新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

浜松医大「医療法学」必修化

2013-05-22 22:02:27 | 医療

こんばんは

 

昨日は医局の飲み会があり参加しておりました。2次会まで楽しくやっていたのですが、お酒を飲んだ翌日は疲れがとれないですよね。今日も少し教授と「飲み会の日は睡眠の質が低下する」と話をしておりました。

 

そんなお疲れ状態ですが、明日は当直なので今日はゆっくり寝て体調を整えておこうと思っております。

 

さて、今日はこんな記事があったのでご紹介します

 

 医療事故や尊厳死など、医療と法律が関わる場面が増える中、浜松医科大(浜松市東区)は昨年、法学教授に医師と弁護士の両資格を持つ大磯義一郎氏(38)を迎え、法学教育に力を入れ始めた。医師という命を扱う仕事に携わる自覚を学生に促すため、医学部(医学科、看護学科)の一般教養で「医療法学」を必修科目にして、教育体制の充実を図っている。
 大磯教授は1999年に日本医科大を卒業後、消化器内科医として5年間、医療現場に勤務した。99年は医療過誤事件が多発した年。医療バッシングが激化し、医師と患者の関係がすさんでいくのを目の当たりにして危機意識を強め、早大大学院法務研究科に入学。2009年、弁護士になった。
 医師と弁護士の両方を経験した大磯教授は「医療訴訟で適切な判決が下されるためには司法と医療の相互理解が必要」と考えた。また、医師法や医療法、厚労省の通知、通達など医療に関連する法律が未整備で使いにくいことも問題とし、「医療法学」という新たな研究分野を立ち上げ、整備を進めている。医療現場からの講演依頼が相次ぐなど、ニーズも実感している。
 浜松医科大の講義では、法律の基礎知識のほか医療現場に絡む訴訟の判例、医師に対する行政処分の事例などを取り上げている。「法律の範囲内で(医療行為を)やっているということを自覚していなければならないし、法律を知っていれば必要以上に萎縮する必要もなくなる」と大磯教授。
 法学教授の採用を担当した同大の鈴木修理事(法医学)は「意識の高い医師を育成する教育の一端を担ってほしい」と期待する。

メモ
 1999年は、血液凝固阻止剤と消毒液を取り違えて点滴した都立広尾病院事件、心臓手術と肺手術を受ける患者を取り違えた横浜市立大病院の事件、転倒して割り箸がのどに突き刺さった男児の救命の可否が問われた杏林大病院事件が発生した。この年を機に医療バッシングが巻き起こった。2006年の福島県立大野病院事件では、手術時の判断ミスを理由に、医師が業務上過失致死容疑などで逮捕される(その後、無罪が確定)事態になった。

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医療と法律、その2つをされている先生を何人か知っておりますが、両方の分野を知っている先生方だからこそできることがあると思います。

 

医療事故調の話やADRの話などがありましたが、そういった問題も含めて「医療」を改善する力になっていただきたいです。

 

ということで、疲れているので~

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また。

 

コメント (10)
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