新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

ど~でもいい話:僕の生き方

2008-05-20 22:07:12 | ど~でもいい話

昨日、TBいただいた記事を見た時に・・ふと、「人生探求劇場だったな」と思いましたので、久々に人生探求に関して書いていきます。

 

僕は「7つの習慣」「第8の習慣」など、スティーブン・R・コヴィー博士の本を中心の考え方と、古典としての「自省録」「葉隠」を中心としての考え方で生きています。

 

7つの習慣には「Mission Statement」をたて、自分自身の生き方の方向性、自分の中心軸、自分の行動原則・・・を決める事の重要性が書かれています。

 僕のMission Statementは先日書いたとおりです「Mission Statement 2008 4.22(http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/6e427f92d1d260786a80aebf8ff7710f)」

 

基本的には「全体のために、何か貢献できること」を目的に人生を歩む事。貢献するために自分の力を高めていく事。家族や友人、仲間たちの幸福のためにもできることをする事。それが結局自分自身の幸福にも繋がる。そう思っています。

結局、家族のために、仲間のために・・・国のために・・・全体のためにとやっていけば、いろいろな人と知り合いが出来て、その人たちと様々な話をしながらいろいろな活動ができる。

そんな風に死ぬまでやっていければよいとおもっています。

 

また、お互いの人格そのものを認め合える仲間がいればよいと思う。

大学の友人、高校の友人をはじめ・・・いろいろな仲間がいるが、一人一人の特徴やセンスを認め合い(自分との違いを認め合い)・・・お互いをそのまま受け入れあえるようになれば・・・

可能であれば・・・この世界が、そうなってくれればと思う。

 

僕もかっては「比較」してものを考えていたが、最近は比較しなくて済むようになって来ました。

「あいつはあいつ、僕は僕。この違いを生かして、もっとうまくやっていけばよい」

って。

 

競争よりも協力を・・・って僕は昔はよく言っていました。そういいながら競争理論を導入もしましたが、基本は協力するためのものだったと思っています。

そう、競争より協力し合えるような社会になればよいな・・・と思っています。

 

さて、自分の生き方ですが・・・もう一つ特徴として、最近は「一事が万事、塞翁が馬」と思っています。

 

今日も研究室で「先生は幸せそうですよね」といわれましたw

思わず、「どういう意味?」と思いましたが、「だいたい、幸せに生きていますね」と返事をしました。

 

なぜかというと、自分におこる事全てが・・・最終的によい方向に行くだろうと思っているから。

 

今年の話であれば、英会話を本格的にやりだす切欠を与えてもらったにもかかわらず、この話がうまくいきませんでした。

普通ならショックを受けていたのでしょうけど、今回は違っていて「ま、これも運命か。そっちのほうが良いのかもしれない」と思い、気にせずできることをやってきました。

 

 すると・・まぁ、「自分のやりたいことをするためにトラバーユ」したほうが良いような状況になってきたので・・・この話がなくなったおかげで・・こちらも一切気にせず動けるようになりました。

 

今までにも、何回かうまくいかなかったことがありますが、全て良い方向に繋がっています。

 

ですから、うまくいかなかったとしても「まぁ、将来的にはよい方向に行くのだろう」と思って、気にしないようになってきたため・・・かなり幸せに生きていると思います。

 

あとは、どうにか「自分のやりたいこと」をしながら、人に貢献をして生きて生きたい・・・そう思っています。

 

話は変わりますが・・・先日、土曜日に飲み会をしたメンバー全員が風邪を引いたようなのですが、実は僕も体調が悪いです。発熱中ですw

だんだん、体がしんどくなってきたので・・この辺で失礼します。

最近は、「一事が万事、塞翁が馬(意味がない失敗はない)」と「身近な人にも、顔の知らない人にも誠意を持って尽くす」という二つのキーワードだけで、概ねうまく生きていけている様な気がします

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では~。

 

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マスコミさん、緩衝材になってくれ:日本をよりよくするために

2008-05-20 20:58:19 | 報道関係の方々への期待

さて、続きます

医療従事者と医療事故被害者の溝を深めていくような記事に関して、思うところを書かせていただきます。

共同通信からです

ネットで横行、患者中傷 医療事故被害者が標的に  

医療事故で亡くなった患者や家族らを中傷する内容の書き込みがインターネット上で横行しているとして、事故被害者の遺族らが18日までに、実態把握や防止策の検討に乗り出した。悪質な事例については、刑事告訴も辞さない方針だ。  

