5月26日に府中の東京競馬場で第91回日本ダービーが行われた。その日の朝日新聞の朝刊はダービーの記事を2面ぶち抜きで載せていた。なぜダービーがこれほどまでに大々的に取り上げられるのか不思議に思い調べてみた。まず日本の競馬は、イギリスの競馬をモデルにつくりあげられてきたという。
クラシックレースと呼ばれるものは、3歳牡馬・牝馬が出場できる皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞がある。それに加えて3歳牝馬限定の桜花賞、優駿牝馬(オークス)の合計5レースをいう。3歳牝馬限定のG1レースの秋華賞は秋華賞に該当するレースが本家の英国にないのでクラシックレースから外されている。
日本ダービーは創設が1932年(昭和7)で、最も古い歴史をもつクラシックレースなのである。今回の1番人気はディープインパクトの子のキズナ、さらにその子(インパクトの三代目)の15番枠「ジャスティンミラノ」だった。結果は9番人気の5番枠「ダノンデサイル」だった。大番狂わせといっていい。
ダービー翌日の高尾紳路九段のブログに驚いた。「当日、競馬新聞を見て悩んでいたら映画碁盤斬り脚本家、加藤正人さんと競馬場にいたので閃いた!碁盤斬りが公開中なので「5番」がくる!あとは囲碁だから「15番」。オッズも見ずに買いました。最後の直線、横山典弘ジョッキーに導かれインから鮮やかに5番の馬が抜けだした時には大興奮。15番の馬も2着に入り、久しぶりに大勝しました。これも、映画碁盤斬りのお陰です。3回見た、ご褒美でしょうか?」