新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

神戸大、7月までに救急再開:埼玉の救急現場の医師不足は・・・

2013-05-01 22:03:36 | 医療

こんばんは

 

久しぶりに基礎実験も行いましたが、今日は失敗ですね。トラブルシューティングをしてみて、一応次改善すべきところはわかりましたが、来週からは本格的に基礎実験も再開するつもりですが(今年の日本血液学会は臨床研究を2演題出したので、来年は基礎実験を出せたらなぁと)、他にもやりたいことが山のようにあったり・・・。

 

データは出すから、誰かまとめて・・・(笑

 

そんなことをいつも思っています(データを出すところまでは好きなんですよね)。

 

さて、昨日に引き続き神戸大学の話です。

 神戸大医学部附属病院(神戸市中央区)が4月上旬から新規の救急搬送患者の受け入れを停止している問題で、同病院は1日に記者会見を開き、今後、救急部の中に設置するER(救急救命室)を稼働させ、7月までに受け入れを再開させる方針を明らかにした。

 患者を症状ごとに振り分け、専門の診療科の医師につなげる体制を構築するため、同病院は今年3月、救急部の教授選で他大学の医師を部長に選出したが、医師側がこれに反発。同部の医師9人のうち、半数以上が職場を離れる事態となり、現在、かかりつけの患者を除いた新規の急患の受け入れができない状態が続いている。

 会見で杉村和朗院長は、1日現在、救急部の医師5人が病院に残る一方、救急部長ら3人の医師を新たに迎え、循環器内科など他の診療科の医師の協力を得ながら、ERを稼働させるとともに、高度な救急医療にも注力する考えを強調。その上で、「いろんな診療科が支え合ってERを構築し、できれば国立大学の中でも新しい『神戸モデル』となるような救急をつくっていきたい」と語った。

 一方、同日に着任した西山隆救急部長(救急部特命教授)は、「救急部としては、患者さんを診ることはもちろんだが、人を育てることも大事なので、できるだけ早くそういう方向に持っていけるような体制を、小さい規模からでも始めるべきだと思う」と述べ、ERを稼働させながら、救急医療の人材育成にも力を入れる意向を示した。【敦賀陽平】

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実際、救急の前線で人手が少なければ、最終的には現場が崩壊してしまうでしょう。実際に8名は必要で、実際にはもっと多くの医師がいる・・・。そう考えるのは普通だと思います。

 

比較するといけないような気がしますが・・・埼玉県内は救急を行っている医師は少なく(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/saiseikikin/dl/36.pdfでは人口10万人当たり0.8人)、僕が知っている限りでは医師が分散してしまい、負担が増えているという話もあります。

まぁ、県知事と医師会長の考え方の問題もあるかもしれませんが・・・

病床数ごと医師数など、参考資料:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/09/index.html

 

 

○○医療センターなどでも救急スタッフ4名に助っ人ドクターで当直を回しているようなことを書いてありますし、うちも4名じゃないかな…確か。

話を聞く限りではどこも厳しいはずですが・・・同じ医療体制をつくるには医師数が少なすぎて…という感じだと思います。

 

紹介程度でしかありませんが、神戸大学の救急部再開のニュースと、それと比較した埼玉の救急の「医師不足」に関してでした。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また。

コメント (9)
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