遺族らは「偏見に満ちた書き込みが、医師専用の掲示板や医師を名乗る人物によるブログに多い。悲しみの中で事故の再発防止を願う患者や遺族の思いを踏みにじる行為で、許し難い」と指摘。  

厚生労働省も情報を入手しており、悪質なケースで医師の関与が確認された場合は、医道審議会で行政処分を検討する。  

中傷を受けた遺族や支援する弁護士ら約20人は4月、大阪で対策協議会を開催。日弁連人権擁護委員の弁護士も出席した。会場では被害報告が続出し、今後も情報交換を続け、対応を検討することを確認した。

2008/05/18 17:37 【共同通信】

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さて、この記事を見て思ったことは・・・

「また、医師患者関係を壊すような記事が出てきたな」 という事。

 

僕個人は省庁や組織に対しての反論意見・改善案しか書かないが(強いものに向かっていく習性なので)、恐らく多くのブロガーは「個人攻撃」はしていないように思う

 

「これこれ、こういうことは医学的に考えられるので、それを訴えられても困る」 という書き方はしているかもしれないが、決して「医者が悪い」「患者が悪い」「家族が悪い」とは書かないだろう

 

また、今日のこの記事「<産婦人科>「モンスターハズバンド」が急増 妻に付き添い暴力・暴言(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000012-maiall-soci)」も患者や家族の話が書かれている。

 

だいたい、記事は一方的なものになりやすいが、極端に一方的なのはマスメディアの記事のほうが多いように思う。

先日、「マスコミ、政治家との連携は必要:日本の夜明に向けて(http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/b5742c6c4a680ba1173367a1b61fd02a)」

という記事で、マスコミや政治家と協力していかなくてはならないと書いた。

今回の件でも本当はマスメディアに「緩衝」的役割を求めたい。

本当はと書いたのは、どちらかに偏った記事しか書かないから

 

「医療従事者はこういっていて、被害者はこういっている。両者の話をきちんと確認してみると・・・である。お互いが冷静な場所で話し合えば分かり合えるのではないか?」

のような、調子で緩衝作用をしてくれれば良いのに、これでは火に油を注いでいるだけで・・・何の役にも立たない

 

記者として・・・日本へ情報を発信する事で世間に役に立ちたいと思って、記者をされているはずなのに・・・なぜかこういう記事を書く。

 

この件に関しては、多くの先生が記事を書かれている。僕が回っているBlog以外にも、恐らくいろいろな人がこのことに関して書いているだろう。

ただ、僕はこう思うのです。

 

マスコミさん、医療従事者と患者サイドの緩衝材になってくれ

と・・・。

モンスターハズバンド・・・の記事の最後の文章ですが、こう書かれています

『中村院長は「こうしたクレームは、医療機関への不信感がもとで起きている。病院側も、診察内容など十分な説明が必要」としたうえで、患者側にも「社会的に未熟な部分がある。社会ルールや医療に関する理解をもう少し深めてほしい」と希望している。さらに根本的解決の一つとして、「小中学校での性教育の充実をはかり、出産に関することなど、性に関する基礎知識を子どものころから正しく教えることが必要なのでは」と提言した。』

 

医療機関への不信感があるとすれば、これまでのマスコミ報道も一因だと思う。もちろん、医療従事者側も患者サイドも改善すべきことはあるだろう

 

それらを見出していくためにも、そしてよりよい報道を作るためにも、日本のためになる報道にしていただくためにも・・・一方的ではなくて、両者の意見を聞きながら、より良い第三案を探していく、作り出していく記事を作って欲しいと思います。

 

まとめます。 最初の記事は「医師患者関係を壊す方向」に行くでしょうし、2つ目の記事は「おかしな患者」という印象しか受けません。

 

記事を一つ一つ見ていても、両方向ではなく一方的だと思います

 

そのような記事ばかりではなく、両者の意見を聞き、両者がまとまるような手助けができるような報道をしてくれれば、日本は良い方向に向かうだろうと思います。

僕は馴れ合いの意見を作れといっているのではなく、両者の意見を聞いていくことで・・より良い第3案をつくる力となって欲しい・・・とかいています

 

マスコミが医師ー患者関係だけでなく、様々な問題の緩衝材としての役割も(「も」です)持って欲しいと思われる方、応援をよろしくお願いいたします

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なかのひと 

最後に一個、「人生探求劇場」らしい記事を書きます。

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医療も教育も財務省が抑制:財務省が日本を悪くする?

