こんばんは。
さて、日中に札幌に帰ってきて、少し実験を行い・・・帰宅しました
若干旅の疲れが残っているようなので、軽い内容の記事を書きたいと思います。
僕は高校時代、歴史(日本史でも世界史でも)が得意だったのですが、子供のころから「生物学」関係や「歴史」「文学」に関しては興味を持って勉強(と言うより、趣味だな)していました。
そのためでしょうか、自分を含めて歴史上の人物になぞらえる事があります。
もちろん、まったく同じはずもなく・・・こういうタイプの人物・・・って感じで。 歴史上の人物の分類方法もいくつかあるのですが、今日はこのタイプの分け方でいってみたいと思います
攻めの得意な人物
守りの得意な人物
両方できる天才さん
攻めの得意な人物と言うのは、僕の中では「豊臣秀吉」「高杉晋作」「西郷隆盛」など
守りの得意な人物と言うのは、「徳川家康」「木戸孝允(桂小五郎)」「大久保利通」など
両方得意な人・・・と言うよりは、なんでもできる天才:「織田信長」「坂本竜馬」
あげた人物像は、わざと「戦国時代末期」の3人と、「江戸末期~明治維新」の長州・薩摩+坂本竜馬ですw
何故って、今と似ているから。
攻めの得意な人物と言うのは「現状の悪いところを破壊し、新たな枠組みを作る事ができる人物」です。豊臣秀吉も長州の高杉晋作も、西郷隆盛も「旧体制」を破壊し、新たな体制の枠を作った人・・・と言ってよいと思います。
彼らの特徴は「守りに弱い」。
豊臣秀吉は、五大老・五奉行・・・まぁ、呼び方は何でも良いですけど・・・大雑把なシステム作りしかしていません。大きな枠を作っていますが、細かな制度は・・・このあとに来る徳川幕府とは比べようがないところです。
高杉晋作は「奇兵隊」など、「武士=戦い」の状況を「民兵組織」を作ることで常識を大きく変えました。この奇兵隊を中心とした「民兵」が「藩」を変えて、倒幕への流れと行くわけです。
ところが高杉晋作の場合、奇兵隊を組織するとかはしました(藩の体制もつぶしてしまった)けど、新しい細かな藩の制度の作成には関わらず、桂小五郎を呼び出して任せてしまった。
西郷隆盛はいわずと知れた「明治維新」の中心人物ですが、明治維新までは立役者ですが・・・明治維新以降の細かな制度に関しては、実は関わっていません。まぁ、下野したからかもしれませんが・・・タイプが違うのではないかと思っています。(鹿児島県人に刺されそうで怖いw因みに僕は西郷隆盛好きですからね)
守るが得意な人・・・というのであげた3名の方は「組織」の細かなシステム作りなどが得意な人たちです。いってしまえば「攻め」の得意な人たちがやったことを引き継いで、枠組みの中をしっかり作っていけるタイプの人たち。
徳川家康はいい意味で「豊臣家」をついで、新しい日本の政治体制に移行しました。あれだけ細かな政治体制を強いていれば、豊臣家も潰れなかったかもしれません。そういう意味では豊臣秀長の死が大きかったのでしょうね・・・。守りの人でしたから・・・。
桂小五郎、大久保利通・・・両者とも、先程あげた「高杉・西郷」の作った枠をうまく利用して、内部配置を完璧に仕上げていった人たちと言ってよいと思います。 こういう「守りのタイプ」がいます。
一方で、めったにお目にかからない「天才系」が織田信長や坂本竜馬。
織田信長も坂本竜馬も「旧体制を壊し、新たな体制に持っていく」攻めの部分も、「内部配置。新しい細かな体制の考え」両方を持っていた天才です。
この天才たちは「他の人の考え」がいまいち理解できない。
織田信長も「理性的・理論的・合理的」に考えすぎで、ひとの「感情」に配慮しなさ過ぎたのかもしれません。もちろん、感情の理解はあったと思います。そうでなくては、人はついていけませんから。
坂本竜馬も「天才」ゆえの進歩の速度・・と言うものが目に付きます。当初は剣術、そのあとは「銃術」、そのあとは「国際法」などを中心とした「政治的な話」と、どんどん進歩して周りのついてきていた人を置いていってしまう。
坂本竜馬が「剣術を勉強しろ」と言っておきながら「次の時代は、鉄砲だよ」と、次ぎあったときに言われたら・・それまで剣術をしていた人はどうしたらよいのかw
このタイプの人も中には存在すると思います。
因みに僕は自分では、「攻めのタイプ」だと思っています (因みに、一番似ていそうなのは高杉晋作かもしれません)。
現実として「今の医療に関して、壊れたあとの作るべき大きな枠組み」のイメージは出来ている。ただ、それを細かくどう実行していくべきかは・・・詳細な検討は苦手・・・。と言うより、そんな事したくないw こういう状況になれば、理想に近づける。今の体制の良くないところは・・・だから、このようにして、こういう体制を作ってしまえばよい・・・・(指示語ばかり)
研究に関しても「自分の研究」をしていても「次から次へとアイデア」が浮かんできます。学会に行くと、自分の研究と関係しそうな事がクローズアップされてきます。ほかにも・・・このようなことを証明できたら、人の役に立ちそうだ・・・とかですね。ただ、どうやって証明するか・・というのは経験不足もあると思いますけど、細かい話は好きではないw
実生活も「新しい何か」に取り組むときは、「瞬発力」で一気に行きますけど・・実は大きな枠組みを作ってしまうと満足するタイプw
むしろ、苦手だとわかっているから・・・システム作りは・・本当は「友人」だとかを頼りにしたい・・タイプ。まぁ、やる人がいなかったら「苦手」を承知でやりますけど・・・・。大学時代はいい経験をさせていただきました。本当に・・。
先日、研究室の助手さんから「先生は細やかな人ですよね」と言われて、思わず「何がですか?むしろ大雑把だと思いますけど?」と言う話になった。 実験の無駄がないように、分刻みのスケジュールを作っている(と言うか、考えてやっている。2通りの実験を・・・)から・・・と言う事でしたが、本来はそういう作業は嫌いなタイプです。
さて・・・何が言いたいかというと、今のような「混乱した社会」において「戦国時代」や「明治維新」のときのように、「壊し屋」系の攻めのタイプが大きく動き出し、彼らを使ってうまく枠組みを作った後、「守りのタイプ」の人たちが「うまく枠組みの中を作っていくべきではないか」と思うのです。
今はそういう時代の様な気がします。
僕はどちらかと言うと「攻め」タイプですから、今の混乱期は正面に出ようとしていますけど、きっと混乱が収まってきたら「さっさと引っ込んで」、自分の好きな臨床や研究に戻る。もしくは、それに加えて「自分の生活」を確保する・・・のではないか・・・と思っています。
そうでなかったら、攻め続けですね。他の分野へと動きを広げる。
外へ向かうタイプ。目が外へ向いている。新しいものへ向く。そして、現状を壊して新しい何かを作り出す。しかし、最後までは残らずに・・・と言うタイプ。
そんな事を、「組織」に関して考えたときに思いました。
なるほどね~。そういう考え方もあるかな~と、思っていただける方・・応援をよろしくお願いいたします。
http://blog.with2.net/link.php?602868
静岡の件、第3次試案の件、事故調の件・・・様々な問題を抱えている日本の現在です。 第3次試案の件ですが・・・・ 「新小児科医のつぶやき」でYosyan先生が「第3次試案に対するパブリックコメント」を緊急要請されています
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080504#1209890794
このままで行くと、第3次試案で通ってしまいそうだ・・・と言う事です。もし、この件に関して、パブリックコメントを書いてくださる方がいらっしゃいましたら「http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495080001&OBJCD=&GROUP=」
から、よろしくお願いいたします。
「第3次試案のままでは、医療現場が崩壊しかねません」
と書いていただければ、良い様な気がしますw
さて、明日は実験はStopして、明後日の花見の準備を高校の友人とする予定です。 明後日は花見当日ですが、11時からなのでそれまで実験をしていようと思っています。
それでは、また。