大津歴史博物館へ「戦争と平和展」を見に1週間ほど前に行ってきました。昨年も孫達を連れて行ったのですが、今年は小学生向けに説明とお話もしていただけるということで再び行ってきました。
大津が軍隊の都市としての顔を持ち、市内各地に軍の関係施設があり、比叡山上にまで特攻基地が作られていたということを知り驚きました。幼い子供たちが描いた絵日記はもんぺと防空ずきんをかぶってきれいに描かれていましたが、説明によると戦時中はこのような綺麗な柄の服もなく子供たちが絵の中で空想して描いたものだと話されました。
又、軍需生産に必要な原材料が不足し、金属製品が政府により強制的に買い上げられていき、それはお寺の梵鐘、商店街のアーケード、民家の金属雨樋、鍋釜、食器、制服の金ボタンにまで及んだそうです。実際に当時の代用品として使われた食器や陶器のアイロン、ボタン、レコードの針、戸車など他にも多数展示され、実際に触らせてもらって当時の人たちが国家総動員法よって否応無く戦争に組み込まれていった様子がわかりました。
大津歴史博物館はすぐ横には三井寺があり、市役所もあって博物館からは琵琶湖が望めとても綺麗なところです。
写真の本は歴史博物館で買ったものですがとても詳しく写真入りで勉強になりました。