玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

ぬかるむ道路と善意の人

2012年04月28日 | ねったぼのつぶやき

 私達にとって生活道路である玉川上水路は、広く市民にも愛され散策する人々が絶えない。自然保護のせいか土の道で、雨の後の多少のぬかるみは已むなしと見なしてきた。所が最近事情が変わって来た。只でも通学生が多いところへ、新たな私立小・中学校の増設があったり、健康志向ブームで通行量が格段に増えキャパシテイを超えてしまったのだ。別種の苦情に市は応えている気配はあるが、肝腎のぬかるみ対策が取られないのは、管理者の都を介さなければならぬ事情のせいだろうか。

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  そこで個人が動き出したようで道路の断続的な補修が始まった。アチコチ掘り返されたり、削られたり、ブロックの破片やかき集められ小石が埋め込まれたり、ばら撒かれたりしてイジルたびのぬかるみと凹凸迄加わって、更なる惨状を呈するに至っている。近隣の人達は異口同音にこの惨状を嘆き困り切っている。そして言う。「そうなんですよ。一人のオジサンが早朝道を掘り返しては石を埋めているんですよ。少々ぬかるんでも、程なく回復するから止め下さいといっても、イヤそうじゃないと頑張ってぬかるみを増幅させてるんですよ」と。当人は善意で補修している気なのだろう。黙っていられない私としても苦言を呈したい所だが、家人曰く一切口出しをしない方がいいと。

  それでも駅への至近距離の為、私を含め多くの人は足元に細心の注意を払いつつ通行している。通行人の靴を泥だらけにして土は更に削り取られ、通り抜けた先の先のアスファルトの道路迄汚す。この先梅雨時になったら一体どうなる?。そこを通学路と指定して増設された私立小学校は、児童に長靴をはかせている。豊かな学校のようで小~高校迄揃え、絶えず校内外の工事をやっているのだが通学路の舗装は叶わないようだ。それも又何らか別の事情(ひょっとして裏?)があるのかも知れない。腹立つ一方で、サテどうなることやら観察してみようとも思う。

 

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*更新をしばらく休止

2012年04月23日 | 捨て猫の独り言

 十日ほど前から視力低下の異変を感じていた。片方の悪い目でなく、頼みの綱の良い方の目である。両方とも白内障の手術を終えている。異変というのは良い方の目がなにを見てもぼんやりとしか見えず、これまでのクリヤーな視界ではないのである。ようやく本日の午前中に近くの眼科医院で診察を受けた。原因は判明したが当院では治療ができないという。そこで武蔵野日赤病院宛の「診療情報提供書在中」のスタンプが押された封書を受け取った。

 私は武蔵野日赤で白内障の手術を受けている。その際のレンズが何らかの事情で正常からずれた位置になってしまっているとの診断だ。さっそく電話すると予約はスムーズにできた。よくあることなのかめんどうなことになるのかまだ私は知り得ていない。目の疲れはなかなかうっとおしいものがある。小さい字の読書やパソコン画面は目には大きな負担がかかる。健康は失ってみないと気付かない。うまくできているものだ。さてさてこれを口実に私のブログ更新はしばらく休止することに決めた。どうぞお許しください。

 そうそう先週の津田塾大学の公開講座に参加しました。講師はアイパッドを持ち込み、いくつか問題を出し、学生はメールかツイッターで回答や質問、意見、注文を返信する。そのやりとりが階段教室の大きなスクリーンに写し出され講師がコメントを挟んでいく。なんとも私には初めての光景だった。ただこの返信がこの会場にいる誰のものか知ることがないということに違和感が残る。ちなみに第1問は「学力の計り方で、一番確実で客観的な計り方はどれでしょう。①面接②論文③マーク式テスト④くじ引き」というものだった。

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桜のトンネルで独り言

2012年04月20日 | ねったぼのつぶやき

 中央公園グランド外周のトンネルをなしていた桜の花はスッカリ散りしだいた。それは私鉄駅の真裏にあり、規模と交通の至便さによって「〇〇中央公園」と命名されているのだが、地理的に言えば市の西寄りに位置している。私達が引っ越してきた35年前は都の桑畑だったが、程なく公園として造成された。来年ここの体育館が、国体のバレーボールの会場になるようで、グランドの整備は勿論、屋外の3ケ所に建てられているトイレやベンチ、案内板等この所改修工事がひっきりなしに行われている。