2008-05-20 20:04:41 | 複合記事

こんばんは

今日は午前中は外来、午後から実験をしていました。

病院→実験室への移動の途中、暴風雨に逆らいながら歩いていたところ

「バキ」

と音を立てて、傘が折れましたw おかげさまで、上から下までぐっしょりです。

 

さて、今日は日本という国が如何に必要なところに金をかけていないか・・・・何故最も重要な「未来への投資」である教育に金をかけないのか・・・という事に関して考えて見たいと思います

まず、朝日新聞の記事2つをご覧ください。

 

国立大授業料、私大並みに 財務省、5200億円捻出案

2008年05月19日21時57分  

財務省は19日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)で、国立大学予算で授業料引き上げなどによって最大5200億円を捻出できるとの試案を発表した。生まれた財源を高度な研究や人材育成、奨学金の拡充に充てるべきだとの主張も盛り込んだ。国から国立大に配る運営費交付金(08年度予算で約1兆2千億円)の増額論議を牽制(けんせい)する狙いがあると見られる。  

試案は、授業料を私立大並みに引き上げることで約2700億円、大学設置基準を超える教員費を削ることで約2500億円の財源を確保できるとしている。「義務教育ではないので、一般的な教育自体のコストを(税金で)補填(ほてん)することには慎重であるべきだ」とし、「高等教育の機会均等は、貸与奨学金での対応が適当」とした。  

財政審の西室泰三会長は会合後の記者会見で、この提言を6月にまとめる意見書に採用することは否定したものの、教育を受ける機会を損なう恐れもあり、論議を呼びそうだ。西室氏は「国立大学の授業料は個別に決められるが、相変わらず横並びだ」と指摘し、各大学に自主判断で授業料を見直すよう求めた。  

この日の財政審は、与党議員らから増額要求が強まっている教育、途上国援助(ODA)の予算について「財政状態からみて増やす状況にはない」との認識で一致。「11年度に基礎的財政収支を黒字化する政府目標の堅持が必要」との考え方を意見書に盛り込むことも決めた。

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教育支出はGDP5%に 再生懇が振興計画に明記を提言

2008年05月20日15時10分  

政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾長)は20日午後、政府が策定する教育振興基本計画をめぐり、教育の公的支出額の具体的な数値目標の明記を求める緊急提言を発表する。現在は国内総生産(GDP)比3.5%だが、少なくとも経済協力開発機構(OECD)加盟諸国の平均であるGDP比5.0%まで拡大するよう求める。  

基本計画策定をめぐっては、文部科学省が教職員の定数増や高等教育への資金提供拡大などの数値目標の盛り込みを模索する一方、財務省が難色を示しており、政府内の調整はついていない。

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ということで、教育に関しても財務省が様々な抑制試案を出しております

 

財務省の仕事は「健全な財政の確保、適正かつ公平な課税の実現、税関業務の適正な運営、国庫の適正な管理、通貨に対する信頼の維持及び外国為替の安定の確保を図ることを任務」ですが、必要なところに金をかけず・・・不要なものに金をかけさせるのは仕事なのでしょうか?

 

先日

「産科を含めた医療崩壊:20年後の国家予算は?(http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/8a91871e3931a033cae2c32d9d8a3fa7)」

という記事で、次の事を書きました

 「研究に関して産業界からの資金がほとんどで、日本の公的資金は18%で下から2番目教育に関しては%GDP 3.5%でこれで勝てるのはトルコとインディアの2カ国のみで下から3番目

にもかかわらず、医療と同じで「せめて先進諸国平均まであげたい」といっても財務省は駄目だという。

 

一方で財務省が書いている事に一理あるとすれば、大学教育の内容を考え直す事だろう。しかし、それは国立大学の授業料を上げる前にやるべきことだと思う。何かをする前に考えるべき事だ。

 

大学に入るまでが大変で、大学に入ったらエスカレーター式に上がっていくというのは日本くらいだろう。

アメリカ人の僕の英会話講師は・・某大学で講師をしているが、授業中にいつも寝る学生に対して落第点をつけようとしたところ親が飛んできて

金を払っているのに落第点をつけるとは何事か!」

と、怒り出したという。日本の恥をさらすのは止めてほしいと思うが・・・そもそも勉強する気がないなら大学に入る必要はないだろう

アメリカではそんな学生はすぐ退学になるのに

「日本という国はおかしい」

と、いわれ納得してしまった。

 

また、高度な教育に金を回すと書いているが・・・そもそも大学は本来高度な教育のはず。それに大学に入って学んだ事を、うまく使えないようにしているのは国だと思う。

以前どこかの記事で書いたが「大学で学んだ事を生かせる環境にない」のであれば、何故大学教育があるのか?

