新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

村上先生の主張:本も出ますよ!

2008-05-31 20:50:13 | 北海道

さて、連続投稿です

 

先程、プロテインアッセイを行いまして、現在電気泳動中です。今度こそ、最後のWestern blotになるでしょう。

 

さて、夕張の村上先生の話が北海道新聞に書かれていたので、掲載します。 書き方は異なりますが、住民意識が医療を守り、地域を守るのに必要であるとおっしゃっています

 

北海道新聞です

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/yuubari/95847.html

 

地域には予防医療重要 村上医師 国会で議員に講演(05/30 08:30)  夕張市立診療所を経営する医療法人財団夕張希望の杜(もり)の理事長で、医師の村上智彦さん(47)が二十九日、国会内の超党派の議連の会合で講演した。村上さんは、病気の大半が生活習慣病であるとして「地域医療を守るために、生活習慣の改善など、予防医療の充実が不可欠」と強調した。  

 

議連は、医師不足対策などを検討する「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」で、与野党の約二十人が参加した。  

村上さんは、医師不足の背景に、健康を自ら守る意識に乏しい患者の対応に、医師が疲弊している現状があるとも指摘。「地域医療を支えるのは、高度な医療設備を整えることではなく、健康や医療に関心を持つ住民意識だ」と強調した。

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その下には村上先生の書いた本の話が・・・

夕張市立診療所の村上医師が単行本 「地域医療の意識改革を」

05/27 08:30)  

【夕張】夕張市立診療所(夕張医療センター)を経営する医療財団法人夕張希望の杜(もり)の理事長で医師の村上智彦さん(47)が、初の単行本「村上スキーム-地域医療再生の方程式」をエイチエス(札幌)から出版した。道内地域医療の問題を熱く語っている。  

NPO法人・教育キャリアプロデュース(札幌)の三井貴之代表が、医療現場の体験学習企画が縁で出版を発案、インタビュアーを務めた。  

本の中で村上医師は、「地域の安全保障のために医者をやっている」と、地域を担う医療機関の責務を強調。一方、健康を自ら守る意識に乏しい患者が医師を疲弊させるとし、「地域医療を支えるのは住民意識」と指摘した。  

さらに、夕張問題では、財政破たんで医療が崩壊寸前となっている状況を「将来の日本の縮図」とし、「今こそチャンス」と行政や住民の意識改革を訴えている。  B6判二百八十ページ、千五百七十五円。問い合わせはエイチエス(電)011・792・7130へ。

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さて、住民意識に関して書いていらっしゃいますが、僕も同意見です。全国総柏原といっておりますが、住民意識も医師をはじめとした医療従事者の意識も・・・何よりも「医療・福祉・教育」に関わる国や官僚の意識を変えていかなくてはならないのではないかと思っております。

 

お互いの状況・・・「医療が厳しい状況にあり、医療従事者が現時点で家族や私生活を犠牲にして頑張っている人間もいるということ。」と「実際に医療を受けられなくて困っている患者さんがいること」「医療が必要な人が、医療を受けられない状況も起きていること」をお互いがお互いのことを考えていくと・・我々の行うべきことも見えてくるかもしれません。

 

本当に困っている人のためにも、一人ひとりができることを(医療従事者、住民の違いではなく、お互いの立場で)やっていかなくてはいけないのではないかと思いました

 

村上先生の・・・一人一人の意識改革に関しての意見、なるほどと思います。

我々一人ひとりができることを、一人が皆のためにではないですけど、やっていきたいものですね

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そろそろ、Blottingを開始するので、これでまた失礼します。

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僕の日常2:今日はICLSコースのインストです

2008-05-31 19:55:04 | Weblog

こんばんは。

 今日は朝からICLSコースのインストとして動いていました。ただ、北海道というよりは職場のICLSコースです(しっかり、認定ですけどね)。

ICLSコースは「Immediate Cardiac Life Support」の頭文字を取った略語で、突然の心停止に出会った時にどのように対処すべきかを勉強するコースです。

 

今日は北海道の職場内にいる認定インストや認定コースを受講した人たちが集まって、コースを作っておりました。今日は2回目のブース長です・・・。

 

コースを受講する人も、職場の病院関係者ばかりなので・・・まぁ、気安いといえばそれまでですが、教える以上は「幹」だけは覚えて行っていただこうと思いながらやっていました。

 

皆やる気のある人だから、中途半端な研修医よりはできますけどね・・・。

 

初っ端はBLS-AEDということで、二手に分かれてうちのブースはやっていました。もう一人、この2年間の経験では絶対に負けているベテランの看護師(コースのベテラン)さんがいたので、片方はそっちに任せて・・こちらはベテラン救命士さん(一応、上司)にやってもらっていました。 皆よくできておりました。

 

2コマ目は「モニター・除細動」ということで、ともかく「安全確実な除細動」+「除細動の必要な波形・必要でない波形」を徹底的に、後はプラスアルファのつもりでやっていました。

 

勉強するときもそうですが、「これは不要」と思ったら、完全に重点項目からはずす習性があります。今回は医者がいなかったのもあり、使う薬剤は「エピネフリン」「アトロピン」「リドカイン」以外には一切触れず

 

午後はシナリオですので、それぞれにあわせていろいろやっていましたが、僕も時々しゃしゃり出る程度で、メインはベテラン(といっても僕より年若い)の子と救命士さんの2人を核にして、初参加プレインスト3人組が補助をしている感じでした。

 

非常に良かったと思いました。

 

ただ、ちょっと噴出したこと。

使用している人形「ハートシム」は腰から上と下が分離できるのですが・・・

 「背板いれます」

 と、背中に背板を入れるために、持ち上げた際・・・・ 上半身だけ分離して持ち上げているし・・・・

 

いや、それはまずいだろw

 

実際はありえないけど・・・・。

 

終わった後、先程から実験室へ来て、実験を開始しました。

 

昨日の白血病騒動+打ち合わせ+飲み会のために実験計画が狂ったため、今日は夜中まで実験をして、明日も何とか実験をして持ち直そうと思っています。

 

ということで、僕の日常の一つである「教育関係」に関して・・・でした。うちの職場も去年一年でICLSやJPTEC受講者がめちゃくちゃ増えました。本当はもう一ランク上までもっていきたいのですが、もはや残された時間はいくばくも無く・・・・という感じです。

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なかのひと 

さ~て、では実験を続けます。今日は実験室から、実験の合間にBlogを書きますね。

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