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  この公園の用途は広い。早朝はシニア層がラジオ体操をし、林の間には白線などの印があるからボール遊びに興じているのだろう。駅至近で格好の自転車通勤・通学者の駐輪場にもなっている。津田塾女子大生達はこの公園を通学路として横切る。6面のテニスコートは終日賑わっている。小規模ながらアスレチックを楽しめる児童公園もあり、保育・幼稚園の子供らが小集団をなして来る。災害時の避難先でもあり、秋のシーズンになると親子の引き渡しをやっている。冬以外は小学生やシニアのスケッチ大会もよく行われている。放課後や週末は子供達のクラブ活動や諸大会が行われ、応援共々賑わう。

 体育館の前庭には、噴水付きの池があって樹木を背にしたベンチから公園が一望できる。真夏になると、流れる水辺は幼稚園児に届かない年端の子らの水遊場と化し、木陰で母親たちは我が子を見守りながらお喋りを楽しむ。秋にはイチョウ並木の黄葉が見事な上、銀杏の実をもたらし私自身もその恩恵に浴している。ベンチや築山の彼方から三味線やギターの音が聞かれ聞き入ってしまうこともある。施設のお年寄り達とここまでの散歩は、毎日の日課になっているのだが、桜の花を仰ぎ見ながら「来年も来れるといいね」と例年いつも一人ごちている。(秋の武蔵野美大の屋外展)

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*公開講座

2012年04月16日 | 捨て猫の独り言

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 今年は4月中旬になっても東京地方の桜は散り終えていない。庭のフキの小さな若葉がしだいに大きくなりあたり一面に広がり始め、みるみるうちにむき出しになっていた土を覆い隠していった。ヤマブキが濃い黄色の花を垂れ下げて強烈に自己主張している。いつの間にかハナミズキが空に向かってぽつぽつと淡いピンクの花をつけ始めた。柿の木の枝先も芽吹き始めた。あらゆる木が芽吹き始めた。今やまさに緑道の冬枯れの風景が、短期間のうちに青葉のトンネルに変わる目まぐるしい時期である。

 市報で津田塾大学の公開講座の案内を見た。前期は4月から7月の毎木曜日の午後で後期もある。まず木曜のそのつど正門守衛所にて申し込みを受け付けるというのが気に入った。気楽に参加できる。講座名は「総合2012 常識?真実か、幻想か」となっている。第1回はオリエンテーションである。そこで講座名にある総合があの総合であることを知った。2000年ぐらいから日本の小学、中学、高校に導入された総合学習の時間のことだった。これが基礎学力の低下を招いていると、批判され衰退しつつあると聞いている。私見だが総合の授業は大学生ぐらいの年代ならば実りが期待できる。津田塾大学にはその総合という教科が存続していた。

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 これは津田塾大生が取得する選択科目の一つである。そこに一般の私達が自由に参加させてもらうのである。企画運営はすべて自発的に名乗りをあげた学生スタッフのミーティングで決定され、担当教員は提出されたレポートの成績評価をするだけだ。今年度のテーマが「常識」になった経緯は、他の津田の講義では聴けないような常識を覆されるような話を聴きたいというスタッフの一言から始まったという。常識について考え直すための問いを立て、それらの問いに基づいてそれぞれのスタッフが講師依頼を行う。前期13回 のうち7回分の7人の講師は決まったが残り6人は未定だという。

 毎週違った講師の話が聞けるわけだ。それにしてもテーマを設定し講師を捜し依頼の交渉をするスタッフの苦労も並大抵ではなかろう。たとえば次回は日大理学部教授の小笠原善康氏でタイトルは「知っていることは学力か」、第7回は作家の雨宮処凛氏で「貧困の現実」とある。常識とは当たり前のことであるが、人は当たり前のことを当たり前に行うことが意外に難しい。そういえば今日は意外な場面に出会った。MLBの試合のテレビ放送を見ていたら、両チームの選手の背番号がすべて42なのである。1947年4月15日はジャッキー・ロビンソンという黒人選手が大リーグの試合に出場して人種の壁を崩した日である。それから50年後に大リーグはロビンソンの背番号42を全球団の永久欠番と決めた。(写真は4月15日の狭山湖畔)

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春の年中行事と菜の花

2012年04月13日 | ねったぼのつぶやき

 急に暖かくなって桜の花芽もアッという間に膨らみ一夜にして満開となった。冬ごもり中であった庭の木々も一斉に芽吹き、赤めがき等は煩い程に繁茂しはじめた。早めに剪定しないとゴミとして出す際かさが増してしまう。朝食をしながらガラス超しにそれが臨まれ、「今日やっつけちまえ!」と相なった。私の庭仕事はいつもこんな風に始まる。

