ。
太陽には綺麗な日輪が出つづけてくれていてね。
それにも感激したし......コレ、、ね、」



「山にいる間じゅうずっとだったんだ。。」



「hikiさん行ったことあるんでしょ?
山頂の三原神社。
溶岩も避けて流れたっていう奇跡の神社」


「ええ。お話した通りです。(^^)凄い所です」


つづく。。


冒頭のイラストは、
このブログを読んでくれた漫画家さんがピン!ときて、
ワザワザ書いて送ってくれたものです。
hikiさんの「ニコニコBAR」はマサにこんな感じ!(o゚v゚)ノ
折角なので使わせていただきました!
ありがとうございます。
感謝感激ニャンコにゃーにゃー。

そんな「ニコニコ(^^)BAR」シリーズの過去記事はこちらで。。
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8 コメント

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ゴンちゃんさんへ。 (amenouzmet)
2017-03-25 00:22:18
いるでしょうねぇ。
楽しみですね(^ν^)
返信する
Unknown (ゴンちゃん)
2017-03-24 14:59:41
バリバリ復活な感じですか!?
日曜日、伊豆山神社に行ってみようと思います(^_^)
スセリさんいますかね?
兵庫県からなので遠いですけど楽しみです~
返信する
ゴンちゃんさんへ。 (amenouzmet)
2017-03-24 14:24:42
にゃんと!不思議ですの―。。。
スセリさんはリハビリも終わって、もうバリバリ復活な感じですよー(^^)
返信する
Unknown (ゴンちゃん)
2017-03-24 13:58:55
Iさん、こんにちは。
再度読み返していて思い出したのですが、、、。
ちょうど去年の今頃、寝ていたら深夜に下腹が痛くて目が醒めまして、、、冷や汗が出るくらい痛かったのですが、10分くらい苦しんでいるとスーっと痛みが消えました。
また数日後同じように夜中に痛くなってもがいていましたが、やはり数分後には痛みは引きます。
寝るのが恐怖になってきたので念のため病院で診てもらったのですが、どこも悪くなく、、、。
あれはスセリさんの痛みやったんかなー、なんて今は思っています。
I さんやM子さんがスセリヒメさんの封印を解いたからなのか、それ以降痛くはなりません。不思議です。
すいません、しょうもない話でした。
ペコリm(__)m
返信する
こつぶmikoさんへ。 (amenouzmet)
2016-07-03 09:36:11
にゃんこニャーニャー_φ( ̄ー ̄ )
返信する
そうでした! (こつぶmiko)
2016-07-03 06:23:51
uzumetさん、ごめんなさいね

イラストはuzumetさんの物語のhikiさんと
「aiさん」ですね!
何回みても、雰囲気あって良さげなバーですね
ニコニコ(^ー^)
返信する
こつぶmikoさんへ。 (amenouzmet)
2016-07-03 02:08:26
イラストはhikiさんとaiさんですな( ̄ー ̄)
絵が上手いって素敵ですな!
返信する
マリアナ海溝 (こつぶmiko)
2016-07-02 23:49:30
ニコニコバーのイラスト素晴らしいですね(^ー^)
uzumetさんの横顔……いいっすね

大島の溶岩に座り地を感じ、空には次々に形を変える雲
なんて素晴らしい日だったのでしょう
太陽はずーっと見守ってくださってましたね
流した涙は少しはスセリヒメのお役にたてたでしょうか

さてさて、あの日から私の額にできたマリアナ海溝
記念印です(* ̄∇ ̄)
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