サッカー好きとしては触れざるを得ないわけです。
リオネル・メッシ(Lionel Messi)、
FCバルセロナ退団。
緊急でセットされた本人による退団会見では、
会見場に姿を現した瞬間から、話し出すまで、
ずっと涙を流していました。
「バルセロナに残りたかった......」
会見では、メッシはそう言ってました。
現在、世界最高のフットボーラー。
いや、これまでのフットボーラーの中でも最高の選手の一人。
そして、そんな彼を擁し、育て上げもした
「FCバルセロナ(Fútbol Club Barcelona)」
というサッカークラブは、
間違いなく世界最高のクラブの一つであって。
その中心選手であるメッシも世界最高の報酬を得ていました。
年棒は179億円。
ここまで高額な年棒を払ってまで抱えてきた選手を
手放さなければいけなくなった球団経営の実情。
コロナ禍で観客を入れられなくなり、クラブの収入が激減。
サラリーキャップ制度の上限額も同じ割合で激減し、
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)の制度上、
殆どの選手の年棒をどうしても大きく減額せざるをえず。
そんな複雑な状況下で起きた退団劇。
メッシは年棒を半額以下で了承していたという情報も
漏れ伝わってきてはいますが......その場合、今度は、
雇用に関する新規契約は最低でも
前年の50%を保証しなければならない......
というスペインの国家法に引っかかるらしく。
どうでしょう。
とても複雑な経緯がある様です。
ただ一つ、僕の中で確実なことは、
メッシの着るクラブのユニホームは、
バルセロナ以外にイメージができないということ。
長嶋茂雄さんがジャイアンツ以外のユニホームを着ているのを
イメージできないのと一緒。
Wikipediaなどに書かれている彼の物語を知れば知るほど
そう思われますし、
彼の涙と言葉に嘘が無いこともわかります。
==============================
アルゼンチンのロサリオで、
鉄工所で働く父親と、
清掃員のパートをしていた母親との三男として生まれる。
5歳で父親がコーチを務める地元のクラブでサッカーを始め、
11歳の時に「成長ホルモン分泌不全症」と診断される。
治療をしないと身長が伸びなくなるなど、
発育に問題が出ることも判明。
その頃、アルゼンチンの名門プロクラブが獲得を検討していたが、
治療費が月に900ドル(当時約12万円)かかるため断念された。
両親は、その後あらゆる手を尽くし、
スペインに住んでいた親戚を通じ、
FCバルセロナの入団テストを受けさせることに成功。
この時、ひと目でメッシを気に入ったのが、
当時のカルロス・レシャック監督。
その場で紙ナプキンに獲得の意思を書いてオファー。
球団は治療代も支払うという条件も提示し、契約。
13歳で父親と共にバルセロナへ移住し、
FCバルセロナのアカデミーへ入団。
17歳となった2004年10月16日にはトップチームでデビュー。
その後の輝かしいキャリアは、
全世界が知る通り唯一無二で———————————
==============================
クラブと選手との関係においても
理想的な形を有していた選手の退団。
これも、
コロナウィルスがあぶり出した社会構造の病枢の一つかも知れず、
現在の世界を象徴する出来事でもあり。
今後の世界のありようを示唆するモノである様にも思えます。
それはきっと、
「ある特定ジャンルのトップスポーツ選手の報酬は、
社会経済の公平バランスを
“度を超えて”
高過ぎているのではないか?」
というようなこと。
今回の出来事からは、その辺を、
世界はしっかりと見つめるべきだとも思います。
国際NGOの試算によれば、
世界の富の82%はたった1%の富裕層に集中しているとのこと。
スポーツ世界の話もまた、そんな世界を表す一端。
「富の偏在」
コロナ禍により以前より浮き立ってきた現実。
長く続いている人類の虚構的な平等、平和主義。
その演出。主張。
お金というシステムで歪められてしまっていることは何なのか。
各国スポーツリーグの魅力や力量は、
財力や経済力だけで決まってしまうのか?
ビッグクラブとスモールクラブ、
実業団クラブとプロクラブでの選手報酬の違いは、
どれほどであるべきなのか。
柔道のトップ選手の年棒と、
サッカーのトップ選手の年棒の違いは、
どれほどであることが良好な経済や社会のバランスなのか。
ソフトボールのトップ選手と、
ベースボールのトップ選手の年棒の違いは、
どれほどであることが最善バランスなのか。
そもそも、
トップスポーツ選手と、
工場で働く人の収入に違いができてしまうとしても、
それは、
どれほどであるのが理想的で公平性のある社会なのか。
そもそも、
タイでお米を作っている人と、
日本でお米を作っている人との収入の違いは、
どれほどであれば美しいのか。
為替とは何なのか。
全ての仕事は、
全てが大切で、
それぞれ固有の価値を持っているのではないだろうか。
そんな事々を適正化していくには、いったい、
どうしたらよいのか......
