忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

夏風邪かな?

2013-08-29 | 日々の業

朝夕随分涼しくなってきました。でも日中はまだ暑いですが時折秋の気配を感じます。

ここ1週間ほどの間、以前欠けた歯の横がまた欠けて急いで歯医者さんへ行った。「先生もう抜いたほうがいいのと違いますか?」と聞くと「いや まだ抜かないほうがいいです。つめましょう。型をとりますから・・・」と言われた。

そして唇の辺がひりひりすると思ったら、腫れている。食べるとしみるし痛い。

耳が詰まっている感じでほじくっていないのに綿棒を入れるとジクッとしている。

目の辺りが時々ピクピクと痙攣する。

心臓も動きが鈍っている感じでふ~ふ~  

いったいこれは何なのだろう?いっぺんにやってくると少々しんどい。体もだるいし・・・夏風邪かな?

血圧測ってみたが正常値だった。

季節の変わり目にはたいてい調子がよくなくて困ってしまう。    


「大往生」の本から

2013-08-20 | 生き方を学ぶ

病院の付き添い時に近くのブックオフで数冊の本を105円で買った。その中の1冊に「大往生」というのがあった。10年以上前に図書館で著者の永 六輔さんの老人力?とかいう本を読み大笑いしたことを思い出したので今度も面白いだろうとの思いからだった。もう約20年ほど前に書かれたものだが、結構面白く考えさせられる箇所も沢山あった。

表紙の前の裏書に(人は必ず死ぬ。死なないわけには行かない。それなら、人間らしい死を迎えるために、深刻ぶらずに、もっと気楽に「老い」「病い」、そして「死」を語り合おう。本書は、全国津々浦々を旅する中で聞いた、心にしみる庶民の本音や寸言をちりばめつつ、自在に書き綴られた人生の知恵。死への確かなまなざしが、生の尊さを照らし出す。)と書かれている。

最初の部分に病院関係者が作った川柳が載っていた。

「死ぬ人がいなくなりそな健康誌」

「経営の名医が欲しい大病院」

「クラス会無料の医療相談日」

「人生は紙おむつから紙おむつ」など沢山。

確かこの本とても沢山の人たちに読まれたということだったらしいが、今、読んでも為になる。それだけ自分がこの本を身近に感じる年齢になったからだろう。

「往生」という言葉は昔、 師から「往って還ってくることですよ」と教えてもらったことがあったが、死は生と裏表。 あちらに往ってまたこの世に還ってくるってこと。・・・・スマナサーラ長老の本にも還ってきても往く前の自分という意識はまったくなくなっているということだと書かれていた。とにかく死ぬまで明るく生きていこう


平和記念式典での言葉より

2013-08-07 | 世の中のこと

昨日は広島に原爆が投下されてから68年目となり、毎年の平和記念式典をテレビで見た。そしていつものようにその場に参加した気持ちで8時15分には黙祷をささげた。

この1年間に亡くなった人や新たに死亡が確認された人、5859人の名前が書き加えられ28万6818人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められたと伝えた。


このあとの平和宣言の中で、広島市の松井市長が「罪もない多くの市民の命を奪い、一生にわたり心身を痛め続ける核兵器は、非人道性の極みであり、絶対悪だ」「世界の為政者の皆さん、いつまで疑心暗鬼に陥っているのですか。核兵器の威嚇によって国の安全を守り続けることができるのですか。広島を訪れ、被爆者の思いに接し、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか」と訴えかけられた言葉がとても心に残った。

また、最近読んだ「ぼくは満員電車で原爆を浴びた」の本に書かれていたことを思い出していた。その本の帯に小出裕章氏は「二度と原爆など使ってはいけません。どんなつらい記憶でも、知らないよりは知ったほうがいいと思います。本書は読むのも苦しい内容ですが、きっと未来のための知恵を与えてくれるでしょう。」と書かれている。

十数年前に新婦人の人たちと訪れた広島での平和記念式典や会議のことも忘れることはできない。夏の旅行もいいが、できれば一生に一度それも早い時期にこの地を誰もが訪ねてみて欲しいと思っている。