新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

新臨床研修制度変更へ・・・・・

2009-02-19 00:17:11 | 医療

さて、続けます

 

僕らの学年から始まった新臨床研修制度、良きにしろ悪きにせよ個人差が大きくなる制度だったように思います。

 

その変更案が提示されたようです

基本研修、1年で修了=医師不足解消へ臨床制度見直し-厚労、文科省

2月18日19時27分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000142-jij-pol  

医師不足を招いた一因とされる臨床研修制度の見直しを議論してきた厚生労働、文部科学両省の有識者検討会(座長・高久史麿自治医大学長)は18日、最終報告書をまとめた。必修を7科目から5科目に減らした上で、基本的な診療能力を身に付ける研修は原則1年で終え、2年目は専門診療能力を養成する内容に変更する。 

専門分野を従来より早くから学ぶことで、早期に産科や小児科など人手不足の専門医を育成するのが狙い。報告書を受け、両省は省令改正など必要な手続きを行い、2010年度に研修を始める新人医師から新しいプログラムを適用する。 

新制度では、研修1年目に必修の内科と救急を最短9カ月で実施。これまで必修だった外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科の中から2科目を選択必修として選ぶ。 

2年目は、地域医療1科目のみを必修として、最短1カ月で行い、これ以外の研修については、各病院の判断でプログラムを弾力化する。 

-------------------------------

 

<医療制度改革案>初期研修1年に短縮 医師会がまとめる 

2月18日21時47分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000107-mai-soci  

日本医師会は18日、総合的な医療制度改革案「グランドデザイン2009」をまとめた。緊急的な医師確保対策として、現行2年の医師の初期研修期間を1年に短縮したうえで、その間は卒業大学のある都道府県の「地域医療研修ネットワーク」に所属し、地域医療の全体像を経験させることなどを提言している。07年に公表した提言を補完したものだが、消費税増税の必要性をより強く示唆したことも特徴だ。  

75歳以上の後期高齢者医療制度については、名称を「高齢者のための医療制度」に変え、税負担割合(現行5割、5.1兆円)を9割にアップ。残り1割には患者の窓口負担と保険料を充てるとしている。現役世代の医療費を全額保険料で賄うことで浮く税財源4.8兆円を充当するが、それでも不足する約8000億円分は「消費税などの新たな財源の検討」で補うという。【吉田啓志】

-------------------------------

変更点で内科と救急を主軸にもっていったのは僕は良いと思います。もちろん、様々な考え方はあると思いますが・・・

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと 

僕は産婦人科、小児科、精神科が外れたことは評価してよいと思います

 

麻酔科は外科志望者は研修するべきでしょうし、外科も外科志望者は研修するでしょう。実は内科志望者も麻酔科は研修した方が良いように思います。外科に関しても外科にどのような状況になったら相談するべきか、手術適応がどういったものがあるのかを知っておくことは重要だと思います

 

そうすると選択とはいえ、皆、外科・麻酔科になったりして。

 

昨日も2時ころだったから、少し眠くなってきました。

いろいろ書きたいこともあるのですが、今日はこのあたりで失礼します。

 

では、また

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生政権も終了か:北方領土問題などでまた・・・・

2009-02-19 00:01:13 | 複合記事

こんばんは

 

今日も一日が無事終わりました。

月曜日から水曜日(今日)まで末梢血幹細胞採取をやっておりました。自動設定ではLossが多すぎるので、ほとんど視認でハーベストをしていました。 だから大変です。

 

朝プライミングをして、患者さんたちの採血Dataを確認して、教授回診用のサマリーをチェックしながら、SPECTRAのアラームが鳴ったらハーベストをして・・・・

 

で、終わったら幹細胞を処理して保存して、その後研修医とともにルンバール(腰椎穿刺)をして・・・・(期待したより慣れていなかったな・・・。研修終了の週でなければ鍛え上げておいたのに・・・。)

 

その後はシビア~なムンテラ(インフォームドコンセント)をして・・・

 

こちらとしては患者さんの時間であるから有効に使ってほしい。だから、現実の問題と今提案できる選択肢を提示して、自分であればこうするけど…どうしてもこういった可能性はあるから・・・ というような話を1時間半かけて・・・・。

 

「緩和ケア」「抗癌剤変更して試す」「ミニ移植などで博打を打つ」という話をせざるを得ませんでした

 

そうでないと患者さんの時間を奪ってしまうかもしれないから。患者さんはわかってくださったようでしたが・・・・

 

