さて、それでは医療系の記事に行きます
産科医療の問題は今までも書きましたが日本の将来に直結する問題の一つです。
少子化と一言で片づけていますが、日本は危機感ないですね。たぶんアメリカも含め「移民」を受け入れている国はもう少し危機感があるかもしれないですね。
いや、移民を受け入れて優秀な人材が来るからいいと思っているのだろうか?
このままいけば半世紀後は日本は陥落、世界の頂点にいる国は中国とインドかもしれないですね。
ま、少なくとも日本はいないですよw
そのくらいは「日本」にしかいなくても、想像はできるし感じられる。何故、政治家や官僚とか「海外」にいってその状況をつぶさに見ている人たちがわからないのだろう。 この産科医療の問題はそのくらい大きな問題につながっていくのに・・・・
毎日新聞です。
産科医 3割で負担過剰 分娩数、限界に
2月7日2時33分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090207-00000007-maip-soci
都道府県の医療計画策定の基礎となる2次医療圏のうち、病院勤務医1人が扱う分娩(ぶんべん)数が年150件を超す医療圏が3割を占めることが毎日新聞の調査で分かった。日本産科婦人科学会などは帝王切開などリスクを伴う分娩を受け入れる病院勤務医が無理なく扱えるのは150件程度までとしている。地域のお産環境が危ういバランスで成り立っている実態がうかがえる。【まとめ・大和田香織】
調査は厚生労働省が07年12月時点で集計した355医療圏(兵庫県は周産期医療圏)ごとの分娩数、常勤産科医数を都道府県に照会し、取材を加味してまとめた。 有効な数値を得られた287医療圏を分析すると、63%の182医療圏で医師1人当たり分娩数が100件を超え、30%の87医療圏で150件を超えていた。
都道府県別では北海道(7医療圏)▽神奈川県(6医療圏)▽長野県(同)▽愛知県(5医療圏)▽京都府(同)などで、150件を超すケースが目立った。富良野(北海道)、湯沢・雄勝(秋田)の両医療圏は、一つしかない病院の常勤医1人で分娩数が年150件を超えた。
今年1月までの1年間で、経営判断や医師不足などで分娩予約の受け付けを中止したり、産科の休止に至った病院は14府県17カ所に上ることも、今回の調査で分かった。
◇改革探るべきだ
▽日本産科婦人科学会医療提供体制検討委員長の海野信也・北里大学教授
産科医の増加はすぐには望めない。限られた医療資源を最大限に生かすため、通院時間や交通網、地域の実情に合った医療圏の見直し等も含め改革方法を探るべき時だ。
◇ことば 2次医療圏
医療法で定められた区域で、特殊医療を除く入院医療を扱う病院と複数の診療所で構成される。地域の一体性などを踏まえ、都道府県が3~21医療圏を設定しているが、医師不足などを理由に統合や機能分化などの再編が進んでいる。
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先日も書きましたが「医療」全体が問題であって、産科だとか小児科だとか各診療科ごとの問題ではない。
血液内科も各地域で(さりげなく)危機に瀕しているし、血液だけでなく内科全般、外科系、救急(鳥取でついになくなった3次救急)・・・・医療の高度化に合わせて・・そして高齢化に合わせて人数を増やさなかったことによるゆがみは、これからも国民を苦しめていくかもしれない。
しかし、産科や小児科の問題が大きく取り上げられるのをある意味当然だと思うのは、「国民の生活に直結しやすい」だけでなく、ここが安定化しなくては「将来の日本もない」と思うからです。
僕は基本的な考えは「多重知能理論(僕の考え方のですよ。一般的な考え方ではないです)「アンフェタミン的多重知能理論:個人の考えですけどね」」に基づいていますので、「人の持って生まれた能力の総和は一定」と考えていますが、やはり芸能分野とかに能力の高い人は科学の発展とかにはなかなか直結しないかもしれません。
正直生まれてくる人間の数はその国の将来の可能性をそれだけ広げると思っています。
ですから「産科」の問題がこれだけ大きくなってきているのにもかかわらず「中途半端」なことしかできずにいる「今の政治家」たちが「将来の日本」の可能性すら摘んでしまうような気がしてならないのです(ま、言うだけは易し。やり方を考えなくてはならないですけど、僕の所にすべての情報があるわけでもないですので難しいですね。)
自分たちだけのことではなくて、自分の子供たちだとかその孫だとか…もっと言うならその先の未来のためにも・・・今できることは今やってしまいたい。
産科の問題は「放置」したり「先送り」していてよい問題ではないのです。 先送りしただけ「解決」への道はどんどん狭くなり最終的に閉ざされるかもしれない。
閉ざされた道を再び掘り返して歩き出せるようになるにはさらに時間がかかるかもしれない。
そう思うと「医療」という分野ももっともっと注目されなくてはならない。そう思うのです。
その何らかの方法を考えてここから発信できればうれしいのですけど。
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少なくとも情報を知っている人たちの何かのアイデアの足しになれば良いとは思っています。
それでは、また。