今書いた事は文部科学省が検討すべき内容だと思うが、そもそも財務省は日本の発展に寄与する人材を得る事ができなければ・・・国が成り立たないし、いずれ第3世界の国々に追い抜かれるであろうことも予想できないのだろうか?

 

20年位したらインドには抜かれているよ。たぶんね。中国にも負けるかもしれない。

日本は資源といえる資源はない国だから、「人材」を駆使して「技術」「知識」を高めていく事が生き残りへの道だというのに、何を血迷っているのだろうかと思う。

教育費を上げなくては・・国の将来が成り立たない。いや、少なくても人材をどう確保していくのかを確立する必要はある。

 

財務省としては「(将来ではなくて)その前に財政破綻する」というのでしょうけど、緊縮財政にすると同時に「収入拡大」を狙わなくては「米沢藩」「薩摩藩」「長州藩」のように財政の建て直しは出来ないだろう。

しかも緊縮すべきところは・・・そこではあるまい?あくまで、自分たちの利権が絡むところには金をばら撒こうというのかしら?

 

それにJTに対して「最大株主」であるはずの財務省が「タバコ税」の増税に踏み切るだけでも話は変わるのに、そういうところも・・・何もしない。

 

自分たちの利権だけは守るというのであれば、官僚としては失格だし・・・上の方の人間は全員首を挿げ替えなければならないだろう。

 

このあたりは専門家の意見に任せたいが、いずれにせよ「医療」「教育」という「未来への投資」を抑えてどうするのか・・・とは思う。

 

まとめます。

財務省「医療」と同様、「教育」に対しても国民の税金を削り・・・日本の将来を破綻させようとしています。

財務省が抑制し、トルコとインディア以外の国には負けている日本の教育費。むしろ増やすべきだろうと思われる方・・・応援をよろしくお願いいたします

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なかのひと 

教育は日本の将来への投資、子供たちへの投資です。教育費も医療同様、せめて先進諸国平均までは上げていかねばならないと思います

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消費税アップも考慮:税金の投入には意味を持たせよ!

2008-05-20 00:05:59 | 医療

さて、続きます

朝書きました、産婦人科支援に関してCBにも載っていました

ボールペン作戦で「医師の刑事免責確立を」 http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16094.html;jsessionid=22A8A82B42B6B47BD5F4D08A536944AB

 ただ、今日のこの記事はその話ではありません

 

 医療福祉関係に税金(消費税など)を投入する事に関して、税金投入には「国民を納得させられる意味」を持たせなくてはならない・・・という話を書こうと思っています。税金投入は賛成ですけどねw

 

消費税率、「10%で収まらず」=社会保障の目的税化で-御手洗経団連会長

5月19日19時1分配信 時事通信  

日本経団連の御手洗冨士夫会長は19日の記者会見で、消費税を基礎年金や医療、介護などの財源に充てる社会保障目的税化した場合、「例えば、2020年とか25年になれば、10%で収まるとは思っていない」と述べ、将来は税率が10%を大きく上回るとの見通しを示した。 

御手洗会長はこれまで「15年度までに消費税を10%に引き上げるべきだ」との考えを表明してきたが、10%を超える水準に言及したのは初めて。 

経団連は14日、基礎年金を全額税方式とし、財源に消費税を充てるとともに、医療、介護保険制度への公費投入の拡大を盛り込んだ社会保障制度改革の提言を公表した。御手洗会長は社会保障費が毎年1兆円拡大している現状も踏まえ、医療、介護制度も消費税を財源にすれば、「10%ではやがて済まなくなる」と強調した。 

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読売新聞の記事では「日本経済新聞社などが提案した基礎年金を税でまかなう「全額税方式」を導入すると、現行で5%の消費税率は9・5~18%(1%を2・8兆円で換算)となることが分かった。これに対して、税と保険料でまかなう現行の「社会保険方式」を修正した読売案では消費税率は7%」と書いている (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080519-00000043-yom-pol

 

消費税を上げることには賛成だが、個人的にはこれと同時にある程度、所得税の税率アップが必要だとは思う。消費税では「所得の低い」人に対する影響が大きすぎるし、何故か日本は「最高税率」が年を追う毎に下がっていっている。

 

確かに昔のように・・・70%税金で取られると思うと「高所得者(8000万円以上だったかな)」は働く気がしなくなるだろうが、1800万以上は一律40%になってしまった今の状況では・・・今度は上に甘すぎる。