医者というのも残酷な職業だと思います。ただ、夢を見させているのは優しいかもしれませんけど、もっと残酷なことにもなってしまうかもしれないから・・・

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと 

さて、そんな重い毎日(明日も重い話をしないといけないのか・・・・)を過ごしていますが、おおむね元気に頑張っています。

 

さて、今日はまず政治の話から。 北海道出身(生まれは実は違うけど)のため、どうしても北海道の話は気になります。例えば某財務大臣の辞任の話とか(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000114-san-soci)北方領土問題は気にかかる人間です。

 

首相、「領土」解決へ意欲=苦境脱出へ焦りも-日ロ首脳会談

2月18日19時2分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000139-jij-pol  

麻生太郎首相は18日、ロシア極東のサハリン(樺太)で行ったメドベージェフ大統領との会談で、懸案の北方領土問題について「今の世代で解決」することで一致した。首相は「戦略的な関係をロシアと構築する上で重要な一歩」と述べ、会談の成果を自画自賛。中川昭一前財務・金融相の辞任で自民党内に動揺が広がる中、一層の苦境に追い込まれた首相からは、外交をてこに失地回復を図ろうとする焦りものぞいた。 

「役人に任せていては駄目だ。政治家が解決する以外方法がない」。首脳会談を終えた首相は記者団にこう語り、大統領との間に個人的信頼関係を構築し、政治主導で領土問題解決を目指す決意を表明した。 

その上で、大統領が会談で提案した平和条約締結交渉加速のための「独創的で型にはまらないアプローチ」の内容に関し、「向こうが2島(返還)、こっちが4島では全く進展しない」と踏み込んだ。 

首相発言は、ロシアが1956年の日ソ共同宣言を根拠に「歯舞、色丹2島返還」以上の歩み寄りを拒んでいることを念頭に、こう着状態打開のため柔軟対応も辞さない考えを示したものだ。 

しかし、これは、4島とも日本固有の領土としてきた政府の立場を変えたと受け取られかねないのも事実。日本側は「これまでも4島の帰属の問題が解決されれば、(実際の返還時期などには)柔軟に対応する考えを示している。基本方針に全く変更はない」(政府筋)と早速、火消しに追われた。 

-------------------------------

とことん、問題を引き起こす首相ですね・・・。

 

大きい二つの島を取られたら日本の国土は減りますし、経済水域なども減少・・いいこと何もなしでしょう・・・。

首相の発言によって政府自体が迷走していくのは、この時期流石に痛そうですね。だから、こんな記事も出るのでしょうね。

 

公然と退陣論、「麻生離れ」加速=厳しさ増す政権運営

2月18日21時31分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000205-jij-pol  

自民党内で18日、麻生太郎首相の退陣を求める声が噴出した。中川昭一前財務・金融相の辞任で求心力をさらに低下させた首相の下では、次期衆院選は戦えないとの危機感からだ。これに対し、首相は景気対策を盛り込んだ2009年度予算案の年度内成立に全力を挙げ、政権浮揚の糸口を探る考えだが、政権維持は厳しさを増しつつある。 

同日の津島派幹部会は「政権は崩壊過程だ。これでは選挙は戦えない」といった首相批判が続出。参院幹部は「違う人で衆院選を戦うのがベスト」と指摘、09年度予算案成立後の首相の退陣を暗に求めた。また、衆院当選3回の後藤田正純氏は党本部で記者団に「信頼に足る人を立てて最後の戦いをしないといけない」と早期退陣を要求。山本一太氏ら中堅・若手が同日夜、都内で開いた会合では「首相を代えるべきだ」などの意見が相次いだ。 

党内から首相の退陣を求める声が公然と上がったのは初めてで、「麻生離れ」が進んでいることを裏付けた。こうした動きについて、河村建夫官房長官は同日午後の記者会見で「今がどういう時か考えてもらいたい」と結束の必要性を強調。その上で「皆さんが元気が出るよう、政策実行に全力を挙げる」と景気回復に最優先で取り組む方針を重ねて示した。 

-------------------------------

組織票が主体の自民党。そろそろ団体としての利益ではなく、国民に対する利益を考えて選挙をやりませんか?

 

僕も最近いろいろ考えています。

 政治家は「誠実」「正義」にある程度立脚してほしいものだと

 

誠実さは「だまして人に害を与えない、清く正しく思考すること」です。国民をだますような政治家がいては国は成り立たないでしょうし、正義というのは「不正をしたり、自分の義務を遂行しないで他人に損害を与えないこと」ですけど、最近はその傾向が強くないかと思います

 

国に対する危機感が足りないのではないかと・・・・。

 

そんなことを思いながら、医療現場の一線で頑張っています

 

次の記事に行きます

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする