12年前の年末に書いたものを読み返した。大腸がん手術後10カ月を経て年末に作ったお節。まだ70代に入っていない私がいた。棒鱈もそれなりに作っていたのやなぁ・・・
今年は階段を上がるのもしんどくなり、とにかく黒豆とたたきごぼうは作った。
あとは娘に頼んで作ってもらうことにした。
1日から近くのスーパーも開いているらしい。2011年もいよいよあと1日になってきた。おせち料理はどうする?
今年は病後ということもあって作らないでおこうか・・・とも思ったがやはり孫たちが好きな黒豆とたたきごぼうそして出し巻きはつくろうと材料を準備した。それに棒だらは少しだけれど炊いて亡父に見てもらいたい。
ということで作りだしたが、なんと今回は意外と速くできそうだ。何故か?
保温鍋が大活躍してくれ、つけ棒だらも前日から水につけておき、保温鍋に入れて沸騰してから保温しておくと翌日にはもう柔らかくなっていた。 味をつけてもう一度保温鍋に。
黒豆も一晩水につけ棒だらの合間をぬって保温鍋で炊いてみたらこれもとても柔らかくなっていた。弱火で煮なければ皮がはじけると書いてあったので、普通の鍋でことこと念のために20分ほど煮た。
今年は亡父のレシピ通りに砂糖と水、塩を煮て冷ましてから柔らかくなった黒豆をつけることにした。豆にしわがいかないようにたっぷりの砂糖水につけ浮いてこないようにアルミ箔をのせてみた。
明日 豆にたっぷり味がしみ込んでいますように・・・
今年は人生で初めて1ケ月余りも入院し1回目の手術から4日後に又再手術という最悪の事態に遭遇した。その時はもうこれで終わりかな・・・という不安に襲われたが、こうして台所に立ち まがりなりにもお節料理の一部を作ることができ本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
栗きんとんとごまめ、蒲鉾は出来合いのもの。
庭の南天、水仙、笹の組み合わせ 松と葉ボタンは夫々200円