市役所では孫のことを「子の子」と書かされる。45歳の娘は私が完全退職したころに渡米したから、あちらでの生活が9年ほどになる。渡米して間もなく離婚した。日本で生まれた二人の女の子は、現在は週末だけ父親と過ごす生活という。母親である娘はこれから先も日本に帰る気はない。
娘は、なによりあちらでの生活が自分の性に合うという。社会の中にあるポジティブ指向がいいという。日本の大学ではチアリーダー部に所属していた。現在はアトランタに進出している日本企業に勤める。親としては親が真似できない、その行動力に脱帽するしかない。
テレビの野球観戦で見る限り、日本のプロ野球と米国のMLBでは球場の雰囲気はかなり違う。日本の球場では強固に組織された応援団が存在して、絶えず一糸乱れぬ集団的な行動に観客を導く。観客の従順で親和的な雰囲気に私は多少の違和感を感じている。
12歳と10歳になる孫娘は日本語で書く日記を宿題の代わりに提出して担任の先生のコメントを頂戴する。近所の9歳と8歳の男の子と毎日連れ立って小学校に通う。放課後は、その男の子たちの妹たちも加わって遊ぶ。こうした遊びがあることで日本での2ヶ月の生活が成り立つ。日本の同級生は、それぞれ忙しい。