社会主義的になりすぎてもいけないが、下に厳しく上に甘すぎても良くない

低所得者に苦しみが行くようにするのではなく、高所得者がある程度それをかばえるようであれば・・と思う。

 

このように税金を・・・と書くと、いろいろな意見が出てくると思う。しかし、このような話もある。

 

今日発行の医学会新聞の記事

「緊急論考「小さな政府」が亡ぼす日本の医療(8)」 http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02781_04 に次のような文章がある。

 

応益負担でなく,応能負担を 

これまで何度も述べてきたように,西欧諸国の実例を見る限り,「大きな政府」にしたからといって,自動的に国民の負担が重くなるわけではない。国民の負担を重くせずに「大きな政府」を運営する秘訣は「応能負担」の原則を徹底することにあるのだが,「持てる者・余裕のある者が社会のために多くを負担する」という,ごく当たり前の原則に徹しさえすれば,平均的国民が重税に喘ぐことなく,財源を手当てすることが可能となる(註1)。  

しかし,非常に情けないことに,いまの日本では,「自己責任(=応益負担)」ばかりが声高に唱えられ,「余裕のある方に相応の負担をしていただく」という,応能負担のやり方があることがすっかり忘れられてしまっている。しかも,ただ忘れられているだけでなく,「相応の負担」を拒否する人々に政策決定の権限を与え,「(自分たちが相応の負担をしなくとも)持続可能な社会保障制度」を構築することを許してきたのだから,国民が「幸福」と感じることができない国になってしまったのも当然だろう。

幸福度世界第88位!? 

日本の国民が幸福と感じていないと書いたが,英国レスター大学が世界各国における「主観的幸福度」調査(註2)の結果を発表,当地で話題になったのは昨年のことだった。話題になった理由は,「幸福の追求(pursuit of happiness)」を独立宣言で謳った歴史があるというのに,幸福度世界第16位とランクされ,「ランクが低すぎる」と米国民がショックを受けたことにあったのだが,この調査によると,日本は幸福度世界第88位,「ランクが低すぎる」とショックを受けた米国よりもはるかに悪い評価だったのである。ちなみに,幸福度ランキング世界第1位はデンマークだったが,同国の国民負担率72.5%(2004年)は,OECD加盟国中(そして恐らくは世界)第1位,「大きな政府にすると,国民は重税に喘ぎ不幸になる」とする主張が,いかに根拠のない「デマ」であるかは,この例からも明らかだろう(註3)。

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この話が全て正しいかどうかはわからない。しかし、一理あるとは思う。

 

特に「応能負担」の話は、日本は現在逆転していっており・・・高所得者が昔より負担が軽くなったため、ある程度大きな金額を稼いだほうが手元に残る金額が多くなった。

可能であればこのようなところを改善してから、いろいろな事を言ったほうが良いのではないかとは思う(特に財政制度等審議会など・・財務省関係の方々:http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16098.html)。

 

僕は消費税のアップや所得税をあげる事も今回は必要だと思っている。もちろん、無駄は減らさなくてはいけない。可能であれば金を費やすところに意味を持たせる事ができるようにしなくてはならないと思う。

これは医療だけではなく、道路にせよ、他の工事にせよ・・・国民の税金を使用するのであれば「意味」を持たせなくてはならない

また、「後期高齢者医療制度」のような制度を作るのならば「意味を説明しなくてはならない

 

また・・・対象に関しても・・・先ほどの記事でも書いたが「高齢者」の歩む「第二の人生」が国にとっても「意味あるもの」になればよいのだ

そう、道路族の議員さんが「この道は必要です」ともっともらしく言うようにw

税金を医療に投入した事で「何かを得る事ができる」ようなシステムにすればよい それだけのように思う。

 

まとめます。

 

医療費・社会福祉費に関して税金を投入する事は、個人的には必要な事だと思っています。しかし、税金投入には「国民を説得できる」意味を持たせないといけません。

無駄をなくし・・・増やすべきところを増やすようにしてから・・・消費税投入を決めて欲しいように思います

 

また、医療費を増やす事に意味を見出せないために「財政制度等審議会」の方々は「社会福祉政策」に金をつぎ込むことに反対しているのだと思う。ならば、社会福祉に金をつぎ込む事の意味を示してみたらよいのではないか、とも思います。

 

税金の投入も含めて、全ての政策や・・全ての政策の対象に意味を持たせなくてはならないと思う方、応援をよろしくお願いいたします。

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なかのひと 

過去記事にその事(医療と経済の関係)を書いたものがあるはずなのだが・・・検索かけても引っかからない

 

気になる人は探してみてくださいw

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