録画していた「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」を見た。
知の巨人と言われる世界の経済学者たちの話など知らないことばかりだったが、これまで自分が感じていたことの元を知ることができたようで、まさに「木を見て森をみない」とはこのことだったのかと思ったりした。
特に「GAFA」などという言葉も初めてきいた。
「私たちは今どんな世界を生きているのか」というナレーションの言葉が流れる。
人間の欲望を握ったGAFA(がーふぁ)
以下 画面で語られた言葉を抜粋、 抜書きしてみた。
私たちをつなぎとめる4つの営利企業の時価総額は合計するとドイツのGDPをも越えてしまった。彼らがあまりに強大になったことは今の経済の深い病を意味する。
ヨーロッパでも日本でもアメリカでももはや人間性は賛美されません。
GAFAのために働かされているのです。
Gはグーグル Aはアップル Fはフェイスブック Aはアマゾン
グーグルは「神」であり私たちは「検索」という名の祈りをしている。
私たちはグーグルのことをどんな司祭、学者、メンターより信じている。
フェイスブックは「愛」 子供に栄養だけでなく社会的「つながり」も与えなくてはいけない。栄養は足りているがつながりをもてない子はうまく生きられない。フェイスブックはつながりと愛を約束します。
アマゾンは「消費」の殿堂。アマゾンがあなたの取引のすべてのデータを集め続けたら市場の全てか少なくともある分野ではアマゾンが独占するでしょう。
アップルは異性をひきつけるために自分を魅力的にみせる必要がある。パートナーの選択肢をひろげたいなら才能があることを示すためにアイフォンを持てばいい。
神、愛、消費、セックスだ。私はこれらの企業は人々の本能に踏み込んでいると思う。
「人々の欲望を握った」GAFA
強大企業 その手のひらの上で踊る私たち。
Eメールやネットニュースを見るといった我々がネットで行っている行為はすべて「労働」でありこれがデータと付加価値を生み出すのです。そうして生み出された付加価値によって何十億という金がカリフォルニアの口座に支払われているのです。
これまでもネットの動画やその他での閲覧が大幅に増え、投稿した人に高額が支払われたなどというニュースを聞いたことがあったが、その元がここにあったのかぁ・・・・・・・・・
世の中の仕組みがガラッと変わっていたことをあらためて思い知らされたが、なにせ、ここまで生きてきた私としては何と心のどこかで必死で抵抗していそうな自分が見えたような?見えないような
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今朝の新聞の片隅にGAFAの記事をみつけた。