しかし......そヤツは舞い降りてまいりました。
時代は1960年代末期。
「にゃーーーっ!!待てーーい!!100%じゃネェじゃねーか!!
混沌は時に秩序だて生むんだにょーーーん!!(><)」
と、言いながら舞い降りて来ました......
つづくのよーーん(^^)
それが、
その後「ノーベル化学賞」まで受賞してしまう偉大な化学者(not 科学)
「イリヤ・プリゴジン」さんでございます。
この名前、僕にとってはアインシュタイン、
ニールス・ボーアと並ぶ物理学界のビッグネームでございます。
ビートルズ、マイルス・デイビス、
サザンオールスターズといったラインナップでございます。
その受賞理論は
「散逸構造論=さんいつこうぞうろん」
といわれるもので。
「エントロピーは時に縮小する」
となどという、
言ってみれば常識を一変させてしまった、
「混沌からも秩序は生まれちゃうんだよーーん!」
という、
「絶望からも希望は生まれるんだよよよよよーーーーん」
という、
革新的な理論を打ち立てた人なのです。
「エントロピー増大の法則」は絶対的な法則ですが、
前記したように「確率の問題」でもあるので、
それを厳格に記すと、
秩序が無秩序に向かうということは
「限りなく100%に近い」
ということになります。
統計学的や確率論的に考えればそうなることが最大確率だ......
ということであり、なので、実は、
「例外的な瞬間もまた存在する」
というとでもあります。
プリゴジン以前ではこの例外的な瞬間は
「考えるに値しないくらい小さい」
確率なので完全に無視されて来ました。
それもそうです。
コーヒーの中に混ざっていたミルクが突然一箇所に集まる、
プールに拡散したおぴっこがまた一カ所に戻って完全なるおぴっこに戻る!
なんて、そんな可能性など当然!無視!です。
当たり前です。
しかし、偉大なるプリゴジンはそれを無視しませんでした。
まず、このエントロピー増大に逆らう動き、
「わずかながらも起こりうる可能性」
のことを彼は「ゆらぎ」と呼びました。
「ゆらぎ」とは物理学的には実はそういうことです。
崩壊に向かって進む宇宙の中で、その最中に、
バラバラと勝手に動く無数の粒子達の間で偶然起こる隙間や
偶発的な要素のことです。
そしてこの「ゆらぎ」は相互作用のもとに
「局所的な秩序」を生み出すことをプリゴジンは発見します。
この「ゆらぎ」の秩序化のことを「自己組織化」と呼び、
この自己組織化によって生まれた構造を「散逸構造」と呼ぶのです。
まとめますと、
「エントロピー増大の法則」によると世界は崩壊に向かって進んでいます。
その最中、途中に、所々わずかな隙間......「ゆらぎ」が発生します。
時にこの「ゆらぎ」が偶然としか言えない様な小さな秩序を生み出し、
その小さな秩序は、
最初は無視できるような小さな影響力しか持たないのですが、
それでも自分の周りの粒子たちに少しだけ影響を及ぼしていきます。
そして、その小さな影響は、その回りの粒子達にもおよび、
そのまた隣りの粒子にも、その隣にも......と、
連鎖的に次々と影響が伝わっていきます。
そうして、時にその小さな秩序が、
「全体の構造に影響を与えるくらいの渦」
を創る事があるのです。
ただし、ほとんどの場合、
その「ゆらぎ」はそんな渦になる前に
全体に飲み込まれて消えてしまいます。
それは全体が局所的な渦をよってたかって叩き潰してしまうような、
消してしまうような......
なんだかイジメの様な切なさも感じますが......これを
「ネガティブ・フィードバック」
と言います。
さて、
散逸構造論におけるとても大切な部分はここからになります......
つづくのだ!(><)
写真は佐賀市のLIVE HOUSE「GAILS」の楽屋。
ネガティブフィードバック!?
時代は1960年代末期。
「にゃーーーっ!!待てーーい!!100%じゃネェじゃねーか!!
混沌は時に秩序だて生むんだにょーーーん!!(><)」
と、言いながら舞い降りて来ました......
つづくのよーーん(^^)
それが、
その後「ノーベル化学賞」まで受賞してしまう偉大な化学者(not 科学)
「イリヤ・プリゴジン」さんでございます。
この名前、僕にとってはアインシュタイン、
ニールス・ボーアと並ぶ物理学界のビッグネームでございます。
ビートルズ、マイルス・デイビス、
サザンオールスターズといったラインナップでございます。
その受賞理論は
「散逸構造論=さんいつこうぞうろん」
といわれるもので。
「エントロピーは時に縮小する」
となどという、
言ってみれば常識を一変させてしまった、
「混沌からも秩序は生まれちゃうんだよーーん!」
という、
「絶望からも希望は生まれるんだよよよよよーーーーん」
という、
革新的な理論を打ち立てた人なのです。
「エントロピー増大の法則」は絶対的な法則ですが、
前記したように「確率の問題」でもあるので、
それを厳格に記すと、
秩序が無秩序に向かうということは
「限りなく100%に近い」
ということになります。
統計学的や確率論的に考えればそうなることが最大確率だ......
ということであり、なので、実は、
「例外的な瞬間もまた存在する」
というとでもあります。
プリゴジン以前ではこの例外的な瞬間は
「考えるに値しないくらい小さい」
確率なので完全に無視されて来ました。
それもそうです。
コーヒーの中に混ざっていたミルクが突然一箇所に集まる、
プールに拡散したおぴっこがまた一カ所に戻って完全なるおぴっこに戻る!
なんて、そんな可能性など当然!無視!です。
当たり前です。
しかし、偉大なるプリゴジンはそれを無視しませんでした。
まず、このエントロピー増大に逆らう動き、
「わずかながらも起こりうる可能性」
のことを彼は「ゆらぎ」と呼びました。
「ゆらぎ」とは物理学的には実はそういうことです。
崩壊に向かって進む宇宙の中で、その最中に、
バラバラと勝手に動く無数の粒子達の間で偶然起こる隙間や
偶発的な要素のことです。
そしてこの「ゆらぎ」は相互作用のもとに
「局所的な秩序」を生み出すことをプリゴジンは発見します。
この「ゆらぎ」の秩序化のことを「自己組織化」と呼び、
この自己組織化によって生まれた構造を「散逸構造」と呼ぶのです。
まとめますと、
「エントロピー増大の法則」によると世界は崩壊に向かって進んでいます。
その最中、途中に、所々わずかな隙間......「ゆらぎ」が発生します。
時にこの「ゆらぎ」が偶然としか言えない様な小さな秩序を生み出し、
その小さな秩序は、
最初は無視できるような小さな影響力しか持たないのですが、
それでも自分の周りの粒子たちに少しだけ影響を及ぼしていきます。
そして、その小さな影響は、その回りの粒子達にもおよび、
そのまた隣りの粒子にも、その隣にも......と、
連鎖的に次々と影響が伝わっていきます。
そうして、時にその小さな秩序が、
「全体の構造に影響を与えるくらいの渦」
を創る事があるのです。
ただし、ほとんどの場合、
その「ゆらぎ」はそんな渦になる前に
全体に飲み込まれて消えてしまいます。
それは全体が局所的な渦をよってたかって叩き潰してしまうような、
消してしまうような......
なんだかイジメの様な切なさも感じますが......これを
「ネガティブ・フィードバック」
と言います。
さて、
散逸構造論におけるとても大切な部分はここからになります......
つづくのだ!(><)
写真は佐賀市のLIVE HOUSE「GAILS」の楽屋。
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