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  日焼け止めクリームをつける。ペットボトルに水を入れる。着替えた作業衣にラジオを入れる。タオル、帽子、ゴム手、軍手を纏い完全武装する。庭に出て脚立、剪定バサミを出してイザ始めん。隣家の雨戸は未だ閉まっている。チラホラと駅に向かう人々が通り始める。早朝のラジオは未だ騒々しい音はたてない。チョキッ・パキッ・バキンの音も心地よい。太陽が南に回り始める頃になると、木々はスマートになり、落された枝は所構わず散乱している。私の仕事はそこで終わる。後は片付け人の登場となる。

  夕刻になって今年入園した近所の子供達と、アッという間に花開いた庭の片隅の菜の花を摘む。「これは野菜だけど、花も食べられるの。ママが喜ぶよ」と教えると夢中になって摘む。摘み方を教えたのだが、そのまま根から引っこ抜けたり。隣りの列の春菊を指してこれも野菜でしょうと聞く。それはまた明日ねと返事する。我家の夕食も「菜の葉のお浸し」を加えたが、彼等も「これは僕が採ったの!」と得意の面持ちで食べた事だろう。

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*定時運行

2012年04月10日 | 捨て猫の独り言

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 アメリカでも桜祭りが毎年開催されている。1912年東京市長から3000本の桜が贈られ首都ワシントンにあるポトマック公園に植えられた。アドレナリン結晶化で有名な日本人化学者(高峰譲吉)がその資金を支えた。3月20日から4月27日まで開催される今年の「全米桜祭り」では様々な100周年記念行事が予定されているという。日本各地で桜の開花の知らせが届いている。気温が急上昇した昨日に前々から予定していた小旅行に出かけた。

 出かけるに際していつものようにヤフーの路線情報で時間を調べた。しかし胸騒ぎを覚えて15分早めに玄関を出た。先月末につぎのような記事を見ていたせいである。それはJR運行遅れ相次ぐ、乗客の体調不良が原因、大半が緊急性低く、小田急でも続出、貧血や腹痛、二日酔いなどが主な理由として挙がるという記事である。運悪くこの日私が乗った電車が遅延に巻き込まれた。中野駅で急病人が出て救護のため遅れるというアナウンスである。東京駅で東海道線に乗り遅れると、さらにその先の御殿場線は一時間に一本の割合のダイヤだから集合時刻に間に合わなくなる恐れがある。

 急病ならばしかたないという寛大な気持ちになれない。やきもきさせられたが東京駅までは10分の遅延で済み、なんとか予定の列車に飛び乗った。早めに出たおかげで事なきを得たのである。この日はどういうわけか帰りにも遅延に巻き込まれた。国立駅で人身事故が発生し中央線(快速)は運転を見合わせているという。中央線と平行して走るもう一つの路線がある。各駅停車の総武線である。アナウンスは東京駅からは山手線で秋葉原に出て総武線の各駅停車に乗り換えて終点の三鷹まで行くことを促していた。

 三鷹に着いた時には中央線(快速)も動き始めていて、すし詰め状態の列車に乗り換えてやっと国分寺に到着した。哀しいことだが鉄道の人身事故や住宅火災による焼死のニュースに私たちはあまりにも慣らされてしまっている。この日はそれで終わりではなかった。国分寺駅でやれやれと西武線の電車に腰かけたとたんに踏切で人身事故発生のアナウンスである。40分以上も待機して電車はやっと動いた。帰りに要した時間は合計90分も多くかかったことになる。翌日の新聞の地方版を見ると昨日私が経験した、どのことについても全く取り上げられていないのでした。(写真は山北駅にて)

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*カメラ片手に

2012年04月02日 | 玉川上水の四季

 花粉アレルギーのせいか何だか体が重い気がします。それでも玉川上水の散歩に出かけました。どこに行けばどんな草花に出会えるか鈴木教室で学習していますからその復習のような散歩です。新しく覚えた4種類です。

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キブシ(木五倍子)

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ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)

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モミジイチゴ(紅葉苺)

 

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ノゲシ(野芥子)

 

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 梅林を持つ農家では梅の木が切り倒されて一部が宅地に変わっていきます。(上水本町にて)

 

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