人類が、その傲慢さでもって自ら生み出した!?
コロナウィルスは、まだまだ、どんどんと、
様々なウミ......膿み、生み、産み.......を、
突きつけてきているように見えたりもするのです。
FCバルセロナのホームスタジアム
「カンプ・ノウ(Camp Nou)」
ゲート中央のビルボードの中心には勿論!メッシ。(^^)
併設されるオフィシャル・ショップも当然のメッシ推し。
以前、チケットを取っていた試合が急遽延期!になって、
呆然とした気持ちで訪れた時も、
彼のユニフォームだけは大谷翔平さん並みにバカ売れしてました。
メッシが愛する最高のスタジアムとバルセロナの街。
バルセロナの街の人々もまた、
メッシをこよなく愛しているようで。
スタジアムから出て、地下鉄に乗り込み。
陽光あふれる、そんなバルセロナの街を散策......
僕が知るところでは、
カタルーニャを守護しているのは女神様で。
「アリネ」さんという名前で聞いています。
メッシさんはとても好かれていたのでしょうか!?ね。(^^)
FCバルセロナは、
サッカー好きでプレーヤーでもあった僕からすると、
オランダのクライフ世代が生み出した
「トータルフットボール」
の概念を継承し、発展もさせたイメージが強いチーム。
現在のスペインサッカーの強さも、
レアルよりもバルサの影響の方が大きいように思います。
常に全員で動き、全員で守り、攻める。
チーム全体が同じ意思を持った一つの生き物の様に見える動き。
ボールを沢山走らせるための動き。
全体のウネリ。流れ。
今回のオリンピックの日本代表チームも、
そんなスペインのサッカーに敗れました。
個々の高いスキルに裏打ちされた、
強く、美しい、ポゼッション・サッカー。
進化したトータル・フットボール。
その中で、
そんな全体調和を保ったまま突出した個を発揮するメッシのプレイ。
神々しいまでにスキルフルなプレイスタイル。
サッカーファンでこの人のプレイが嫌いな人などいるのでしょうか?
僕は大好きです。
バルサ以外のユニフォームを着たとしても......
それはフランスのPSG(パリ・サンジェルマン)とのことですが......
彼のプレイする姿はまだまだ見ていたいのです。(^^)
......しかし、
ルーブル美術館といい、フランスという国は、
昔から世界中のお宝を収集する癖があるようですのな......
リオネル・メッシ(Lionel Messi)、
FCバルセロナ退団。
緊急でセットされた本人による退団会見では、
会見場に姿を現した瞬間から、話し出すまで、
ずっと涙を流していました。
「バルセロナに残りたかった......」
会見では、メッシはそう言ってました。
現在、世界最高のフットボーラー。
いや、これまでのフットボーラーの中でも最高の選手の一人。
そして、そんな彼を擁し、育て上げもした
「FCバルセロナ(Fútbol Club Barcelona)」
というサッカークラブは、
間違いなく世界最高のクラブの一つであって。
その中心選手であるメッシも世界最高の報酬を得ていました。
年棒は179億円。
ここまで高額な年棒を払ってまで抱えてきた選手を
手放さなければいけなくなった球団経営の実情。
コロナ禍で観客を入れられなくなり、クラブの収入が激減。
サラリーキャップ制度の上限額も同じ割合で激減し、
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)の制度上、
殆どの選手の年棒をどうしても大きく減額せざるをえず。
そんな複雑な状況下で起きた退団劇。
メッシは年棒を半額以下で了承していたという情報も
漏れ伝わってきてはいますが......その場合、今度は、
雇用に関する新規契約は最低でも
前年の50%を保証しなければならない......
というスペインの国家法に引っかかるらしく。
どうでしょう。
とても複雑な経緯がある様です。
ただ一つ、僕の中で確実なことは、
メッシの着るクラブのユニホームは、
バルセロナ以外にイメージができないということ。
長嶋茂雄さんがジャイアンツ以外のユニホームを着ているのを
イメージできないのと一緒。
Wikipediaなどに書かれている彼の物語を知れば知るほど
そう思われますし、
彼の涙と言葉に嘘が無いこともわかります。
==============================
アルゼンチンのロサリオで、
鉄工所で働く父親と、
清掃員のパートをしていた母親との三男として生まれる。
5歳で父親がコーチを務める地元のクラブでサッカーを始め、
11歳の時に「成長ホルモン分泌不全症」と診断される。
治療をしないと身長が伸びなくなるなど、
発育に問題が出ることも判明。
その頃、アルゼンチンの名門プロクラブが獲得を検討していたが、
治療費が月に900ドル(当時約12万円)かかるため断念された。
両親は、その後あらゆる手を尽くし、
スペインに住んでいた親戚を通じ、
FCバルセロナの入団テストを受けさせることに成功。
この時、ひと目でメッシを気に入ったのが、
当時のカルロス・レシャック監督。
その場で紙ナプキンに獲得の意思を書いてオファー。
球団は治療代も支払うという条件も提示し、契約。
13歳で父親と共にバルセロナへ移住し、
FCバルセロナのアカデミーへ入団。
17歳となった2004年10月16日にはトップチームでデビュー。
その後の輝かしいキャリアは、
全世界が知る通り唯一無二で———————————
==============================
クラブと選手との関係においても
理想的な形を有していた選手の退団。
これも、
コロナウィルスがあぶり出した社会構造の病枢の一つかも知れず、
現在の世界を象徴する出来事でもあり。
今後の世界のありようを示唆するモノである様にも思えます。
それはきっと、
「ある特定ジャンルのトップスポーツ選手の報酬は、
社会経済の公平バランスを
“度を超えて”
高過ぎているのではないか?」
というようなこと。
今回の出来事からは、その辺を、
世界はしっかりと見つめるべきだとも思います。
国際NGOの試算によれば、
世界の富の82%はたった1%の富裕層に集中しているとのこと。
スポーツ世界の話もまた、そんな世界を表す一端。
「富の偏在」
コロナ禍により以前より浮き立ってきた現実。
長く続いている人類の虚構的な平等、平和主義。
その演出。主張。
お金というシステムで歪められてしまっていることは何なのか。
各国スポーツリーグの魅力や力量は、
財力や経済力だけで決まってしまうのか?
ビッグクラブとスモールクラブ、
実業団クラブとプロクラブでの選手報酬の違いは、
どれほどであるべきなのか。
柔道のトップ選手の年棒と、
サッカーのトップ選手の年棒の違いは、
どれほどであることが良好な経済や社会のバランスなのか。
ソフトボールのトップ選手と、
ベースボールのトップ選手の年棒の違いは、
どれほどであることが最善バランスなのか。
そもそも、
トップスポーツ選手と、
工場で働く人の収入に違いができてしまうとしても、
それは、
どれほどであるのが理想的で公平性のある社会なのか。
そもそも、
タイでお米を作っている人と、
日本でお米を作っている人との収入の違いは、
どれほどであれば美しいのか。
為替とは何なのか。
全ての仕事は、
全てが大切で、
それぞれ固有の価値を持っているのではないだろうか。
そんな事々を適正化していくには、いったい、
どうしたらよいのか......
人類が、その傲慢さでもって自ら生み出した!?
コロナウィルスは、まだまだ、どんどんと、
様々なウミ......膿み、生み、産み.......を、
突きつけてきているように見えたりもするのです。
FCバルセロナのホームスタジアム
「カンプ・ノウ(Camp Nou)」
ゲート中央のビルボードの中心には勿論!メッシ。(^^)
併設されるオフィシャル・ショップも当然のメッシ推し。
以前、チケットを取っていた試合が急遽延期!になって、
呆然とした気持ちで訪れた時も、
彼のユニフォームだけは大谷翔平さん並みにバカ売れしてました。
メッシが愛する最高のスタジアムとバルセロナの街。
バルセロナの街の人々もまた、
メッシをこよなく愛しているようで。
スタジアムから出て、地下鉄に乗り込み。
陽光あふれる、そんなバルセロナの街を散策......
僕が知るところでは、
カタルーニャを守護しているのは女神様で。
「アリネ」さんという名前で聞いています。
メッシさんはとても好かれていたのでしょうか!?ね。(^^)
FCバルセロナは、
サッカー好きでプレーヤーでもあった僕からすると、
オランダのクライフ世代が生み出した
「トータルフットボール」
の概念を継承し、発展もさせたイメージが強いチーム。
現在のスペインサッカーの強さも、
レアルよりもバルサの影響の方が大きいように思います。
常に全員で動き、全員で守り、攻める。
チーム全体が同じ意思を持った一つの生き物の様に見える動き。
ボールを沢山走らせるための動き。
全体のウネリ。流れ。
今回のオリンピックの日本代表チームも、
そんなスペインのサッカーに敗れました。
個々の高いスキルに裏打ちされた、
強く、美しい、ポゼッション・サッカー。
進化したトータル・フットボール。
その中で、
そんな全体調和を保ったまま突出した個を発揮するメッシのプレイ。
神々しいまでにスキルフルなプレイスタイル。
サッカーファンでこの人のプレイが嫌いな人などいるのでしょうか?
僕は大好きです。
バルサ以外のユニフォームを着たとしても......
それはフランスのPSG(パリ・サンジェルマン)とのことですが......
彼のプレイする姿はまだまだ見ていたいのです。(^^)
......しかし、
ルーブル美術館といい、フランスという国は、
昔から世界中のお宝を収集する癖があるようですのな......
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